本・南木佳士 「トラや」

「ともに生きのびた愛猫への想いを綴りつつ、ある家族の、ささやかだけれどかけがいのない苦闘と再生の年月を書き綴った・・・」

うつ病・・・今のところたぶんご縁のない所にいると思います。と言ってもそこいらを浮遊しているわけではありません。性格的なものかもしれませんし、周りに居ないので良くわかりません。でも何かのきっかけでなり得る病。

15年もいてくれた猫のトラにずい分すくわれたのですね。

斯く言う我が家も同居　うさぎ　にはずい分救われました。

　　それが先代のミニうさぎ　　ラビ　です。

著者の息子さん達も帰ってくると必ず　トラは・・・？　と言っていたそうで、読んでいて　あーいっしょだぁ～！　

我が家の息子たちも　よくうさぎに話しかけていました。愚痴っていたのでしょう。

　　そして今は　2代目・・・ネザーランドドワーフの　　ココア　がいてくれます。きかん坊です。

常々　自然と動物は偉大だと思っています。

本の最後に、「トラ、1歳の秋。病院住宅の塀の上で。」と、トラちゃんの写真が載っていたので真似してみました。

　　

北海道大学農学部博物館 博物館本館

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国の重要文化財　

　　　　　　　　　



　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　

　

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　



明治15年（1882）竣工　
原案設計者　ベートマン（Charles J.Bateman）アメリカ
実施設計　開拓使工業局営繕課

「博物館本館は、正面中央に片流れで軒先を三角の破風形にした玄関ポーチをつけ、外壁は下見板張りとするが、正面及び背面の妻は竪板張りとして束や方杖形を表し、ハーフティンバー風になっています。軒などを支える繰形付きの持送りや開拓使の星形マークなどを各所に使い意匠を凝らしています。内部は一、二階とも一室で、玄関を入ると両側に階段が配置され、陳列棚は一階は中央と両側及び背面に、二階では中央及び背面等に配置され、自然史、開拓史資料などが展示・収蔵されています。」

と、書いてありましたが、2階への階段にはロープが張られ上がれないようになっていました。

　　　　　　南極に行った　樺太犬　タロです。ジロは国立科学博物館にいるそうです。

　　　　　　　　　　　　　　

　2010.10.16

北海道大学農学部博物館 便所とバチュラー記念館

　　　　　　　　　　　　　　　　　　便所　　国の重要文化財　



明治36年（1903）竣工　設計者　中條精一郎
大正 7年（1918）移築

「明治15年現在地に2坪の便所が建てられましたが大正7年に取り壊され、現在の北海道大学農学部の位置に明治36年に建てられた便所を現在地に移築しました。
外部は下見板張り、天井は網代天井で屋根に臭気抜きが設けられています。」

　重要文化財のトイレを是非利用してみて下さい。と書いてありましたが、先客のカップルが気に入ったのか、なかなか出てこなく、残念ながら利用できませんでした。
植物園はどうやらデートコースのようで、私たちも含めて　　ほとんどがカップルで来ていました。


　　　　　　　　　　　　　　　バチュラー記念館　　登録有形文化財　　





明治31年（1898）竣工
昭和37年（1962）北海道から寄贈・移築

「アイヌ民族の教育・文化の向上に意を注いだ、イギリス人宣教師　J・バチェラー博士が、離日する1940年まで居住していた邸宅です。
当時は北3条西7丁目にあり、木造2階建の屋根の中央には煉瓦造りの煙突二本備え付けられ、十字架も掲げられていました。
昭和37年、北海道から寄贈を受け、植物園内に移築しました。
移築後、民族資料室として公開していましたが、現在は同氏の遺品を収めた記念室を2階に設置し、建物は収蔵施設として利用しています。」

　2010.10.16

北海道大学農学部博物館 事務所

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国の重要文化財　



　

　

明治34年（1901）竣工　設計者　中條精一郎

「正面（北側）中央に切妻形の庇をつけた出入口を設け、基礎は煉瓦積み、床下換気口はアーチ形で鋳鉄製のグリルをはめ、外壁は腰を竪板張り、上を下見板張りとしています。小屋組はキングポストトラスで、各部屋には天井中心飾があります。窓は外側を上げ下げ、内側を開き戸とする二重窓となっています。室内の机、棚等も新築当時の設備品として重要文化財に指定されています。」

　下見板張りが好きなのです。



　札幌は雪が降ったそうです。もう冬ですか。。。　　秋に行った札幌日記はいつまで書いているのでしょうか？ったってまだ始まったばかりです。　　

楽しかった旅の日記は、終わってしまうと寂しいです。　

だから・・・次の旅が始まるまで　ゆ～っくり　と書いていましょう　　　　


　2010.10.16

本・よしもとばなな 「なんくるない」

雨の日には雨の日にできること、晴れた日には晴れた日にできること・・・都会で毎日あくせくしていたらそんなことは。。。

だから　南の島に行きたくなるのです。沖縄はいいです。とってもいいところです。

でも、最近は熱烈に行きたいとは思わないのです。まぁ～お年のせいもあるかもしれませんね。

お仕事に疲れたり、もういいやっ！と投げやりになっていたとしていたら　沖縄　はいいです。

不思議な島です。ハワイやグアムやサイパンではなく　沖縄　です。沖縄がいいのです。

離島が好きです。小浜、竹富　石垣や西表・・・石垣は何度か行っていますが、西表は一度だけ、きっともう一度行くと思います。

　西表は良かったなぁ～・・・1週間くらい居てみたいところです。な～んにもしないできれいな海を見ているだけ。これなら　おばあでもできます。海を見るのはだ～い好き　

本書を読んでいて、こんなことは全然なかったけれど・・・沖縄　って思った。

熱烈ではないけれど　やっぱ　沖縄っ！　　

沖縄で　晴耕雨読　・・・なんくるない　この言葉　好き　　
　
　

北海道大学農学部博物館 鳥舎と倉庫

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鳥舎　国の重要文化財　



大正13年（1924）竣工

「初めは孔雀を飼うために建てられた施設で、南全体に斜材の桟を入れたガラス戸を入れ、櫛形の明かり窓を付けています。また、壁は真壁で、外側に下見板を張るなどデザインが考慮されています。」

お散歩コースから一番初めに見えたのがこちらの建物です。
木々の間に　あらあら　と現れました。いよいよですね～と、わくわくしました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　倉庫　国の重要文化財　



明治18年（1885）現博物館事務所位置に竣工
明治33年（1900）現在地に移築

「初めは現在の博物館事務所がある位置に平屋建切妻造として建てられましたが、事務所新築に伴い現在地に移築され、その後、マンサード型の二階建に改められました。」

ここに重要文化財の建物がかたまってありました。


　2010.10.16

北海道大学農学部博物館 植物園門衛所

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国の重要文化財　





植物園門衛所　　明治44年（1911）竣工　設計　新山平四郎　

「切妻造の主体部に半八角形の張り出しを作り、正面（北面）として出入口を設けています。外壁の腰を竪板張り、その上を下見板張り、小壁をたすき形に桟を入れて飾り、妻は飾り吊り束を用いてアーチ形に作られています。内部は半八角形の部分を板敷の見張所、主体部を畳敷きの休憩所としています。」

　自動販売機で入場券を買って、すぐ前の窓口のボックスに入れて入場。いきなり現れます。
まぁ　　かわいい　　　ぐるりとして散策しながら次に向かいます。


　2010.10.16

本・池井戸潤 「空飛ぶタイヤ 下」

やったっ！　思わず　ガッツポーズ 　よくやったっ！　あ～すっきりした　

やっぱり、最後に正義は勝つ！　こういうのがないと子供の教育をどうしたらいいの？になりますからね。刑事さんも頑張りました。
なかなか正しい事が通らない世の中になっています。大声出したり、強い者を引き連れたりして正しくないほうに持っていこうとする者たちが大勢います。PTAも無事乗り切りました。

正しい事は正しいのっ！　
どんな組織にもごく一部の悪党がいます。その悪党と一緒にされてはいけないと頑張る事もあるのでしょっ？（悪党だけのところもありますが、そういうところに引っかからないようにアンテナ張って学習する事も必要だと思います。）

まっ！お先短いから・・・お若いのがんばれよっ！　とエールを・・・なんて言っている場合ではありません。知らない事ほど怖い事はないと言われるくらい、知識は蓄えていたほうがいいです。騙されやすいお年頃に近付いておりますから。。。

それにしても途中で諦めずにすごいです。
第十一章　コンプライアンスを笑え！11・・・追悼文集　「紙ヒコーキ」　の威力です。すばらしい！

　　帯に　「たまには直球の企業小説をよんでみませんか？」　と、書いてありました。

そんなに帯さんが仰るならと連れて帰ってきて大正解でした。

いやはや　またしても引き込まれました。　この小説　　　　面白いで～す。

読み終わっちゃったら、あ～おわっちゃったよ～と、一抹の寂しさが・・・　次、探しましょう。
　
ちょっと前に好きでこういうのをよく図書館で借りて読んでいました。けれど、何でしたっけ？こうして記録しておかないとわからなくなります。お気に入り文庫は手元においておきます。

北海道大学農学部博物館 宮部金吾記念館

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　登録有形文化財　　



　　　　　　　　　



　近代植物園としてはわが国で初めて造られたもので、日本で2番目に古い植物園だそうです。


　2010.10.16

北海道大学 植物園

　　　　　　　　　　　　　



　　　　　

　　　　　



　

広いです。碁盤の目のようになった札幌の町の区画の9つ分ほどあります。奥のほうまでは行きませんでしたが、お手入れが行き届いてきれいでした。
お花を見るのなら植物園はやはり春から夏にかけてがいちばんです。10月では・・・

今回は歴史的建造物の見学でしたから、少しだけ咲いていたお花を　パチリとしてきました。

北大植物園のホームページは　　　こちら　　　です。

追々、生で見たものが登場しますが・・・こちらにある重要文化財の建物の紹介は　　こちら　　です。

　2010.10.16

本・池井戸潤 「空飛ぶタイヤ 上」

数年前、トラックのタイヤが外れて子供を連れたお母さんに直撃し、お母さんがなくなられた事件がありました。　
　ノンフィクションかと思ったらそうではないようです。

企業なんてこんなもん。。。？　一時財閥系の会社に派遣で行っていたことがありましたが、お家柄がいいそうで、、お仕事中、忙しいのに椅子をくるくるして暇そうにしていたOLも中にはいました。お仕事は派遣がしていましたの。

当時1ヶ月契約で行っていた会社はお互いにお気に入りとなり、延長延長でなんとなく長くおりました。
そこに派遣会社から連絡が入り、暇な時期に1週間だけ貸して欲しいと、品物みたいに扱われ1週間だけ行った先の会社の事！

1週間でいいからガマンして行って～！と、お願いされて行った会社。
長続きはしないから週単位での契約でしたが、延長をたのまれても誰も応じなかったと聞いていました。
そして人材ストックがなくなり、他所の会社の長期契約からレンタル？な感じだったのでした。

1週間しかいないのを良いことに、お椅子くるくるのOLに　「なんで働いてるの？」　と、聞いたことがありました。
一応社会に出ておかないと～・・・1,2年はいないと～・・・縁故だし～・・・と言う事でした。

　なるほどね！いるだけでいいんだ！？　

生まれた家が違うだけで・・・

この会社には部署は違えど長期派遣も何人かいましたから、昼食時ご一緒すると派遣同士で呪文のように　ひがむな　ひがむな　と、言っておりました。言えば言うほど　完璧にひがんでいませんかネ！？・・・そりゃ～お庭にテニスコートがあったり、プールがあったりじゃねっ！・・・そんなこともありました。


　余談ですが、いるだけで！で思い出したこと・・・京橋の今はすっかり解体されて跡形もなくなった、とあるビルのワンフロアには、いつ行っても爺さん達が新聞を読んだり、将棋だか囲碁だかをしていてお茶を飲んでいるところがありました。そこもいるだけ！
友人がアルバイトをしていたのです。外出ついでにたまに寄るとそこには毎度お馴染みの風景がありました。
何している会社？に友人は、書類を印刷所に渡す仕事をしているところ。と言っていました。そこにいる爺さんたちの経歴は・・・言わずと知れた事です。


　罪罰系迷門企業に負けるなよ～！と、いい感じになってきた　「上」　を読み終わってエールをおくりました。
「下」　で、どんな展開になるのか楽しみです。

そして更に子供の学校でも問題が発生していて、会社の事、子供の事と大変な事になっています。

母親は子供と一緒に成長する生き物です。と、聞いていました。

幼稚園児の母親は幼稚園児並み、小学生の母親は小学生並み・・・ここいらがいちばんたちが悪いと・・・
でも中学、高校、大学と成長するからいいじゃないっ！　　　な～んて言っていましたが、今思えばその通りだったかも？なんて思います。

　　とにかくPTAの会長さんでもあります。こちらも　がんばれ～～～　と、成り行きを見守ります。

札幌でのお泊りは・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　京王プラザホテル　札幌　

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　高層階のお部屋でしたから景色はバツグン！　　日の出　　です。
　
　　　　　　　　　　　　　　

　

　　　　　　　　　ロビーは広々として、ショッピングアーケードなんかもありました。

　　　　　　　　　　　

　　　　　

チェックインの時に朝食バイキングは並びますからと聞いてはいましたが、6：30からオープンのレストランに6：25に行ったらすでに長蛇の列！
お食事を済ませて出てきた時もまだ行列っ！こんなに泊まっていたんだね～とびっくりしました。

レストランも広く、お食事メニューはかなり良かったです。2日目は和食を、3日目は洋食を選び、ヨーグルトにブルーベリーとマンゴーのジャム、コーヒーは共通。　

　　　　　

　　　空調が効かなかったからフロントに連絡したところ　扇風機が届けられました。。。

　　　　　　　　　　　　バスルームの湿気でずっとボンバーヘアー。。。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

先日の日光に続いて今回もチェックイン時に　　　並のツイン　　　で予約したのですが、お部屋があいていますからと、　高層階エグゼクティブフロアのダブル　　にしてくれました。　つ・い・て・る　　

　　こちらのホテルを選んだのは、札幌駅に近い事と、見学するのには北側に北大、交差点の先に北大植物園、南にちょいと歩くと県庁という立地の良さ、お値段がまあまあだった事です。

立地のよさを生かして、毎日これでもかと歩きました。平らなところを歩くのは得意なんです。　

2日目は午後から雨に降られましたが、お天気は概良好でした。と、言う事にしておきます。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たり　　ったり

　観光バスが横付けされて、お隣の国からのお客様がたくさん乗り込んで行きました。
ようこそ～♪　　たくさん楽しんで、見て、遊んで、お買い物して、日本ってどういう国だったか、お国に帰って伝えて下さい。って思いました。特に北海道は美しかったでしょ？

　　　　　　　　京王プラザホテル　札幌　　大正解っ！　お世話になりました。　　

　2010.10.16～10.18

本・沼田まほかる 「猫鳴り」

第一部　高齢でやっと授かった子供を流産してしまったそんな時　子猫が現れる。何度か捨てに行くのだけれど・・・

第二部　32歳のお父さんと13歳の息子　お母さんが去って行って5年　ある日父親が小汚い仔猫を連れてきた・・・

第三部　第一部のご主人と、その時の猫が最期を迎えるまでの物語　ご主人の準備ができるまで20年生きた猫は・・・


読み初め　ギョッ！　としましたが、読んでいるうちに、とても静かで深い物語だと思うようになりました。


　若い獣医師の「とっても自然なことなんですから。そうでしょう？」

私もそう思います。本当は自然に逝ければいちばんいいのだと・・・

札幌っ！

ちょっと前に・・・　　北海道へ行こうっ！　　　　あら！まっ！？　こりゃ又　急に・・・

行く行く　　なんたって暇人ですからいつでも空いています。
こういう時はだいたい・・・たまっているマイレージ！使わないでいると捨てられてしまう　　って時なのです。
クーポンに換えてもいいのですが、そこは旅行好き！お出掛けするんです。

本当は週末を全部あけておけばいいのですが、単身赴任中に暇こいて、週末に月2回のアンサンブルに入ってしまいました。
だから、一緒に出かけようと思っていても、その日はダメ～　　アンサンブル！　
でも、何となくその予定は尊重してくれているようなので感謝しております。
夏場は毎週末でも高原の家に行きたそうでしたが・・・どーもすいません。　


って事で、アンサンブルのない週末を利用して　　　秋の北海道　2泊3日　　

　紅葉はまだでしたが、な～んてきれいなんでしょう　　　美しすぎて写真撮りすぎ。。。

でっかいどー　北海道　　　　ぼちぼち　　　　していこうと思っています。

本・群ようこ 「かもめ食堂」

小林聡美さんのエッセイを読んでいたら「かもめ食堂」の撮影で行ったフィンランドがとても楽しかったと書いてあったので、久しぶりに出して読んでみました。
「かもめ食堂」は映画が先でした。ホンワカリンとしていい映画だなぁ～　　と思っていたので、原作を読んでみたくなり文庫を手に入れたのですが。。。当時の感想としては　正直　映画の方が良かったです。
映画のために書き下ろしたそうですからそれでよかったのでしょう。キャストも良かったから・・・

で、久々に読んだら　やっぱり　フィンランドに行きたくなったのでした。　　


以前パートでご一緒していた方に、気に入った本は手元に置いといたほうがいいわよ～～～。と、言われた事がありました。
入院した時にすぐに持ってきて～って、言えるし、一度読んでいると病院のベッドの中では読みやすくていい！と・・・
私は幸い　半世紀生きてきてお産の時意外入院はした事がありません。これはキセキと受け止めています。
でも、ポックリ　逝かない限り入院は付き物です。本を読める状態かどうかは今はわかりっこないので、とりあえず気に入った文庫は手元に置いておく事にしています。

で、この「かもめ食堂」も　　お気に入り　　にいれてありましたからね・・・ホント～！読んでいたから　サッ！っと読めて、へぇ～～～と感心。

整理整頓が苦手の捨て魔です。捨ててしまってすっきり！タイプですが、本はとっとこ！　　


　　予約投稿