Mr.コンティのRising JAPAN

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6月4日Socceroos 戦に向けて 選手たちのコメントから

2013-06-03 | FIFA World Cup
今回は早くに日本入りして調整を行っているオーストラリア代表。これまでのワールドカップ予選での対戦ではいつもオーストラリア側の調整不足があった。それでも日本は勝てなかった。引き分けるのが精一杯だった。 それだけに楽な試合にはならないのは必至だ。

Cahill keeping Roos relaxed

代表出場試合数61。得点数は歴代3位の27ゴール。 そのうち4ゴールが対日本戦だ。 33歳になった今でも対戦相手からは Socceroos で最も危険な選手である事は間違いない。 3大会連続ワールドカップ出場に向けて最後の3連戦に臨む。
“昨夜は多くの若い選手と話した。 Tom Rogic ( Celtic ) と Ivan Franjic ( Brisbane ) らと世間話をした。楽しんだり、抱擁を交わしたり。 自分自身にプレッシャーを掛けることが出来る。それが我々の愛する Football に関することであれば。我々は良い選手達の良いスタッフの揃った大きなグループの一員だ。そしてトレーニングや環境を楽しめるものに出来る。 我々は何も否定的な事に焦点は当てたりはしない。”

さいたまスタジアムの60,000人の観衆の雰囲気に就いて、決して敵対した雰囲気にはならないだろう。それはかつて66,000人集まった横浜スタジアムのワールドカップ予選を経験したからだこそと言及した。その時はCahill の他に Mark Bresciano, , Brett Holman, Josh Kennedy, Lucas Neill, Mark Schwarzer そして Luke Wilkshire がプレーしていた。
“敵対した雰囲気になるかはわからない。なぜなら前に何万人の前でプレーした、そしてそれはファンタスティックなものであった。 私は本当に素晴らしい昔話を経験した。 

また日本代表で最も警戒すべき選手は Manchester United の攻撃手、 Shinji Kagawa であるとも語られている。
“おそらく Shinji Kagawa が日本のナンバーワン選手だろう。彼は特別な選手で、今シーズンは Manchester United に入団したという特別なシーズンを過ごした。そこで彼はいかに特別であったかという事を証明した。 彼は絶対的に最も警戒すべき選手だ。そしてブルガリア戦で数人の Big Name 達のプレーを見れたことは我々にとっては良いことであった。” こう語ったのはかつて清水エスパルスでプレーした Alex Brosque だった。   

また試合で香川と相対する可能性のある James Holland ( Ostrreich Wien ) はユース時代に香川と対戦している。
“香川は明らかに本当に素晴らしい選手だ。 彼がドイツにいた時や彼がユース時代に対戦した時に彼をよく見たけど彼は大変いい選手。 Very very good player だ。”  
この様に語った。

2011年 Asian Cup 決勝。 昨年のワールドカップ予選では Cahill に得点を許していない。 ザッケローニ政権になってからまだ失点を喫していないが、もう同じ相手には…と願うのだけど。
2004年から8シーズンに亘り Premiership の名門 Everton でプレー。その間出場試合数は223試合54ゴール( FAカップ等を含む ) の実績を残したが 2012年のシーズンから移籍金€130万でMLS New York Red Bulls に移籍。 2シーズンで28試合5得点を決めている。 



Kruse and Wilkshire to provide Japan insight

日本で最も警戒すべき選手が本田圭祐であれば Socceroos の最近の中心選手は Luke Wilkshire 。 二人とも Russian Premiership のクラブチーム CSKA Moscow ( 本田 ) と Dynamo Moscow ( Wilkshire ) でプレーする。
全ソビエトリーグ時代からの名門チームに日本と豪州の中心選手が所属するなんて本当に大きく時代が変わったと思わされる。

本田に就いて Wilkshire は“彼は才能のある選手だ。 今年は良いシーズンを過ごしたはずだ。所属チームはリーグ優勝を果たし多くの質の高いプレーを持っている。彼はラストパスを出すことが出来てそれをゴールに結びつけさせられる。 彼は本当に危険な選手だ。 しかし日本には他にも高度な選手が何人もいる。”こう話した。



本田の他には多くの日本人選手がドイツの Die Bundesliga でレギュラー選手としてプレーしている。 オーストラリア代表ではかつて Brisbane Roar に所属した Robbie Kruse が昨シーズン Fortuna Düsseldorf でプレーをした。そして来シーズンは Bayer Leverkusen への移籍が噂されている。 その Kruse はシーズン中は何人もの日本人選手と対戦をした。
Stuttgart のストライカー Shinji Okazaki, 代表の主将である Makoto Hasebe は Wolfsburg そして Schalke のウィングバックAtsuto Uchida . そして6月4日には Stuttgart のウィングバック Gotoku Sakai と相対するかもしれない。

“日本は多くの選手が Bundesliga でプレーしている。そして彼ら若い選手達全ては毎週チームのレギュラー選手として出場している。 日本は素晴らしい選手が次から次に表れてそれが我々を苦境に立たせている。 しかし我々は自分自身を信じているそそいてゲームプラン通りにやれれば結果が付いてくると信じている。” 25歳の Robbie Kruse はこう語った。
Kruse といえば2011年 Asian Cup では準決勝、決勝戦で Kewell に替わって投入されたのが印象的だった。準決勝のウズベキスタン戦では既に 5-0 となった後ではあったがゴールを決めた。
その2か月後の A-League Grand Final では他の選手とは頭が一つも二つも出たパフォーマンスを披露し、奇跡の同点劇を演じ PK 戦を経てチームを Grand Final 王者に導いた。 
昨年6月のワールドカップ予選では後半ロスタイムに投入され故郷に錦を飾る…..とまでは行かなかった。
4日の日本戦には出場機会はあるだろうか? そしてその時は高徳と対戦するのだろうか?




Bresciano believes in Socceroos quality

Schwarzer と並んで ワールドカップ2002予選の生き残りである Mark Bresciano は南アフリカ大会を終えて代表から引退するものと思われていた。 2011年Asian Cup ではメンバー入りしていなかったが、苦戦続きのワールドカップ予選で遂に再招集をされることに。 
“次からの3試合はワールドカップ出場のかかった重要な試合だ。 主要な要素はただ Positive に過ごすことだ。 我々はこれまで決してベストな結果では無かったが、選手達はまだ自信を持っていると思う。 我々はただ前向きに考え試合当日はそれに集中することだ” とこの様に語っているが Bresciano はワールドカップ予選ではここしばらく90分間プレーできていない。
昨年6月の日本戦、9月のヨルダン戦では試合途中に怪我でベンチに下がっている。
そして3月のオマーン戦でも53分に James Holland に替わって投入された24分後にまたも負傷でベンチに下がった。この負傷交替はその後しばらく Socceroos を窮地に陥れた。 
“フィジカルの状態は最高だ。最後にプレーしたのは約1か月前だ。そして3~4試合90分間プレーした。怪我はもうない。この次からの3連戦で良いインパクトを与えられる事を願っている。代表チームは誰もが知る様にいつも良い雰囲気である。そして何人もの良い選手がいる。みなよき仲間であり、常にお互いを良く見つめあっていられる。我々は予選を突破するだけのクオリティーがある。 過去には結果が出なかった試合があった。そして今や大切な試合を迎えている。私は自分のチームがこういう状況でもステップアップ出来るものと思っている。”



Langerak predicts bright future
今でも Socceroos の不動の正GKは Fulhamでプレーする Mark Schwarzer であるが、その後継者も育ちつつある。
かつての香川の同僚で Borussia Dortmund の第2GK Mitchell Langerak だ。 残念ながら UEFA Champions League では出場機会は無かったがおそらく Schwarzer の後継者の筆頭であろう。
“Socceroos の new generation 世代がやって来ている。多くの選手達が欧州のトップクラブでレギュラーとしてプレーしている。それはまさに今、求められている事である。 そしてそれら
の選手が活躍することにより所属リーグ優勝のトロフィー等を掲げている。 Langerak はこう語った。

Langerak は Melbourne Victory 時代に ACL で川崎フロンターレと対戦している。憲剛はそのことを憶えているか?いや Langerak が憲剛を忘れていないだろう。試合後は川島と握手したんだろうなぁ~。



Langerak 同様、Tom Rogic は Central Coast Mariners を1月に離れ入団した Celtic で好印象を得ている。 Tommy Oar と Michael Zullo は Utrecht を UEFA Europa League 出場に導いた。そして James Holland は今シーズン Austria Vienna のリーグ優勝のメンバーに。


Zullo も Langerak の意見に呼応する。
“この3年間の自分自身を振り返れば、人間的にも選手的にも、自分はかなり変わった。 この3年間で本当に成長できた。欧州でプレーすることはタフな事だ。 どれだけ難しいか理解できないだろう。 今シーズンは自分にとって最もチャレンジしたシーズンだった。 今年はほぼ怪我なく過ごせた。そしてハードにトレーニングした。それでも出場試合数は自分が納得できるものではなかった。それはフラストレーションが溜まった。今シーズンは大変成功したチームのメンバーとなれた。 それがレギュラー争いを厳しくした。” Zullo はこの様に語った。そして懸案になっている左サイドバックに就いては。

“そのポジションは空いている。 誰が本当に左サイドバックのレギュラーかは決まっていない。2,3人の候補選手がいるが誰がやっても同等のレベルでこなせるがただレギュラーが決まっていないだけだ。 どの選手がどのゲームで最も適切かは監督が決めることだ。私は自分が貢献できることと希望している。ただその機会を待っている。”
この様に語った。

Michael Zullo は2010年に Brisbane Roar から欧州に渡った。 そして Utrecht FC に移籍が決まった。最初のシーズンは約5か月の在籍ながら6試合の出場を果たしたが翌シーズンは15試合、そして昨シーズンの出場数は13試合に留まった。
一方の21歳の Tommy Oar は Zullo と同様に2010年に入団したが昨シーズンは31試合に出場しレギュラーポジションを獲得した。 Utrecht にはもう一人、24歳のオーストラリア人MF
Adam Sarota という選手がいる。今シーズンは18試合に出場をした。今回の代表メンバーには選ばれていない。



Scottish Premier の Celtic に入団した20歳のTom Rogic は出場試合8試合。先発は3試合のみであった。
Mitchell Langerak はDortmund 3シーズン目であるがこれまで6試合 Bundesliga の試合に出場した。 Roman Weidenfeller からすぐにポジションを奪えるとは思えないが、更なる奮起を期待したい。
James Hollandは昨シーズン34試合に出場。 欧州に渡って5年目と言うよりも Newcastle Jets 時代でも掴めなかったレギュラーの座を初めて掴んだシーズンであった。
こうしてみると欧州の所属先でもレギュラーを張る選手で代表を組めた ワールドカップドイツ大会組にはまだまだ及ばないと比べてしまう。 





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