来月12日と16日に各地で開催されるプレーオフを以ってワールドカップの出場国が出揃う事になる。何度も言うが日本は早々と7月に世界のトップを切って出場権を手に入れそのあまりにも早い予選突破の事実に拍子抜けするのと同時に1年も真剣勝負の期間が開いて大丈夫なのかと負の材料しか見当たらない。今年の日本シリーズ、早々と優勝を決めた阪神タイガースと西武、ダイエーとの厳しいプレーオフを戦った末にシリーズに臨んでいる千葉ロッテマリーンズとの戦いを見れば更に不安が募る。
さて、ワールドカップ予選、今大会も強豪と呼ばれる国々が涙を呑んだ。それがワールドカップ予選だといってしまえばそれまでだが、バーレーン、トリニダードドバコ が アイルランドやギリシアに劣るとは思えない。日本も当て嵌まるのかも知れないが。そのアイルランド共和国。ホームでの最終戦、スイス と引分,激戦のGroup 4 を勝ち抜けなかった。この組はイスラエルが頑張り一時はフランスでさえ予選落ちが現実視された。個人的には1982年大会予選より中東勢との政治的な問題から欧州に押し込まれたイスラエルに頑張って欲しかったが、最終戦をホームで戦うアイルランドが落ちるとは思わなかった。予選終了後、ロイ=キーンが代表からの引退を表明した。前回の直前帰国から3年、1994年以来12年ぶりの本大会出場へ闘志を燃やしていただろうが非情な結果となった。 アイルランドは2004年の欧州選手権の地区予選でも最終戦でもスイスに 0-2 でれ、ロシア、スイスの後塵を拝し本大会には進めなかった。ロイ=キーンの負傷、ナイアル=クインの現役引退が響いた。 今ワールドカップ予選ではロイ=キーンも復帰し、2002年大会の登録メンバー10名(ロイ=キーンもむ)を含んだメンバーで予選に臨んだ。攻撃面では2002年大会でも3得点のトットナムのエース ロビー=キーンに期待が寄せられた。だが彼とコンビを組むもう一人の FW ナイアル=クイン の代役が見つからなかったか?前回は デイミアン=ダフ とのツートップもあった(スペイン戦)しかしダフは元々中盤の選手。中盤も前大会の マッカティア、キンセラ が抜けてその穴が埋まらなかったのかもしれない。
アイルランドがその存在を世界に知らしめたのは 1988年西ドイツで開催された欧州選手権の初戦だ。優勝候補で2年前のワールドカップでの得点王 ゲリー=リネカー 擁するEngland をレイ=ホートン のゴールで 1-0 と破った試合だ。ただ England はブッチャーが怪我で参加出来ずにDFラインの不安を露呈していた。この時のアイルランドには グラスゴーセルティック からGK ボナー DF モリス、トットナム からヒュートン、後に代表監督を務めた ミック=マッカーシー ( グラスゴーレンジャーズ ) モラン、マグラー の マンチェスターユニテッドコンビ。そして当時隆盛を誇ったリバプールからウィーラン、レイ=ホートン そしてジョン=オルドリッジ。中盤にはもう1人渋めの(私好みの)ダービーカウンティー所属のステープルトン。ツートップには ニューカッスルの ジョン=アンダートン とカルビン(シェフィールドウェンズデェー)。所属先を見ただけでもわくわくするメンバーだった。監督は極め付け名将ジャッキー=チャールトン。ラグビーでも勝てないイングランドをサッカーで破ったのだからこの試合を持ち出すと今でもアイリッシュたちの気勢は上がる。本大会ではオランダ、ソ連に次いで1次リーグで終わったが、2年後のワールドカップイタリア大会ではベスト8、6年後のアメリカ大会ではベスト16。この大会の中盤の底にはロイ=キーンがいた。長身のカスカリーノの怪我が無ければ1次リーグの順位も異なりもっと上に行けたかも?また例えオランダ(決勝トーナメントの1回戦で 0-2 で敗れた)が相手でも結果は違ったかもしれない。この予選を終わって大幅な若返りを強いられるであろうアイルランドだが、またいつか2002年大会の様にさわやかな旋風を巻き起こしてくれるに違いない。
さて、ワールドカップ予選、今大会も強豪と呼ばれる国々が涙を呑んだ。それがワールドカップ予選だといってしまえばそれまでだが、バーレーン、トリニダードドバコ が アイルランドやギリシアに劣るとは思えない。日本も当て嵌まるのかも知れないが。そのアイルランド共和国。ホームでの最終戦、スイス と引分,激戦のGroup 4 を勝ち抜けなかった。この組はイスラエルが頑張り一時はフランスでさえ予選落ちが現実視された。個人的には1982年大会予選より中東勢との政治的な問題から欧州に押し込まれたイスラエルに頑張って欲しかったが、最終戦をホームで戦うアイルランドが落ちるとは思わなかった。予選終了後、ロイ=キーンが代表からの引退を表明した。前回の直前帰国から3年、1994年以来12年ぶりの本大会出場へ闘志を燃やしていただろうが非情な結果となった。 アイルランドは2004年の欧州選手権の地区予選でも最終戦でもスイスに 0-2 でれ、ロシア、スイスの後塵を拝し本大会には進めなかった。ロイ=キーンの負傷、ナイアル=クインの現役引退が響いた。 今ワールドカップ予選ではロイ=キーンも復帰し、2002年大会の登録メンバー10名(ロイ=キーンもむ)を含んだメンバーで予選に臨んだ。攻撃面では2002年大会でも3得点のトットナムのエース ロビー=キーンに期待が寄せられた。だが彼とコンビを組むもう一人の FW ナイアル=クイン の代役が見つからなかったか?前回は デイミアン=ダフ とのツートップもあった(スペイン戦)しかしダフは元々中盤の選手。中盤も前大会の マッカティア、キンセラ が抜けてその穴が埋まらなかったのかもしれない。
アイルランドがその存在を世界に知らしめたのは 1988年西ドイツで開催された欧州選手権の初戦だ。優勝候補で2年前のワールドカップでの得点王 ゲリー=リネカー 擁するEngland をレイ=ホートン のゴールで 1-0 と破った試合だ。ただ England はブッチャーが怪我で参加出来ずにDFラインの不安を露呈していた。この時のアイルランドには グラスゴーセルティック からGK ボナー DF モリス、トットナム からヒュートン、後に代表監督を務めた ミック=マッカーシー ( グラスゴーレンジャーズ ) モラン、マグラー の マンチェスターユニテッドコンビ。そして当時隆盛を誇ったリバプールからウィーラン、レイ=ホートン そしてジョン=オルドリッジ。中盤にはもう1人渋めの(私好みの)ダービーカウンティー所属のステープルトン。ツートップには ニューカッスルの ジョン=アンダートン とカルビン(シェフィールドウェンズデェー)。所属先を見ただけでもわくわくするメンバーだった。監督は極め付け名将ジャッキー=チャールトン。ラグビーでも勝てないイングランドをサッカーで破ったのだからこの試合を持ち出すと今でもアイリッシュたちの気勢は上がる。本大会ではオランダ、ソ連に次いで1次リーグで終わったが、2年後のワールドカップイタリア大会ではベスト8、6年後のアメリカ大会ではベスト16。この大会の中盤の底にはロイ=キーンがいた。長身のカスカリーノの怪我が無ければ1次リーグの順位も異なりもっと上に行けたかも?また例えオランダ(決勝トーナメントの1回戦で 0-2 で敗れた)が相手でも結果は違ったかもしれない。この予選を終わって大幅な若返りを強いられるであろうアイルランドだが、またいつか2002年大会の様にさわやかな旋風を巻き起こしてくれるに違いない。