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本・千早茜 「クローゼット」

2021-03-31 07:35:27 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

十八世紀のコルセットやレース、バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、約一万点が眠る服飾美術館。ここの洋服補修士の纏子は、幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。一方、デパート店員の芳も、男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。デパートでの展示を機に出会った纏子と芳。でも二人を繫ぐ糸は遠い記憶の中にもあって……。洋服と、心の傷みに寄り添う物語。


               

 読書備忘録 

そういうところが京都にあった。巻末の対談で・・・

へぇー・・・と読んでいた。

そういうことをする人もいるわけで・・・建物の修復をする人、絵画の修復をする人もいるのだから・・・

それにしてもあの時の女の子だったとはね。

ガラスの靴の話に、へぇー・・・

居場所をみつけるのって大変でも、案外近くにってこともあるのね。

★★★★☆


本・内館牧子 「今度生まれたら」

2021-03-29 07:08:15 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

70歳になった佐川夏江は、夫の寝顔を見ながらつぶやいた。
「今度生まれたら、この人とは結婚しない」
夫はエリートサラリーマンだったが、退職後は「蟻んこクラブ」という歩く会で楽しく余生を過ごしている。
2人の息子は独立して、別々の道を歩んでいる。
でも、実は娘がほしかった。
自分の人生を振り返ると、節目々々で下してきた選択は本当にこれでよかったのか。進学は、仕事は、それぞれ別の道があったのではないか。
やり直しのきかない年齢になって、夏江はそれでもやりたいことを始めようとあがく。

2大ベストセラー『終わった人』『すぐ死ぬんだから』の著者が放つ最新「高齢者」小説!


               

 読書備忘録 

別れ道・・・あるあるですわ。

それでも自分で選択してきた道じゃぁないかぁー。たぶん、どっちに行っても終わりは同じだと思う。ってことにしている。誰にもわからないんだから・・・パラレルワールドのぞき見出来たら面白いのに!

趣味でもボランティアでも気負わずできる事ならいいではないかぁー!楽しいことばかりではないことはわかっているのだから。

最後のお姉さんには驚きました。お姉さんと言うかお姉さんの旦那さんにね。

夫から、好きな人が出来たから!って言われたら、あっ、そっ!って言えるような人になっておこうと思ったわけ!

面白かった。

★★★★★


本・宮本輝 「流転の海 第五部 花の回廊」

2021-03-24 07:12:29 | 図書館本 読書備忘録 

 内容(「BOOK」データベースより)

昭和32年、松坂熊吾は大阪で再起を賭け、妻房江とともに電気も通らぬ空きビルに暮らしていた。十歳になった伸仁は尼崎の集合住宅に住む叔母に預けられた。居住者たちは皆貧しく、朝鮮半島からやってきた人々が世帯の半ばを占め、伸仁は否応なく凄絶な人間模様に巻き込まれていく。一方、熊吾は大規模な駐車場運営に乗り出す。戦後という疾風怒涛の時代を描く著者渾身の雄編第五部。


               

 読書備忘録 

階段があちこちにあってまるで迷路のようなアパート、尼崎の蘭月ビルに、体にお絵かきしている男と住んでいる熊吾の妹のタネに、はぁ!?預けちゃうの?伸仁を・・・この伸仁がまた、この子はどこでも馴染んじゃうと言うかなんというか?それにしても子供が暮らすにはどうなの?と思ってもそういうのも勉強!と・・・熊吾

房江の喘息も大阪に帰った途端に嘘みたいに治ったり、モータープールも動きだしたり、親子三人一緒に暮らせるようになったし・・・

気になるのは、そんなに素敵な咲子の今後や蘭月ビルの人々の事

熊吾の・・・立つ鳥跡を濁してきたか?に、そうだそうだ!

★★★★★


本・柚月裕子 「検事の死命」

2021-03-21 09:15:51 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

郵便物紛失事件の謎に迫る「心を掬う」、検事の矜持を描いた「死命を賭ける」ほか、検事・佐方貞人が活躍する、法廷ミステリー第3弾。


               

 読書備忘録 

お手紙が届かないと聞いた佐方は動く!現金書留封筒ではなく普通の封筒に少額だからと現金を入れる人がいるわけでね。

これ読んで、当選者には発送を持って!ってのがあるじゃないですか?あれもね!セコイことするのがいたのですよ。

地方のお家柄の良い資産家に婿入りした男が痴漢ね!佐方じゃなかったら、周りからもうやめておけに丸め込まれたかもしれないね。

おー、そこをついたか! えー、そんなことまで調べたの?

佐方!最高っ!

★★★★★


本・若林正恭 「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」

2021-03-19 08:48:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

第3回斎藤茂太賞受賞! 選考委員の椎名誠氏に「新しい旅文学の誕生」と絶賛された名作紀行文。

飛行機の空席は残り1席――芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の国の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほぐされた頃、隠された旅の目的が明らかに――落涙必至のベストセラー紀行文。特別書下ろし3編「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」収録。解説・Creepy Nuts DJ松永 

いざキューバへ!ぼくは今から5日間だけ、
灰色の街と無関係になる。ロングセラー傑作紀行文
書下ろし新章
モンゴル/アイスランド/コロナ後の東京俺は誓いました。
あなたのように
生々しく生きていこうと。
(Creepy Nuts DJ松永「解説」より)


               

 読書備忘録 

テレビの中の人だから、そんなに人見知りだったの?知らなかった。

たった5日間の夏休みいろいろあって大きくなった様子に、おー!

海岸のオヤジに一緒に腹を立てた。

とっても濃~い旅行記・・・いろんな旅がありますもんね。ツアーに一人参加して誰ともお話しないで終わった方をみて、きっとそれが気楽なんだろうなぁ~って思ったこともありました。

そうそう夫もアメリカとのそんな理由であわてて行きましたよキューバへ・・・そんな時間かけて行く?キューバ!って思ったもんでしたが、そうとういい旅してきたようでした。

OL時代に、有給と連休合わせて2週間ほど学生時代からの友達とアメリカ旅行をした時のことを思い出したのね。飛行機とホテルとホテルと空港間の送迎だけのツアーで行って、友達のおじさんが超一流企業の駐在員でご自宅に泊めてもらった時に、その住宅群が、うわぁーテレビでみたアメリカだぁー!スーパーみたいに大きなセブンイレブンをみつけて、すんごぉーい!・・・車で連れて行ってもらったヨセミテでショットガン?を持ったレンジャー?が朝コテジにやって来て、入り口の熊の足跡を指さしたときには、ヒェーとした。

そういえば、近所の自分の事、さっちゃん!っていうお姉さんは、私が何度目かのハワイへひとりで行くときに、さっちゃんも行きたいって言って、母の知り合いの会員制のコンドミニアムにいるからって言ったら、本当にひとりで来て、私が待っていた空港で、さっちゃん英語しゃべれなくてもひとりで来ちゃったぁー!初海外!ってぴょんぴょんした。こう書くとおや?と思うかもしれないけれど、さっちゃんは都市銀行にお勤めで、窓口にいる時にうちの息子の嫁にって何人かに言われていたんです。そのさっちゃん、オレンジジュース買って来たってぐびぐび飲んで様子がおかしくなったから、オレンジ色の瓶をみたら liquor って書いてあった。ハナウマベイにバスで行った時には、売店でちゃんと買ってきてお食事していた。そんなことも思い出としてすっごく楽しかったからと、英語全然ダメ!って言っていた旦那さんを連れて新婚旅行はハワイに行き、お土産どっさり買ってきてくれて、〇ちゃんも早くお嫁に行きなさい!って説教された。

そんなこんなで改めて、旅の思い出は財産だなぁーと、この本読んでいて思いました。


★★★★★



本・三浦しをん 「マナーはいらない 小説の書きかた講座」

2021-03-17 07:21:21 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

三浦しをんが的確かつ楽しく伝える、小説の書きかた講座。
伝説のWeb連載「小説を書くためのプチアドバイス」が、書きおろしやコラムを加え、『マナーはいらない 小説の書きかた講座』として、ついに単行本化!
長編・短編を問わず、小説を「書く人」「書きたい人」へ。人称、構成、推敲など基本のキから、タイトルのつけ方や取材方法まで、本書タイトルにあやかって「コース仕立て」でお届けする大充実の全二十四皿。あの作品の誕生秘話や、手書き構想メモを初公開。もちろん(某きらめく一族への)爆笑激愛こぼれ話も満載で、全・三浦しをんファン必読の書!


               

 読書備忘録 

小説は書けないし、書かないけれど面白そうだから読んだ。

久しぶりのしをんちゃん節にはまって楽しかった。

こういう時代はしをんちゃんのエッセイに限るっ!

なかなか本出ないなーと思っていたらEXILE!?

4月に新刊出ますね・・・

★★★★☆


御代田 珈琲焙煎工房 豆玄のお豆を買いに・・・☕

2021-03-17 06:28:58 | ときどき森へ・・・

お店でいただけるみたいね。☕

お席が空いていたから、飲んでみよっか?!どれにしようかして・・・

お豆を買ってきた。

御代田のかりん通り、トーマスの並びだからまた行けそう。

八ヶ岳から移転されたと書いてありましたね。

御代田のかりん通りはとてもいい!かりんの実がどっさりなった時に通ると、わ!かりん!と楽しくなる。

 


お散歩は軽井沢のアウトレット・・・♪

2021-03-16 08:34:35 | ときどき森へ・・・

ランチで森から出たついでに、たまには行ってみようか?

で、アウトレット散歩

出かけるまでみていた「カルテット」のアウトレット場面で・・・見るだけ、見るだけ!のセリフを思い出し、お散歩だからね、見るだけ見るだけ!

あの鳥は何だ?

ずんずんしたらカモ

カモみていたら、うまそー!と後ろを男の子たちが通った。

見るだけ見るだけ!のはずが、こちらを向いて、見て、見て!していたから、お店に吸い込まれどらどらしているうちに、気が付いたら紙袋持っていた。

やっぱり、来ちゃだめね!と言っても正規品で75%も引かれていたからいいの。

来なきゃ掘り出しもんにも出会えないから・・・

帰りにアウトレットにあるデリフランスでパンを買って帰った。

マスクメロンパンがちょいと可哀そうな様子!袋辞退してちっこいエコバッグに閉じ込めちゃったからね。

これずいぶん大きいわぁーと連れてきたベーコンエピはフランスパン生地ではなくて普通のパンでしたね。

 


ときどき森へ・・・🚘

2021-03-14 08:31:11 | ときどき森へ・・・

玄関にいる子に やぁ! とご挨拶

ちょいと用事があって森に入った。

それを待っている間、餌をまいておくだけじゃだめだから鳥の巣作ろう!

へ?鳥の巣?鳥じゃないのに?何言ってんだろう?と思いつつみていたら廃材で巣箱を作り始めた。ここいら辺はこういうことをしている人が何人もいて、あわよくばフクロウを!って人もいると聞きがぜん張り切りだした。フクロウもカッコウも鳴いているのは聞こえているのね。

趣味がひとつ増えたみたい。

そしてお風呂の入り口につけた手すりが、とてもいいから階段にも付けたらいいよ。で、ホームセンターに行って手すり用の木を買ってきて付けた。

子供たちと一緒に来ていた頃は、駆け下りたりのぼったりで、追いかけっこして一緒に遊んでいたのに、まぁびっくり!この階段を駆け下りることなどとてもできない!なんてことを手伝いながら懐かしんだ。

そして森はやたらきれいになっていた。

森が成長して倒木の心配ありで、木を伐りましょう。とおふれが出てお家があるところは床屋さんに行ったみたいにさっぱりしていた。

我が家の上のお宅は名札だけでお家は建っていなくてやはり木が相当成長しているから、倒れると我が家が壊れる心配がある。なので管理事務所から伐採のお願いをしてくださるそうで、それはそれはありがたいとお礼を言って、よろしくお願いします。してきた。

どうやら大雨らしいってことで、予定を時間を少々繰り上げ、さぁ帰ろう!でお掃除したときにうっかりカメさんを掃除機ですっちゃったらしく、くっさぁ~いが充満した。どこにいたの?

そんなこんなで早めに出たから高速下りたらちょうどランチの時間だった。食べちゃおか?で、フライングガーデンでランチしてきた。

 


本・山崎ナオコーラ 「肉体のジェンダーを笑うな」

2021-03-13 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

もし夫の胸から「母乳」ならぬ「父乳」が出たら!?
PMS(月経前症候群)を体験できるサーフボードがあったら?
旧来的な性別役割をユーモラスにひっくり返す、想像力にあふれた小説集。


               

 読書備忘録 

ジェンダーにこだわらずどの分野でもやりたい人ができる環境が整えばいいなぁー・・・とは思ったけれど、父からお乳はどうだろう?出るようになるのかな?本当に・・・と、まじめに思った。だから、出た時には、あ、出た!

顔で買います・・・いじっちゃっていたらどうなんだろう?

こんなこと想像しちゃうんだ。すごいなー!想像中は面白いんだろうなー・・・知らないけれど!

★★★☆☆



本・林真理子 「強運な女になる」

2021-03-12 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

強くなることの犠牲を払ってきた女だけが、オーラを持てる。ぴかりと光る存在になるために、運気を貯金しよう……使い方は、あなたしだい。心の贅沢を味わえる女になるために、そしてエイジレスな女をめざすあなたへ――。笑って読んで、運が自然と寄ってくる、20年来愛読されてきた「女のバイブル」が読みやすい新装版で登場!


               

 読書備忘録 

やっぱり時代がね・・・

一目惚れされる女になる・・・真理子さんは東郷さんに 一目惚れ され、毎晩ラブコールがあったそうです。家電話の時代・・・怪しいと思うと父や母が電話が鳴るとすっとんで来て取っていたのを思い出した。今の人には考えられないでしょうね。

ユーミンがお手本・・・今でもそうね。

和風コスメではんなり美人・・・ウグイスもフンの話に、祖母が使っていたっけ、ぴっかぴかのお肌していたっけ、一緒にお風呂に入ると少しだけくれたっけ。もっとも祖母のぴかぴかはウグイスのふんだけではなく、御徒町の蛇屋に行っては蛇の血を飲んでいたっけ。

藤娘舞台秘話・・・林さんは藤間流、私は坂東流。やはり発表会は歌舞伎からやってくるから、緋毛氈に鳴物さんが並んで、白塗りのお化粧したり、かつらの方や、黒子さんや裏方さんにご祝儀と、お客さまにはお弁当を用意したりと、母はこの時期、立っているだけなら誰にも負けない電信柱(私)が動いているだけなのにお金がかかってしょうがない!と怒り狂っていた。何とかやめさせようとしても祖母は強かった。3歳から6年生くらいまで続いた。中学生になると名取になれるからと祖母は言っていたけれど、さすがに今度は母が頑張った。そしてついに日舞をやめた。ただ昔取ったなんとかで、おかしなことができるのよね。林さんの発表会は国立劇場の大劇場だったそう。60年前の私の時は浅草の松屋に花道のある立派な大きなホールで、発表会とは言わずおさらい会と言っていた。

お着物着たくて歌舞伎を見に行く。に・・・居ましたよOL時代に。これから歌舞伎~って時に、銀座でお買い物してお昼ご飯食べて、んじゃ行くからね、バーイバーイ!って歌舞伎座に向かって行こうとしたときに、わ!玉三郎様!って騒ぎだしたから、どらどらして用もないのにこっそりひそひそ後ろを歩いていたら、全部聞こえていたのね。ジャン!と素敵に振り向いてくれたっけ・・・友達は卒倒しそうになっていたっけ・・・

林さんのこの時期から収入がどっさりあったんでしょう。使い方がすっごい!

今回も楽しく読みました。

★★★★☆


本・畠中恵 「猫君」

2021-03-11 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

茶虎で金目銀目の猫、みかんは江戸・吉原で髪結いをするお香のもとで可愛がられて育ち、まもなく二十年が経とうとしていた。
病の床についたお香は、尻尾が二叉に分かれ、言葉を操り始めたみかんが、やがて人に化ける猫の妖怪「猫又」になる特別な存在だと告げて、この世を去る。
飼い主を取り殺したと疑われ、追われるみかんを助けたのは、先輩猫又の加久楽(かぐら)だった。妓楼の一室に匿われたみかんは、同じ新米猫又の白花(しろか)らと出会い、猫又のあれこれを教えられる。
花のお江戸に隠された六つの陣地に分かれて、陣取り合戦を繰り広げていること。代々の徳川将軍のはからいで、江戸城の中には新米たちが修業する学び舎「猫宿」があること。猫又史にその名を刻む英雄「猫君」の再来が噂されていること……。
加久楽に連れられ猫宿へやってきたみかんは、「猫宿の長」と呼ばれる謎の人物をはじめ、様々な師匠のもと、仲間とともに数々の試練に挑んでいく――
『しゃばけ』の著者が贈る、お江戸ファンタジー開幕!


               

 読書備忘録 

猫又の尻尾が尻尾が二叉に分かれているのは知っていたけれど、

猫又の学校があったなんて、しかも江戸城に!なんてことは知らなかった。

新入りの猫又のために作った学校、学び舎「猫宿」だって。

猫又は猫じゃないからね、妖怪!

長と十一人の師匠が厳しく鍛えてくれるってわけ・・・

ドタバタとネコちゃんたちがね。

これは続くのでしょうか・・・?

★★★☆☆


本・宮本輝 「流転の海 第四部 天の夜曲」

2021-03-01 07:29:57 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

昭和31年、熊吾は大阪の中華料理店を食中毒事件の濡れ衣で畳むことになり、事業の再起を期して妻房江、息子伸仁を引き連れ富山へ移り住む。が、煮え切らない共同経営者の態度に、妻子を残して再び大阪へ戻った。踊り子西条あけみと再会した夜、彼に生気が蘇る。そして新しい仕事も順調にみえたが…。苦闘する一家のドラマを高度経済成長期に入った日本を背景に描く、ライフワーク第四部。


               

 読書備忘録 

妻房江・・・お気の毒の巻!

踏んだり蹴ったりと言いましょうか、熊吾に待ってろと言われた富山はどうやら土地が合わなかったのか、大変な思いをして過ごしていたのに、熊吾は踊り子西条あけみとおかしなことになっているし・・・

どんな人間も妬むという心を持っているけれど、それは人間の人相を悪くさせる元・・・伸仁はことあるごとに熊吾から大切な言葉をもらっていた。

子供を叱るばっかりだったなぁー、この本もっと前に読んでいたらなぁー・・・なので、今更だけど、大切な言葉をみつけると、どう? と、言ってみる。

巻末の児玉清さんとの対談もとてもよかった。


★★★★★