Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

Wカップ・バーレーン戦直前!(後編)

2005-06-02 | FIFA World Cup
我が代表のフォーメーションは?
まずキリンカップでの2連敗はいただけない。こんな結果はキリンカップが代表Aマッチの大会と衣替えをした最初の1992年大会以来だ。(アルゼンチン 0-1 ウェールズ 0-1 )
UAE を仮想バーレーンと考える人もいるが、今の UAE ではそれは当てはまらない。ラビー代表監督は就任したばかりで 2003年地元開催のワールドユース大会(日本はベスト8)でMVPに輝いたイスマイル=マタルは来日していない。明らかにチーム力、モチベーションはバーレーンより劣る。しかもカウンター得意のバーレーンに対して個人技に長け、それが頼りのUAEが相手では仮想とは言えない。そのUAEに負けているのだが。
バーレーンもサウジアラビアと先週親善試合を行い 1-1 と引き分けたが、ここでも攻撃はカウンターが主体であったらしい。格上のサウジ相手ではそれも仕方が無いが。
キリンカップでは中澤がプレーせず、坪井が入ったがここは1対1に強く、3月のバーレーン戦ではフセイン=アリを完璧に抑えし、高さにも強さがある中澤を使いたい。彼の高さは攻撃時にも生かされる。事実先のバーレーン戦での自殺点のシーンは中村のセットプレー時に中澤がゴール前に攻撃参加をしていた。そして最も話題になっているボランチだが、ここはまず福西は外せない。そしてもう一人はフェイエノールトでスタメンでほぼ毎試合出場している小野と考えていたが、ショッキングなことに骨折で離脱を余儀なくされてしまった。
前の試合でボランチ中田が話題となった。本当は中田は中村と並んでワントップの下の2列目で使い、ワントップとした布陣で使いたいが、やむなくボランチ中田が適切であろう。
フィオレンティーナで出場機会が安定しない中田は昔の様に何かをもたらしてくれるのか?
したがってトップは不調ではあるが鈴木。やや下がり目に柳沢。鈴木がくさびを入れられる働きが出来れば、中村の攻撃能力が発揮される。何度も言うが、バーレーンは北朝鮮のゴール前での早いワンタッチのパス回しに完全に翻弄されていた。日本はそれ以上の精度と速さのパス回しが出来るはずだ。前回の様に一度ボランチ中田にまでボールを下げてそこからビルドアップすると言うよりも前線のメンバーが早いボール回しとテクニックを使えれば、得点機も増えるはずだ。
また、終盤にかけて小康状態であれば、稲本のボランチ投入で中田をトップ下に移動させることも作戦である。

確かに高原の離脱は痛い。所属HSVでもここ数試合彼のボールを受ける動きがムペンザ等の他のFWよりも評価が高かっただけに残念だ。北朝鮮戦までには復帰してもらいたいが。
だがもし先制をされて1点取りに行かねばならない状況も想定せねばならない。その為にスペインのマジョルカで最近結果を出している大久保をベンチに入れられないか?昨年の五輪予選のバーレーン戦では大久保は体調の関係で出場出来なかった。彼の心中期するものが有る筈だ。

今、対戦相手より優位な立場にいる。これを踏まえた戦術、勝ち点1以上を確実にものにするというゲーム展開を進めてほしいものだ。

いよいよ明日の夜が目前に迫る! (個人的には出張中で欧州より応援しています。)
ガンバレ日本!!