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本・窪美澄 「夜空に浮かぶ欠けた月たち」

2023-08-31 07:39:01 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

ある街にひっそりたたずむ、椎木夫妻が営むメンタルクリニック。仕事、恋愛、友人……。さまざまな悩みを抱えて訪れる人に対して、夫婦は優しく寄り添っていく。ふたりにも過去に背負った傷があって……。

キャンベルのスープ缶 ・ パイプを持つ少年 ・ アリスの眠り 

エデンの園のエヴァ ・ 夜のカフェテラス ・ ゆりかご 

エピローグ

                

 読書備忘録 

生きていればいろいろある。いろいろあり過ぎるほどある。

それでも何とか折り合いをつけて生きている。

ただそれがうまくいかないこともある。

そういう時にこうして寄り添ってくれる人がいればどんだけいいだろう。

ある医者はろくに話も聞かないで薬をどっさり出す。そんなところに行っていてもなかなか良くならない。と思うのは仕方のない事。

椎木さんが医者になったわけ、奥さんと一緒にメンタルクリニックを始めたわけ、純喫茶純の純さんの話も・・・うるうる読んでいた。

キャンベルのスープ缶の澪が元気になってよかった。ほんとによかった。

澪の作るパフェ、食べてみたいよね。

★★★★☆


本・真梨幸子 「さっちゃんは、なぜ死んだのか?」

2023-08-28 06:27:39 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

ホームレスの女性が、公園で殺害されているのが発見された。犯人も動機も不明。彼女はなぜ、殺されたのか? 事件に興味をもったフリーターの女性が、不思議な縁で、被害者の人生に潜む嘘をひとつひとつ暴き、真実に近づいていく。巧妙な罠と高速で展開するストーリーに、いつの間にか目が離せなくなる。そして、ある瞬間に気づく。#さっちゃんはあなただったかもしれない #さっちゃんはわたしだったかもしれない


               

 読書備忘録 

そうそう、いつの間にか目が離せなくなってイッキヨミした。

「さっちゃんが、死んだよ」裕子と書いてさちこと読む叔母のこと、だけど、「さっちゃんは、なぜ死んだのか?」のさっちゃんは、公賀沙知・・・

とても不思議なつながりが繰り広げられ、次から次へと縁のあった人が現れる。

さっちゃんが転落したのは、アルバイト情報誌の募集広告に応募しただけ!って所からよね?ちょっとは怪しいと思ったけれど、有名なその場所で面接するのだから大丈夫!と思ったのが大きな間違い、間違いに気が付いた人はトイレに行くとか言って逃げ出していたんだって。それが出来なかったさっちゃんたちは、その日のうちに熱海に連れて行かれ、警察の手入れが入るまでの一か月、タコ部屋に軟禁状態で働かされた。気を付けましょうね。

ジュリアナ東京であんなことしていたのは、ほんの少しの馬鹿女たちだけ、ほとんどのバブル入社組は馬車馬のように働いて、遊んでいる暇なんかなったって・・・

バブルの後の氷河期・・・まぁびっくりいろいろなことが書いてあり、そうだったの?

で、結局さっちゃんは・・・えーっ!

西岡さんは冤罪だったのになぜ?

★★★★☆



本・千早茜 「赤い月の香り」

2023-08-27 07:42:27 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

天才調香師は、人の「欲望」を「香り」に変える――。
直木賞受賞第一作。『透明な夜の香り』続編!

「君からはいつも強い怒りの匂いがした」
カフェでアルバイトをしていた朝倉満は、客として来店した小川朔に、自身が暮らす洋館で働かないかと勧誘される。朔は人並外れた嗅覚を持つ調香師で、その洋館では依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す仕事をしていたのだ。
朔のもとには、香りにまつわるさまざまな執着を持った依頼人が訪れる。その欲望に向き合ううちに、やがて朔が満を仕事に誘った本当の理由が分かり……。
香りを文学へと昇華した、第6回渡辺淳一文学賞受賞作『透明な夜の香り』に続く、ドラマティックな長編小説。


               

 読書備忘録 

そっか、施設でね・・・

小川朔はね、視えるんじゃなくて匂いでわかる・・・嘘も、怒りも!虫歯まで・・・

最後のFull Moon に入って加速した。

けれど、前作の方が好き。

★★★☆☆



本・山本文緒 「再婚生活 私のうつ闘病日記」

2023-08-24 05:29:57 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「ほんの少しの起きている時間で、パン一枚だけ食べて、書かなくちゃならない原稿だけ死ぬ思いで書いて、猫の世話だけは何とかやって、あとはとにかく臥せっているしかありませんでした」望んだ再婚生活なのに、心と身体がついてゆかない。数回の入院生活と自宅療養、うつ病をわずらった作家が全快するまでの全記録。克明な日記の、2年2ヶ月の空白期。書けない時期に何があったのか-。文庫化にあたり60枚を加え、重症期の闘病を明かす。


               

 読書備忘録 

「無人島のふたり」を図書館で予約したらいつになったら順番回って来るんだろう?で、他の作品も読んでみようと何冊か予約したなかの一冊・・・うつ病まで患っていたの?

作家さんの日記だから、読みやすい。

明るく書いてあり、喫茶店で自分の作品を読んでいた人に声をかけ、サインまでして嬉しかったとか・・・

「改めて振りかえってみました」 では、明るく書かれていても、部屋の中に紐を吊るす場所を探したり八階のベランダからうっかり!などと書かれてあり、相当つらかったんだろうね。

引っ越しの話では、私も転勤族と結婚して何度か引っ越ししていたから、一か所にいると飽きる。

どこかに住み替えたくて仕方がなくなる。

★★★★☆



🌳 軽井沢アウトレット と モカソフト と ランチ 🍴

2023-08-23 07:27:18 | ときどき森へ・・・

浅間山麓のパン屋さんによって来たから早めに出たら、開店前に着いたので屋根付きの駐車場に入れた。

パンを車に置いてでかけたから・・・

駐車場に戻っても車は涼しかった。

マッキントッシュロンドンではなく、フィロソフィー・・・

お買い物は私だけ・・・みーつけたぁーな、こちらだけ!

ぷらぷらしていたら5千歩ちょい歩いていました。

ミカド珈琲

 モカソフト と モカゼリー 

テイクアウトして外のベンチで!と思ったけれど、暑すぎだったのと店内空いていたから、ゆっくりと・・・

日本橋にあるのが本店・・・たまに待ち合わせに使っていたっけ・・・

ランチは高速を降りたところにあるフライングガーデンで・・・🍴

 和風ハンバーグランチ 

帰ったら何はさておきエアコンつけて扇風機も使った。

森の家の標高は軽井沢と同じくらいだから、夜はとても涼しい。

夏だけ住んでもいいけれどとうっかり言いそうになった。

ちいさい車、買ってくれたらね。

8/21~22


ときどき森へ・・・🌳

2023-08-22 06:27:30 | ときどき森へ・・・

八ヶ岳のホテルの売店で行くたびに買っていた  たわしアート 

新富良野プリンスのニングルテラスで買っていた  ロウソク 

が、お出迎え・・・

 🌳 森の家 🌳

ときどき どころか私はめったに行っていなかった。

去年の秋の八ヶ岳音楽堂でのミッシャ・マイスキーコンサート以来・・・

足場はまだ外れていないけれど、外壁は仕上がっているから見に行かないか?と誘われ、どうせ暇でしょ?と言いたい雰囲気を漂わせていたから行って来た。

そろそろお昼の時間になっていたから幸楽苑でお昼を・・・

半チャーハンと餃子は分けて・・・お昼どうする?と聞くと必ず一度は言うお店

それから駅前プラプラしてからと思っていたけれど日曜日であると気が付き、スーパーで買い物をして森へ・・・

ツルヤに  すいか  のパンがあったから買ってみた。

パッカリしたら、おーすいか!

中はすいかのような色をして、種はチョコで美味しかった。

翌朝はスーパーで買ったサラダなどで済ませ、8時半には森から得た。

🌳 森の家 🌳 は、とてもきれいになっていた。

外は・・・

夫は何度もひとりで来ていたから、物が・・・

私は捨て魔だけれど、彼は取っとく魔だから,私は文句ばっかり!

文句言ったからと言って、捨てるわけじゃない。

クローゼットに引き出しがあり、これ〇ちゃんのだから使って・・・夫の仕事仲間とかがたまぁにお泊りしているから、私の私物はチェロだけしか置いていない。来るときは旅支度をしてくるから、引き出しはいらないのだけれど・・・

そのうち気が付くと彼の物が入っているでしょうね。

ま、そんな感じの森の家1泊でした。

そんなこんなで夫は本日古巣でフルタイム!明日も古巣でちょこっとお仕事

ありがたい!感謝の気持ちでいっぱいです。

私はと言うと・・・洗濯は済ませすでに干してあるから、あとは8時になるのを待ち掃除機をかけます。その後は買い物済ませたら寝っ転がって本読み! 📖 図書館本を読んでしまわないと・・・返却日が迫っております。

8/21~22


本・又吉直樹 「月と散文」

2023-08-21 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

いろんなものが失くなってしまった日常だけれど、窓の外の夜空には月は出ていて、書き掛けの散文だけは確かにあった―― 16万部超のベストセラー『東京百景』から10年。又吉直樹の新作エッセイ集が待望の発売!


               

 読書備忘録 

怒らないのね。理由があって納得している。ちょっと見習おう。

矢沢永吉のシャワーの話「俺、キミの仕事一生断らないから」すっごい人だなぁー

カレーの話、お母さんとドッジボールで鼻血の話、二歳からの記憶があるとか、ひとり言かるたとか、レコード針と言うコンビに、居ないんかい!と突っ込んだり、覗き穴から見る配達員にこれ最高!と喜んだり・・・

なんかいいなぁー・・・と読んでいた。

そうそう相方帰って来るんでしたね。

★★★★☆



本・小川糸 「糸暦」

2023-08-20 06:36:43 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

絶品の山菜料理、りんごケーキ、手作り石けん、自分流の年越しなど。
12ヶ月に沿って、季節を愛おしみ、旬を味わう暮らしを、等身大に綴る小川糸の歳時記エッセイ。
心ゆたかに暮らす知恵が詰まった1冊です。
糸さんの季節を楽しむ料理のレシピ付き。


               

 読書備忘録 

丁寧に暮らすというのは、こういうことを言うのでしょうね。

糸さんのエッセイを読むといつも思う事

ベルリン引き上げて八ヶ岳にお家を建てたんですね。

音楽堂ってあそこかな?

写真入りレシピのあとは・・・出羽屋さんのお話

山形に行くことがあったら行ってみたい。

★★★☆☆



本・池井戸潤 「ハヤブサ消防団」

2023-08-18 05:45:34 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

東京から父の郷里・ハヤブサ地区に移住した売れない作家の三馬太郎。
田舎暮らしを楽しむはずが、地元の消防団入りした彼を待ち受けていたのは連続放火事件だった。
息もつかせぬ展開の、池井戸潤まさかの“田園"ミステリ!?


               

 読書備忘録 

テンポもよく、おもしろすぎて474ページイッキヨミ!と言っても2日かかったけど・・・

太陽光発電が増えて、美しい山村の景観が失われていく。そこに絡む新興宗教・・・

絶望したり虚無感に浸ることなどあるけれど、そんなと時に、やさしく手を差し伸べ、あなたは神の子としての価値があるだの言われ、住民がハマってしまう。が、その宗教はとんでもない事をしていたのね。

作家 三馬太郎の作家の目で大活躍・・・同じ移住者のちょっと怪しい彩と一緒に・・・

その彩に、ハヤブサで起きた一連の事件のことを三馬が主人公で消防団で活躍する小説に書いてほしい!そしてそれをいつかドラマにしたい。と言われ・・・

まぁ、小説にもなったし、ドラマにもなったし・・・事件も解決して、よかったよかった。

★★★★★



本・新川帆立 「剣持麗子のワンナイト推理」

2023-08-16 06:09:47 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

連続ドラマ化決定!『このミステリーがすごい!』大賞受賞作『元彼の遺言状』のヒロイン再び!
弁護士・剣持麗子は今夜も徹夜で謎解き――寝不足必至のミステリー短編集

亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。
都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間(主に深夜)に一般民事の相談にも乗る羽目になり……。
次々に舞い込む難題を、麗子は朝までに解決できるのか!?

法律相談に運動会(?)に、剣持麗子は今日も眠れない!

第一話 家守の理由
不動産屋の主人が何者かに殺害された。麗子は「武田信玄」と名乗る第一発見者の男に呼び出されるが、男は本名も住所も明かそうとせず……。

第二話 手練手管を使う者は
バーでホストの「信長」が殺された。状況からすると店で寝ていたという「光秀」が怪しいが、彼は無実を訴えて麗子に助けを求めてくる。

第三話 何を思うか胸のうち
事務所の先輩弁護士の急死。しかしその状況は一度倒れてから蘇り、その後再び亡くなったかのような奇妙なものだった。

第四話 お月様のいるところ
認知症を患っているらしいおばあさんを家まで送った麗子は、そこで男の首つり死体を発見する。しかもおばあさんは警察署から忽然と姿を消し……。

第五話 ピースのつなげかた
三隣亡の日に瓦の張替えを行ったA家の近隣で、不幸が相次いでいるという。法律でAさんを訴えられないかという相談に、麗子は頭を抱えるが――。

               

 読書備忘録 

ホストは源氏名を使う。

フムフムと読んでいたら繋がっちゃったね。

だいたい初めの件からして、おかしかったのね。だって知らなかったんだから・・・

それに何?運動会をするの?OL時代の会社も部で運動会だったか球技大会だかずっとやっていたみたいだったけれど、入社して2年で御用組合となった途端に終わった。もっとも100人程いた○○部だったけれど、半分参加すればいい方だと言っていたっけ・・・

弁護士さんも大変ね。忙しいのに・・・

麗子がいるところ、事件ばっかり

★★★☆☆


本・久田恵 「ここが終の住処かもね」

2023-08-13 07:07:40 | 図書館本 読書備忘録 
 
 作品紹介・あらすじ

シングルマザーとして奮闘してきたカヤノは、70代の今、都会から移住した「サ高住」で気ままに暮らしていたが……。
個性的な住人たちとのやりとり、娘や息子との関係、予期せぬトラブル、ときめく出会い。風光明媚な丘陵地の「サ高住」を舞台に、いまどきシニアの日常生活を軽妙なタッチで描いた物語。
月刊「パンプキン」連載時から話題を集めた小説の単行本化!


               

 読書備忘録 
 
サ高住はヤダなぁーと思っていたけれど、ここならいいわ!と、調べてみたらあったんですね。那須に・・・
 
先に調べてしまったから、なんとなく見学しているような読み方をしてしまい、いろんな人がいるからいろいろあって当たり前・・・
 
静かに距離を取って生活する人、べたべたな人、人様の家庭の事に首突っ込んじゃって、面倒なことになったりする人などで面白かった。
 
子供のことはね・・・最近、子供はいなくてよかった。結婚もしなくてよかった。って聞くことがあるから、きっとこういう事なんだろうな・・・結局一人になるのだから心配事がある人より少なくて済むってことらしい。
 
「・・・そもそも寂しさを抱えて生きる、それが人生
追憶に生きる日々ってなんて豊かなんだろう・・・」
 
老後の貯えはちゃんとしておいた方がいい。できればたっぷり!なんて事を思いました。そんなこと思ってもすでに老後、サ高住に入るのには条件がありますからね。
 
見学行ってみたいなぁ・・・冬に!と思い案内取り寄せたら満室っ!
 
★★★★☆


本・西加奈子 「くもをさがす」

2023-08-12 08:08:18 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

カナダで、がんになった-。2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から寛解までの約8ケ月間を克明に描く。祈りと決意に満ちた初のノンフィクション。

               

 読書備忘録 

よく泣いていたけれど、助けてくれる友達や知り合いが何人もいた。

術後は当日帰される。がんなのに・・・そんなときもお友達がいる。

チーム加奈子!

戦っているのは本人。当たり前だけれど誰も代わってはくれない。ご主人とお子さんが遊んでいる声を聞いている。

カナダの医者や看護師があっけらかんとしていたり、西さんもいろんな場面で笑っちゃったり、関西弁で突っ込んでいる様が頑張っているんだなぁー・・・こういう時、べらんめぇより関西弁だなぁー、もっとももともとの性格ってのもあるんだろうなぁー

くもは蜘蛛だったのね・・・

★★★★☆



本・内館牧子 「老害の人」

2023-08-07 05:24:09 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く「高齢者小説」第4弾!

定年、終活、人生のあとしまつ……。
自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。
「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。
内館節でさらなる深部に切り込む!


               

 読書備忘録 

こりゃ老害だわー・・・ぼっちランチをしていたサキさんは国立大学の教育学部を首席で卒業し校長にまでなった人。名刺の肩書をみると自己顕示欲があるのだろう。そのサキさんをなんだかんだと言って仲間に入れたあたりからお話は面白くなった。

最近はそうでもないらしいけれど、お年寄りを赤ちゃん扱いしたり赤ちゃん言葉を使ったり、年寄りはみんな演歌が好きとおかしな括りをされたり・・・

いいホームに入ると演歌は流れていないそうで、クラシックが流れているそうです。いいホームと言うのはお高いって事

そんなことはおいといて・・・

仲の良かった吉田さん夫婦の奥さんが亡くなってしまい、良い夫婦だなぁーと思っていたからうるうるしてしまった。自己流俳句に奥さんが絵をかいて、いつも二人一緒だった。

「老人は若い者に遠慮することはねえンだよ」福太郎は思うのです。

★★★☆☆



本・吉田篤弘 「中庭のオレンジ」

2023-08-06 05:18:21 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

やすらぎのひとときに、心にあかりを灯す21話の物語。

◇オオカミの先生の〈ヴァンパイア〉退治
◇五番目のホリーに託されたスープの秘密
◇ギター弾きの少女の恋
◇5391番目の迷える羊
◇予言犬ジェラルドと花を運ぶ舟
◇遠い場所で響き合う夜の合奏
◇天使が見つけた常夜灯のぬくもり
……ほか


               

 読書備忘録 

始まりの、中庭のオレンジ・・・肥やしになっちゃった?そういう事情があったのですね。夜の中庭が素敵!そんなこんなでまた中庭!食べ終えたオレンジの種を土に戻したら物語の味がする。そして、オレンジ・スピリッツ・・・

水色のリボン・・・冷蔵庫がそうしてしゃべってくれたら助かります。

吉田さんが物語を書いてくれるから、吉田さんの作品を読むのです。

子供の頃物語を読んでも、こういうの書きたいなぁーとは思わなかったから・・・

★★★★★


本・中山七里 「特殊清掃人」

2023-08-04 08:11:58 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。


               

 読書備忘録 

香澄さん!あっさりお仕事始めちゃいました。向いていたのか?

それはそうよね、死後インチキ宗教に遺産を持って行くような子供には渡したくはないわよね。だから、お金を欲しがるのはおかしいとなぜ気づかない?神様がお金欲しがりますか?欲しがるのは腹黒い人間となぜ気づかない?知らぬ間に洗脳!

ひとりひとりに物語がある。死者もそう。探偵みたいなことをしている。と読んでいた。

そこまでしてくれるなんて・・・

清掃人がそんなに徹底しているとは、知らなかった。

なるほど細菌がね・・・

お世話になることがあるかもしれない。

お風呂の話にはギョッとした。我が家のお風呂も自動だから・・・

結構かかりますからね。家族がいてもたまたま一週間ほどの旅行をしている間だったとしたら・・・

その分は残しておかないと!とも思った。

所長の五百旗頭は元刑事だったのです。

★★★★☆