Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

男子は届かず。さて女子は スピードスケート 500m

2006-02-15 | 冬季五輪
大会4日目最もメダルに近いと思っていたスピードスケート男子500m。 及川の4位が最高で世界記録保持者の加藤は6位。長島は13位。ベテラン清水は18位に終わった。 米国誌Sports Illustrated が予想したとおり今大会は銅メダル2個、いやそれ以下に終わる可能性も出てきた。 Sports Illustrated でさえこの種目で銅メダルをよそうしていたのだ。日本勢だけではない Jerremy = Wootherspoon ( Canada ) も9位に終わった。優勝したアメリカの Joe Cheek は昨年の世界スプリント総合3位。そして韓国のキム=ガンソク が銅メダル。1992年のアルベールビル大会1000m キム=ユンマン(銅) 以来のメダルとなった。しかしアルベールビル大会のキムのメダルは多大なる幸運に恵まれた。当時屋外で行われたこの種目は強風が吹いており、キムの滑走の時のみ無風であった。今回のキム=ガンソクのメダル、韓国では大いに沸いているだろう。何しろ世界記録保持者の日本人に勝ったのだから。80年代終わり頃登場した大型の韓国人スケーター ペ=ギテ を思い出す。黒岩彰の良きライバルであったが、五輪でのメダルは届かなかった。加藤、清水らが何故メダルに手が届かなかったのだろう?思うに最近の日本人選手は 1000m で好成績を収められなくなった。500m, 1000m の両種目の総合ポイントで優勝を争う世界スプリント選手権。かつて黒岩彰が2回優勝している( 1983, 1987 ) 。2001年 Inzell での世界スプリントで清水宏保が総合2位に入って以来、この4年間日本人選手は3位以内に入っていない。 1998年長野五輪では清水は銅メダルを取っている。しかし2000年ソウルでの世界スプリント2日目で清水が1000mで2位に入って以来、同大会のこの種目で3位以内には入っていない。(2005年 Salt Lake City 大会初日の1000m で小林正明が3位に入ったがトリノ五輪には出場していない。)五輪と言う独特の雰囲気の中ではスピードの切れは鈍ることがあるので、スピードの持続性に優れている方が好成績が残せるのではないか?これは陸上競技(コンティはこちらが専門分野なのです。)から引用した理屈だ。100m の選手は 200m を200mの選手は100mか400mをそして800m 選手は 400m 或いは1500m のレースにも参加するがこういう種目を“補強種目”と呼ぶ。スピードスケート にも当てはまりはしないか?そう言う理屈では今夜の女子500m はどうだろう?過去世界スプリントでの総合優勝者はいない。2001年に三宮恵理子が総合2位になった。3位では1989年 Heerenveen 大会での橋本聖子、2003年 Calgary 大会の新屋志保美がそれぞれ入っている。しかし、この大会の種目別 ( 500m ) ではここ2年、大菅小百合 ( 2004年長野初日1位、2日目2位 ) 吉井小百合 ( 2005年 Salt Lake City 初日1位、2日目3位) 岡崎朋美が ( 2005年 初日3位、2日目2位) と好成績を残している。これは男子では見られなかった事だ。ライバル筆頭は中国の王曼麗、オランダの Marianne Timmer そしてドイツの Sabine Völker 。 Canada の 女王 Catrina Lemay Doan の様な絶対的な強さを持った選手がいないので各選手チャンスはあるが、やはり王曼麗が最も強敵だろう。しかし過去短距離では長野五輪の岡崎の銅メダルのみ。マスコミの異様な煽りに選手も我々も飲まれぬように……




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1 コメント

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あついなー (きょういち)
2006-02-17 02:58:18
相変わらずやね、スポーツに暑いヤツ。機会があったらサッカーか、ロッテ戦一緒に行こうよ。もう西武は面白くないし。
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