作品紹介・あらすじ
夜な夜な出没して江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り"かまいたち"。人は斬っても懐中は狙わないだけに人々の恐怖はいよいよ募っていた。そんなある晩、町医者の娘おようは辻斬りの現場を目撃してしまう…。サスペンス色の強い表題作はじめ、純朴な夫婦に芽生えた欲望を描く「師走の客」、超能力をテーマにした「迷い鳩」「騒ぐ刀」を収録。宮部ワールドの原点を示す時代小説短編集。
かまいたち
師走の客
迷い鳩
騒ぐ刀
読書備忘録
かまいたち
ずいぶん早くわかっていたのね、犯人、かまいたち・・・
と読んでいたら、んま!死んだふりして!そういうことだったのかっ!
師走の客
ねぇ、それ、騙されてはしませんか?ねぇねぇ・・・
ワンコの鉄のお手柄?
迷い鳩
お初・・・なんか見えちゃうの。アレが来たころから・・・
騒ぐ刀
あ!ここでもお初が・・・
その刀、夜になるとうめき声をあげる。刀が・・・
ゴロンと転がっていたのか?首っ!
連想ゲームの様に勝手に連想されているのが市ヶ谷駐屯地。
刀ってそんなにスパッと切れるものなのだね・・・だって、使ったことないから!
残酷物語だわ。
そのお話のワンコは小太郎!あわわわ、こ、小太郎っ!
消えた小太郎、もしかして・・・
お話はどれも面白かった。
江戸の町、そこんところは知っているから、どうやらやはりバケが出てもおかしくはない。
★★★★☆