Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

10.8 ウズベキスタン対バーレーン 仕切り直しの行方は?

2005-10-06 | FIFA World Cup
今週末はワールドカップの予選が世界各地で開催される。そして来週の水曜日12日には大方の地域で各大陸代表が決まる。私の注目はタシュケントで行われるアジア地区第5位決定戦、先月物議を醸した再試合、ウズベキスタン 対 バーレーンの一戦だ。主審の誤審から FIFA の裁定で再試合となったが、どうもこの裁定は バーレーン にやや追い風が吹いて来た様だ。昨年中国で開催されたアジア杯で得点王にもなった バーレーン の エースストライカー アラー=フバイル が8日の試合に復帰する見通しがついた様だ。9月28日に行われた所属先のカタール Al Garafaは国内のリーグ戦で Al Ahadi に 1-1で引分けたが、その試合に膝の怪我以来8ヶ月振りに アラー=フバイル が出場を果たした。本人のコメントではまだ8割の仕上がりらしいが、少なくともホームで行う12日の試合には間に合いそうだ。この試合には DFの モハメド=フセイン が内臓疾患で外れる以外は日本戦にも出場した フセイン=アリ,モハメド=フバイル ( アラー=フバイルの実兄) そして自殺点を献上してくれた サルミーン らも健在だ。ただ隣国カタールリーグに所属する10選手のコンディション調整が少し心配だ。
一方のホームのウズベキスタン。今回のメンバーには重鎮カシモフを始め、ディナモ=キエフ 所属のエース シャツキフ, らが合流。そして9月の試合で警告をもらい本来次戦は出場停止であった ドルペド=モスクワ 所属の ゲインリク が出場出来る。メンバー 22 名のうちロシア,ウクライナ で プレー する選手が8名、地元の老舗チーム パフタコール から9名が選出されている。 だが ロシアリーグ ロストフに所属する最も代表キャップの多い DF シルショフ はこの8日の試合には間に合わず12日のマナマでの試合からの合流になりそうだ。
しかし、ロコモティフモスクワ所属の MF マミノフ, DF パシニン(元広島所属)そしてGK ポリャコフらは8月のクウェート戦に合流しなかったので未だに召集して貰えない。もし、ディナモ=キエフが 欧州カップ戦に残っておれば シャツキフ は開放されただろうか?だが経済状態の悪いウズベキスタンでは国の名誉よりも自分の収入に重きを置くことも理解できるが。
個人的にはこの試合は 1-0 以上で ウズベキスタン に勝たせてやりたい。昨年夏のアジアカップでは準々決勝で直接対決。 PK戦でバーレーンが勝利を挙げたが、ウズベク には エース シャツキフはいなかった。 今回は シャツキフ, アラー=フバイル と両国のエースストライカーが揃うので9月の試合以上に均衡したゲームになるかも知れない。 テレビ中継はあるのか?今度こそ録画を忘れないようぬ様にせねば。

西が丘にて横浜 VS コンサドーレ札幌観戦記

2005-10-06 | 京都サンガ J-League
今朝のニュースで我等が KING KAZU のシドニー入りが決まったと報道された。色々賛否両論はあるだろう。気になるのは横浜FCには何ら移籍金の受け取りがなされない事と、その移籍に“外的な政治圧力があった”と球団関係者が語った事だ。前売り券の売れ行きがさっぱりの12月に開催される世界クラブ選手権を興行的に成功させるに彼の力が必要だと言うことは否めない。
ただ、どんな形であれ KING KAZU をこの舞台で見られる機会があるのは楽しみな事だ。
さて、本日楽しみにしていた Week Day の Jリーグマッチデー。お目当ては勤め先の近所西が丘競技場で行われた横浜 FC 対 コンサドーレ札幌のJ2リーグ第35節のゲーム。しかし生憎の天気。午後6時には止んでいた霧雨が再び。西が丘は全く屋根がないので一時は帰宅も考えたが、諦めきれずに競技場に直行。幸い雨足が弱まり9月にFCシドニー戦を観戦した時と比較して全く観戦には支障ない程度に。かつて、日本リーグ時代は幾多のゲームを観戦したこの競技場だが、最後に観戦したのは 1991年のナビスコ杯の日産自動車対古河電工。日産にはまだ木村和司、水沼と言った選手が現役で、この大会にはバルセロナ五輪予選に向けて五輪代表チームが加わっていた。
公式観客数は KAZU 効果?もあって、いや、札幌のサポーターも大変な数でほぼ満員の 4331 人と発表。これが2部リーグの試合とは本当に隔世の思いだ。その次に驚いたのはピッチ状態。 1989年にここでワールドカップ予選が行われた。雨の中の試合は日本代表がインドネシア代表を 5-0 で降したが、ピッチはまるで田んぼの様で、試合後の記者会見では インドネシア 代表監督の モハメド=マスリ 氏が開口一番“ここは本当に FIFA の査察を受けたのか?”と言われたほどであった。それに比べるとこの日は緑の絨毯を敷いた様だ。 試合は既に開始から10分程度が過ぎていた。横浜は城、KAZU 、札幌は相川、清野がツートップであったが、個人能力での打開を見ると横浜の方が可能性を感じさせる。横浜の長身スコットランド人DFツィードが効いており空中戦では分が無い。
そのツィードが終盤に攻撃参加した直後のカウンターを狙うが得点には至らない。一方札幌DFは曽田ががんばり KAZU をマーク。アッタキングエリアで仕事をさせない。しかし、この日は城が調子良い。何度か右から切れ込みシュートを放つが、GK林卓人が好セーブを見せる。
スコアレスのまま前半は終わり、後半に入ると更に主導権を握るのは横浜。得に札幌は右(横浜からみて左)に片寄る傾向が顕著でその空いたサイドをがんがん抉られペナルティーエリア内に攻め込まれる。だが58分の得点は右側から KAZU からの縦パスを受けた攻撃参加した中島が上げたクロスを城が綺麗に合わせてものであった。前節の甲府戦の引分けを挟んで24節目以来の連勝に期待が寄せられるが9分後の 67分に左サイドから相川にスルーパスが通り同点ゴールを決められる。あれだけペナルティーエリアでボールを回されては失点も致し方ないか?
そしてKAZUはベンチに下がっていった。中3日ではフル出場は厳しいか?そして今度は城が池内と交錯して担架で運び出され心配されるがピッチには直ぐに戻ってきた。その直後、札幌は完全にフリーになった選手がシュートを空振りすると言うこの試合両チームを通じて最大の好機を逃す。一方、横浜は35分を過ぎた当たりから北村の攻撃参加からチャンスが生まれるようになり、遂にGKと1対1になるが札幌DFの必至の戻りにゴールを割れない。しかし、このタックルが足に入っていたのを私の OLYMPUS ( デジタルカメラ)は見逃さなかった。更に横浜はツィードを上げて勝利を目指す。札幌もツートップを残し、ツィードが戻る前のカウンター攻撃を狙うが結局4分のロスタイムを過ぎても両チーム2点目を挙げられなかった。
横浜はまたも勝ち切れず、いよいよ昇格争いが遠くなってきた。一方札幌もこの日徳島に快勝した仙台に勝点を抜かれてしまった。我が愛する京都パープルサンガはホームで鳥栖に敗れて昇格は御預け。昇格後の心配がまた募る。しかし、昇格争いのサポーターに比べれば羨まれる悩みか?
そういえばこの日はナビスコ杯の準決勝が行われたが全く眼中に無かった。 
またここで試合を観戦できないか?それは新競技場が完成してからか?それまでこの会社にいるかなぁ?バスの中には元日本代表MF宮内聡が指揮をする成立学園サッカー部員が多くいた。この試合を観戦したのかな?それともここの近くに学校か練習場があるのかな?と臨時増発された赤羽行きのバスの中でふと思った。