Mr.コンティのRising JAPAN

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母国イングランド、40年振りの快挙なるか?

2006-05-31 | FIFA World Cup
サッカーの母国 England 。しかし20世紀に入りワールドカップ、欧州選手権が開催されてからの彼らの栄光は 1966年、地元で開催されたワールドカップの優勝のみ。ドイツ(西ドイツ時代を入れると)はワールドカップ優勝3回、準優勝4回。欧州選手権、優勝3回、準優勝2回。イタリアはワールドカップ優勝3回、準優勝2回、欧州選手権優勝、準優勝1回ずつ。それらの実績と比較すると England の実績は物足らないと感じるだろう。しかし、今大会は開催国ドイツよりも優勝の可能性はイタリアと並んで高いとみていた。4月29日、チェルシー戦でルーニーが負傷するまで。地元マスコミは連日ルーニーの怪我の回復具合といつワールドカップに登場するかの予想記事で持ちきりだ。 そして代表と Manchester United との間でルーニーの召集、起用を巡る攻防も。England の40年ぶりのタイトルはルーニー抜きでは不可能なのだろうか?
5月26日、 England は Belarus と Madejski Stadium で代表 B マッチを行なった。ベラルーシ代表の中には先のワールドカップ予選のメンバーは含まれておらず目ぼしい選手はかつて Stoke City で 2003-04 シーズン途中までプレーした Sergei Shaunik くらいだった。 Shaunik が Stoke City を離れた理由は家族の問題で、今は離婚が成立したので、またこの地に戻りたいらしい。 Stoke City を離れてから Potteries, Shtaniuk でプレーし2年連続リーグMVPに輝き、今はウクライナの Metalurg Zaporizhya でプレーする。Stoke City 時代の 2001-02 には警告13、一発退場2回を記録し、翌シーズンは改善されたとはいえ警告10、レッドカード1枚を貰った。2002年2月にレッドカードを受けたがそれがこの Madejski Stadium であった。エリクソン監督は兎に角この事を知っていたか試合結果よりどうか怪我人がこれ以上でない事を祈っていたはずだ。しかし、後半、 David James に替わって投入されたその6分後、Robert Green が負傷でピッチを去る。Green はこれで不運にもワールドカップは絶望的に。試合は 1-2 で England が敗れたが、エリクソン監督としては有る程度の収穫はあっただろう。 まずオーウェンは話題のウォルコットと交代するまでの60分間プレー。“代表合宿でギャラガーからタックルを受けても問題なかった”と試合前に自ら語ったが負傷前の様に動けるかはまだテストが必要であろう。 ソル=キャンベルは先日の Champions League 決勝戦で復帰お披露を終えているがリオ=ファーディナントを脅かす出来では無かった。ただこの3人に就いてはまずピッチ上で動けるのを見れたのが収穫だろう。そしてルーニーの代役?とも言える Liverpool 所属のクラウチはオーバーヘッドシュートを魅せるなど器用な所を披露。しかしこの試合で存在を見せたのはまず、Tottenham 所属のマイケル=キャリック。攻守に渡る中盤での動きは本番でも起用の余地ありだ。そして同じく Tottenham 所属の若い Aaron Lennon 対峙する A.Yervich を翻弄し、本大会ではジョーカーとなり得る事を証明。しかし、この影にはもう一人のオーウェン, Owen Hargreaves が慣れない右サイドバックで彼を押し上げる動きを続けられた事によるところが大きい。このオーウェン=ハーグリーブスはカナダ出身のドイツ系選手でイングランドには住んだ事はないらしい。もう一人の若手の注目選手 Theo Walcott は30分プレーしたがベラルーシDFの頑丈なマークに転倒する場面も。彼ももう少しテストが必要だろう。それから Jermain Defoe 。 今季のTottenham での活躍を見ればメンバーに入れてもと言う気も。この試合もクラウチに変わって12分プレーをしたが、もう一度見てほしぃなぁ。 今大会のメンバーには Tottenham のMF陣から3人が選ばれている。もう一人もと思うのだが。 ベラルーシ戦のメンバーは以下の通り。 


     オーウェン ( 60 ウォルコット )   クラウチ ( 78 クラウチ)
 
ダウニング( 78 ドーソン)  キャリック  ジーナス( 60 J.コール)  レノン 
 
A. コール        キャンベル     キャラガー    O.ハーグリーブス

       D.ジェームス( 46 グリーン 53 カーソン )

ベラルーシ (4-1-3-2): Y Zhevnov 5 (sub: V Khomoutovsky, 46min 5) — S Omelyanchuk 4, D Lentsevich 4, S Shtanyuk 5, A Yurevich 5 (sub: A Shahoika, 60 5) — A Kulchy 4 — V Korytko 6, T Kalachev 5 (sub: A Pankavets, 79), M Romashchenko 6 (sub: N Kashevsky , 74) — V Bulyga 4 (sub: S Kornilenko, 46 5), V Kutuzov 5 (sub: A Kontsevoy, 63 4).

  ワールドカップ England 代表

Goalkeepers: Paul Robinson (Tottenham), David James (Manchester City), Robert Green (Norwich City)
Defenders: Gary Neville (Manchester Utd), Rio Ferdinand (Manchester Utd), John Terry (Chelsea), Ashley Cole (Arsenal), Sol Campbell (Arsenal), Jamie Carragher (Liverpool), Wayne Bridge (Chelsea)
Midfielders: David Beckham (Real Madrid/ESP), Michael Carrick (Tottenham), Frank Lampard (Chelsea), Steven Gerrard (Liverpool), Owen Hargreaves (Bayern Munich/GER), Jermaine Jenas (Tottenham), Stewart Downing (Middlesbrough), Joe Cole (Chelsea), Aaron Lennon (Tottenham)
Forwards: Michael Owen (Newcastle), Peter Crouch (Liverpool), Wayne Rooney (Manchester Utd), Theo Walcott (Arsenal).

そして England は30日、ハンガリーと対戦した。


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