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本・小山田浩子 「最近」

2025-05-13 06:15:15 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

コロナ禍で経験した日常のキワが蘇る、超絶細密描写にハマること必至の連作。夫に付き添い初めての救急車でやってきた深夜の病院の待合室。ふと思い出したのは、子供の頃に聞いた、赤い猫を見ると死ぬという噂――パンデミックというついこの間の出来事を背景に、ある平凡な夫婦とその周りの人々の生活を精緻に描き、日常の外側に読者を連れていく。海外でも翻訳多数の気鋭作家による最新連作長篇。


               

 読書備忘録 

意識していないとスンっ!と通り過ぎ終わってしまう日常

毎日同じことをしているように感じていても、時にギョッ!とするようなことが起こるし、残念な日だったり、ウキウキな日だったり・・・サザンを聞いてイヤなことがあった日をフンっ!となかったことにしたり・・・

おおばあちゃんで、「病院だと無理に点滴だ胃ろうだって、栄養入れちゃうからさあ、枯れようがないのよね」「水ぶくれてさ、腫れたみたい、浮腫んで」「それはやっぱり、不自然なことよ」「人は誰しも枯れていって・・・・・静かに・・・・・」最近、こういうのに刺さってしまう。

読まされました。

★★★★☆



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