内容
川越の街の片隅に佇む印刷所・三日月堂。店主が亡くなり、長らく空き家になっていた三日月堂だが、店主の孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開する。三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心が解きほぐされていくのだが、弓子もどうやら事情を抱えているようで――。
世界は森
八月のコースター
星たちの栞
ひとつだけの活字
読書備忘録
舞台は川越
年々混雑が激しくなっている川越
もう混んでいるから行けないねーて言っている川越
そして「和文タイプライター」を思った。
字を探すのが大変だったんだわ・・・と!
どれもあたたかいお話
特にひとり息子の森太郎が北大に受かって春から北海道に行ってしまう
「世界は森」
このお話がとてもよかった。
家は夫もいて息子も二人だけれど、やはり出ていくとなったときはね。
三日月堂の名入りのレターセットでお手紙が届いたときには、ウルウルして読んだ。
いいお話でした。
素敵なお店になりそう。
シリーズなのね・・・
★★★★☆