Mr.コンティのRising JAPAN

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Celtic アウェーに向けて その2

2007-02-26 | EURO Football
この試合、ホームでありながら“守備的な布陣を敷いた”とされるストラカン監督は多くの人が Celtic に賭けてはいないだろうと熟知していただろう。その守備的と言うのは恐らく Gravesen をスタメンで起用出来なかった事だろう。 AC Milan のアンチェロッティ監督は昨シーズン PSV Eindhoven の一員として AC Milan と対戦したJ Vennegoor of Hesselink を最も警戒していた。そして Hesselink は抑えることが出来た様だ。また試合前の AC Milan の WEB サイトのチャットに参加した監督は中村についても言及していた。“彼は才能のある選手だ。例えまだレギュラーの座を獲得していなくても…” ( 立派なレギュラーなんだけど。 Reggina 時代とは違うんだけど) とコメントしていたが、両者のイタリア紙の試合後の評価は低かった。まぁ中村の採点は最後のFKを大きく外したことによるものだろうけど。
Celtic はChampions League 戦でのアウェー戦はここ12試合で勝ち星が無い。そして次のアウェーゲームは AC Milan が相手だ。もちろん過去の歴史は何も影響を及ぼさない、試合のミスを犯すか、鼓舞をさせるかによって勝敗は分かれる。と地元紙には書かれている。
ここ最近のアウェーでの“好成績”は 2004-05 シーズンNou Campでの Barcelona 戦での1-1 の引分け。 この試合のバルサにはRonaldinho そいて Samuel Eto’o らがいた。そして勿論この時の Celtic はストラカンのチームではない。 またこのシーズンに AC Milan との対戦があり、サンシーロの試合では Stanislav Varga のヘッドで先制したもののロスタイムにFilippo Inzaghi そして Andrea Pirlo の連続ゴールを喫して敗れている。
Celtic の Champions League の歴史を知るのは35歳北アイルランド人MFの Neil Lennon 。2000年12月に Leicester から580万ポンド( 約11億8千万円 ) で移籍して以来56試合の応手カップ戦に出場しているが、常に早すぎる敗退に満足することはなかった。
35歳の Lenonn は残り約10分で Gravesen と交替したが、2nd Leg では Gravesen の復調がかぎとなる。そうなると Lenonn の次の出番もどうだろう? O’Dea, E Sano の出来が良かった事も考えれば Lenonn のベンチスタートは免れまいか?
しかし、 “私は AC Milan を破って次のステージに進出できると考えているだろうか?もちろんだとも。なぜ我々がそんなことを考えられるって思っちゃいけないんだ?相手にアウェーゴールを許さなかったって事は本当に重要なことだったんだ。今我々は常に次に進むチャンスがあると思いながらミラノへ渡れるのだ…”とベテランはチームを鼓舞する。Lennon は恐らく前任者 O’Neill 時代の 2003 UEFA Cup Finalist の最後の生き残りであろう。
そして AC Milan 戦のノルウェー人の Teri Hauge 主審は 2003 年の UEFA CUP の準々決勝の Liverpool との Celtic Park での 1st Leg でも笛を吹いており、1-1 で引分け Anfield での リターンマッチで 2-1で勝利を収めている。サポーターとしてはそういうゲンを担ぎたいのかもしれない。
一方の AC Milan 、Champions League 100試合出場を果たしたPaolo Maldiniは3年前もCeltic Park で 0-0と引分けた。
“我々は次の試合に自信を持っている。1st Leg はタフな試合だった。しかし、我々は引分けに値する試合を行った。ホームではもっとチャンスを作れるだろう。Celtic のストライカー達にゴールキーパーを脅かすチャンスを多くは作らせなかった。”と自信のコメント。
Carlo Ancelotti Milan 監督は7度目の欧州制覇に自信を持っている様だ。“ Celtic はゴールを出来るだろうが我々は2点以上は挙げられる。我々は Celtic のやりたいプレーをさせなかった。彼らはFKとCK以外は我々を脅かせなかった。” やはり中村は武器になるか?
Celtic の望みはアウェーゴールを許さなかった事だ。再来週のミラノでの試合は0-0で試合が進み終了間際に中村俊輔のFKがゴールに突き刺されば我々にとってはこれ以上に無いシナリオだけど。
これから3月7日に向けて Celtic は3月3日にホームでダンファームリン戦があるだけで、国内リーグ戦も完全な独走状態。しかし、 AC Milan はサンプドリア(アウェー)パレルモ(ホーム)キエーボ(アウェー)と3試合が続き順位争いと言うよりも Champions League 出場順位争いが熾烈だ。過去の歴史や審判のめぐり合わせよりもこちらの方が試合に影響するのではないか?
1990年イタリアワールドカップが終わったころ WOW WOW がセリエAの中継を始めた、ミランダービーや後に KAZU がジェノアに入団しセリエAを大いに楽しんだが Champions League で日本人選手が AC Milan と戦える日が来るだろうか?と考えたときもあった。今それが現実となっている。
春休みを利用して卒業旅行等に欧州に来ている学生さん達の中でサッカー観戦の為にミラノに行く人も多いだろう。本当に幸せな時代になったと思う。そして本当に羨ましいとも思う….


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