Mr.コンティのRising JAPAN

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Asian Cup に向けて Socceroos シンガポールキャンプ打ち上げ

2007-07-03 | Asian Cup
6月20日シンガポール合宿に旅立った( Kewell ら一部の選手は翌日出発 )オーストラリア代表は6月30日シンガポールとの親善試合を行い 3-0 で完勝。その試合のメンバー等は下記の通り。

Singapore
Lionel Lewis (gk), Muhammad Ridhuan (Fazrul Nawaz 68'), Aide Iskandar (C) (Baihakki Khaizan 85'), Shi Jia Yi, Indra Sahdan (Ashrin Shariff 80'), Mustafic Fahrudin (Hariss Harun 57'), Daniel Bennett, Shahril Ishak, Noh Rahman (Hadfiz Osman 90'), Khairul Amri (Masrezwan Masturi 76'), Precious Emuejeraye

Australia
Mark Schwarzer (gk), Lucas Neill, Patrick Kisnorbo (Micheal Beauchamp 55'), Jason Culina, Brett Emerton, Luke Wilkshire (Michael Thwaite 87'), Mark Viduka (C) (Nahtan Burns 90'), Vince Grella, Brett Holman (Archie Thompson 69'), Mile Sterjovski (Nick Carle 77'), Marco Bresciano (Harry Kewell 62')

得点者: Mark Viduka 52', 89' Harry Kewell 77'

この日のシンガポール代表のプレーはさほど悪くは無かったらしい。確かにシンガポール入りして10日が経ち高温の中合宿を張り疲れがピークに達して来ているとは言えワールトカップベスト16のオーストラリア相手に前半は無失点で切り抜け時折攻撃に転じては40,000以上集まった観客を沸かせるシーンも。
後半は地力の差が出てワールトクラスを揃えるオーストラリアに3失点を喫したが、ゴールポストを2回叩くチャンスを作るなど両者の実力を考えれば健闘と言えるかもしれない。
出場辞退騒ぎのあったViduka、 昨年のワールトカップ以来の代表出場となった Kewell の得点は Arnold 監督を安心させたと思う。 特に出場時間が30分のみに限られた Kewell はロスタイムに入り Viduka がベンチに下がる際に監督自らキャプテンマークを Kewell に巻くように指示。この日の Kewell のパファーマンスに7月8日のオマーン戦でのスタメン出場の話も出て来たとか。しかしほぼ1年間実戦から遠ざかっていた Kewell の起用には Arnold 監督も慎重だ。その上バンコックの蒸し暑いコンディションを考えれば “スタメンは準々決勝以降”と言う当初の考えに帰結するのか?
しかし監督の新たな悩みはDF陣らしい。特にこの日 Lucas Neil と CB を組んだ Patrick Kinsbo の出来は散々であったらしい。Scott Chipperfield らがディフェンシブプレーヤーとして選出されているが、Stan Lazaridis, Tony Popovic, Danny Tiatto そして Tony Vidmar と相次ぐディフェンシブ選手の代表引退により代表クラスでの守備陣のタレントが不足している。実際のスコアこそ 3-0 であるが、“ 10-4 で終わってもおかしくなかった試合。”とは Arnold 監督のコメント。監督が気にするのはその4失点だ。
そこで Neil と組むCB コンビとしてクローズアップされたのが Kinsbo に替って途中出場した Michael Beauchamp だ。出場時間35分で充分に存在感をアピール出来たとの事。ワールトカップでは出場機会は無かったが、6月初めのウルグアイ戦でプレーした Kinsbo とは“ワールトカップメンバー”の違いを見せられたか?

この試合の翌日、7月1日、シンガポール代表とのゲームに出場しなかった Socceroos のメンバーはシンガポール U-23、Young Lions と70分間の練習試合を行い 0-0 で引き分けた。そのメンバーは下記の通り

Singapore U23
GK : Hassan Sunny , Ismail Yunos (Sevki Sha'ban 70), Isa Halim (Erwan Gunawan 36)(Shaiful Esah 49), Shariff Abdul Samat, Baihakki Khaizan, Hariss Harun (Ridhwan Jamaludin 56), Goh Swee Swee (Fazrul Nawaz 36), Hafiz Osman, Masrezwan Masturi (Tengku Mushadad 36), Ashrin Shariff (Shahril Alias 36), Juma’at Jantan

Australia
GK Bradley Jones (Michael Petkovic 36)- Nathan Burns, Michael Beauchamp, Archie Thompson , Bruce Djite, Mark Bridge, Michael Thwaite, Carl Valeri, Nick Carle, David Carney, Mark Miligan

Adelaide United 所属の19歳 Nathan Burns は代表のシンガポールに“練習生”として参加。試合後 Adelaide に戻った。しかし彼のパファーマンスは Asian Cup 後の Mark Viduka の後継者候補として Arnold 監督を大いに喜ばせた。
日本も2~3人の若い将来有望な選手を帯同させればその選手にとってとても良い経験となるだろうし、それが将来の代表の為になるのではと思うのだけど….
7月4日、オーストラリア代表一行はバンコック入りをする………..