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本・久坂部羊 「悪医」

2017-06-30 07:13:35 | 図書館本 読書備忘録 
悪医 (朝日文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
余命宣告された52歳の末期がん患者は、「もう治療法がない」と告げた若き外科医を恨み、セカンドオピニオン、新たな抗がん剤、免疫細胞療法、ホスピスへと流浪する。2人に1人ががんになる時代、「悪い医者」とは何かを問う、第3回日本医療小説大賞受賞の衝撃作。

               

 読書備忘録 

この余命宣告をした森川は良い医者だと思う。

その後悪い医者がでてくるんだから・・・

だいたい、これ以上、治療の余地がありません。って言うのもわかる。
だったらホスピスでゆっくり過ごすのもいい。
もっとも余命宣告を受けた小仲はまだ52才!
「私にすれば、死ねといわれたのも同然」
と思うのもわかる。
私は60過ぎているから当然考えは違うわけで、もういいっ!これでボケずに済むわ!とさっさとホスピスに入るだろう。

その小仲は病室を飛び出してしまうし、そのまま病院もでてしまう。
そりゃショックはわかる。
弟がすい臓がんで余命宣告を受けたとき、有明の病院、その場にいたのだから・・・

その後いくつか病院をさまようが、患者としてみれば必死。
ただその必死にうまいこと入り込んでデータを取るため、実績を増やしたい為だけに独自の治療を行う医者もいる。

弟のときもとんでもない医者にであった。私はそれがあったからあの医者には騙されない。
ただ、テレビに出て偉そうなことを言っていたのを見て、あ、テレビに出てる、ダメじゃんテレビに出しちゃ!このK町病院の医者もデータが欲しかったってことは後でわかった。

こういうのを読んで、自分だったらどうだろう?医者にどう伝えるだろう?
痛いのは嫌だ!副作用で苦しむのも嫌だ!

抗がん剤ではがんは治らないという事実
効くとはいっても治るとは言っていない。
劇的に効く人も人もいれば、まったく効かない人もいる。

森川がテレビ出た。覚えていたの、小仲のこと・・・
結局小仲はさまよった後ホスピスに入り最後に森川に残した録音されたメッセージ。

医者が、見離さないで、いてくれることが励みになる。
死ぬ勇気・・・

今や癌は珍しいものではないからちょっとした話にでるし、周りにもがんで亡くなっている人もいるし、普通に生活できるまで回復している人もいる。

悪医を読んで良医を思う。

アフリカでは、まだまだ助かる命が死んでいるが、日本では助からない老人の命を無理に助けようとしている。

若い人は頑張って生きてほしい。

★★★★★



本・小路幸也 「花咲小路三丁目のナイト」

2017-06-28 17:52:22 | 図書館本 読書備忘録 
花咲小路三丁目のナイト

 内容(「BOOK」データベースより)
元「怪盗紳士」も、若手刑事も、ちょっと不思議な花屋さんもいる花咲小路商店街。たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起こる。今回の舞台は花咲小路唯一の深夜営業のお店、「喫茶ナイト」。商店街のみなさんの、夜にしかできない相談ごとに応えていて―。


               

 読書備忘録 

とても素敵な商店街・・・本当にあったらいいな、近所に住んでみたい。

商店街の食堂”あかさか”の孫の淳は刑事・・・復習しながら・・・その同僚の権藤は、「喫茶ナイト」の仁太と先輩後輩の中、なのにニューヨークで知り合ったんだって・・・
その仁太のところに相談に来るってことで、始まります。

お話しているのは仁太の甥の堂本望。

セイさん出ましたね・・・あれはやはりセイさんだと思っておりました。

”あかさか”は安泰ってことなのかな?

そして仁太叔父はなんとかっこよかったのです。

懐かしい人も忘れていた人も新しい人も・・・
登場人物がたくさんいて、えっとぉー・・・?

いろいろあって面白かった。

★★★★☆



本・柴崎友香 「週末カミング」

2017-06-26 05:51:12 | 図書館本 読書備忘録 
週末カミング (角川文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
31歳のわたしは年末から風邪を引いて2日間寝込んで気づいたら年が明けていた。そこに会社の既婚者の先輩女性が転がり込んできて―(「ハッピーでニュー」)。東京で暮らすわたしは、人が住む中で一番暑い場所に近いハルツームの天気を毎日確かめる。偶然や今という一瞬が永遠とつながる場面を描いた傑作「ハルツームにわたしはいない」。週末はいつもより少しだけ特別。見慣れたはずの風景が違って感じられる、8つの物語。

ハッピーでニュー 
蛙王子とハリウッド 
つばめの日 
なみゅぎまの日 
海沿いの道
地上のパーティー 
ここからは遠い場所 
ハルツームにわたしはいない 
 

               

 読書備忘録 

だらだら、ゴロゴロ・・・

週末の特別感・・・確かに。
それは平日があるから・・・

蛙王子とハリウッド
私もふつーお茶だと思います。緑茶とか烏龍茶・・・
黒豆茶に韃靼そば茶は・・・

地上のパーティー
ときどきぷっと笑った。
小金沢さん、なんだろうね?
三十一階角部屋のお話・・・面白い。

どれもぼやーっとおもしろい。

ただ・・・
ぼやーっとしているから243ページしかないのに、やたら時間がかかった。

そして・・・
ぼやーにはまった。

しまったな・・・。

★★★★☆



名古屋 かつての中村遊廓界隈へ・・・

2017-06-25 06:55:28 | まとめて 国内の旅





















スーパーの駐車場に車を止めて、お掃除のおばあさんに聞いてみた。
私が子供のころはね・・・まだ少しは残っているからみてらっしゃい・・・と、とても親切に教えて下さった。
お礼を言って、では行ってきます。

マイクロバスが止まりお年寄りがおりてきたから、何だろうとみていたら、ディサービスになっているみたいなところもあった。

ネットで調べると、詳しく書いている方もいるので、帰ってきてから読んでみた。


5/13~5/15


本・夏川草介 「本を守ろうとする猫の話」

2017-06-24 06:06:07 | 図書館本 読書備忘録 
本を守ろうとする猫の話

 内容紹介
「お前は、ただの物知りになりたいのか?」
夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力を借りたいのだという。
痛烈痛快! センス・オブ・ワンダーに満ちた夏川版『銀河鉄道の夜』!

               

 読書備忘録 

「神様のカルテ」は読んだことなく映像にもなったと書いてあったけれどそれもみていない。
だから、なんだっ!ってことなのだろうけれど、お初作家さん。

あ!しゃべった・・・

猫の姿は普通見えないらしいけれど、どうも学校に行かない林太郎に届け物をしてくれる学級委員の柚木沙夜にはみえてしまい、一緒に冒険?する。
いろいろと難しい本が登場し、さすが祖父のお店で学校に行かず本ばかり読んでいる夏木書店の孫であるが、変わるの。

柚木沙夜だけでなく、先輩の秋葉良太もいいんです。

さらに、一人になってしまった林太郎を引き取ろうとあれこれしてくれるフィアットに乗ってやってくる叔母さん。
”引越しせず、一人暮らしうをしたい”という林太郎との三つの条件。
三つ目がとてもやさしい。

その壁の向こうには・・・

にゃんこはもう来ないのね。
林太郎!変わったから・・・

ちょうど読んでいる最中に「教育勅語」が話題にになっていた。
なので、「切りきざむ者」の老人の言葉の「当たり前のことが、当たり前でなくなっている世の中なのだよ」に、そっか・・・そうだよな・・・と思ったのでした。

★★★☆☆



本・松田青子 「おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are 」

2017-06-22 07:12:24 | 図書館本 読書備忘録 
おばちゃんたちのいるところ - Where the Wild Ladies Are

 内容紹介
わたしたち、もののけになりましょう!
あるときは訪問販売レディ、あるときはお寺の御朱印書きのアルバイト、そしてあるときは謎の線香工場で働く〝わたし〟たち。
さて、その正体は――?!
八百屋お七や座敷童子、播州皿屋敷お菊たちがパワフルに現代を謳歌する痛快連作短篇集。
嫉妬、憎しみ、孤独に苛まれ、お化けとなった女たちの並々ならぬパワーが昇華され、現代女性の生きにくさをも吹き飛ばす!
ここにしかない松田青子のユニークかつ爽快な17つの物語。


               

 読書備忘録 

「みがきをかける」
幽霊がチャイムを鳴らして訪ねてくる。スーッと入らないのね?
毛の力弱めたらあかん!
娘道成寺、二人で踊る二人道成寺!そうそう二人で踊ったっけ・・・
それはいいとして、毛っ!
 
「牡丹柄の灯籠」
まただチャイム・・・夜の十時に来るか?あら、開けちゃった。
露子と米子が灯篭売りに来ました。リストラにあった新三郎に露子が・・・え?新三郎と露子?牡丹灯籠
二度目は妻が「セールス・勧誘お断り!」と書かれたシールを張ったから露子は結界はられて新三郎には近づけませんでした。
 
「ひなちゃん」
人生初の釣りで釣ったのは・・・骸骨
それがひなちゃん。泥だらけの状態でやってきた。お礼に参上したのは、お寝間 お伽など、勤めさせてくださいと・・・ひなちゃんは可愛くて頭がいい。これからもずっと一緒?事情を知っているのはお隣さんっ!
 
「悋気しい」
あっちの世界にも人材不足ってのがあるのね。
 
「おばちゃんたちのいるところ」
モーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」・・・
汀(てい)さん登場!!!
いろいろあってフリーターにふさわしいと自分で思っている茂!お仕事はじめました。
いったいこの会社は?移動も頻繁にあるんだって・・・上司は汀さん!

「愛してた」
あ!汀さんだ!幽霊じゃないって自分で言ったって、どうやって入ったの?浮かんでいるし・・・
 
「クズハの一生」
小さいころからきつねに似ていると言われてきたクズハ。
あら、茂くんじゃない?クズハの部署に異動したんだ。
 
「彼女ができること」
子育て幽霊!死んでいるのにベビーシッター
シングルマザーがいわゆる夜のお仕事に出ている間子供に寄りそう。
子供には見えるけれどお母さんには・・・まだ。 

「燃えているのは心」
御朱印帳を書く。若いから大丈夫?と思われていても受け取って字を見ると上手なの。
八百屋お七のお墓がある寺、お寺で売っている根付ははしご!御朱印帳を書いているのは七緒という名だった。
子供のころ坂東流の日舞のお稽古をしていた。おさらい会の時に太ったお姉さんがお七をやった。大きなホールの客席からは、ずいぶん体格良いお七だなーと言っていたって言うのを後から聞いた。舞台裏では黒子さんたちが、持ち上げられるか?なんて協議していたのをちびっ子たちは聞いていた。
あんな太ったお七は初めてだったって。あたし髪振り乱して踊っているお姉さんをみていて、お七やりたいと思ったんだっけ・・・自分でどうしてもお七をやりたいって言っただけあったのだ、と今頃思った。
 
「私のスーパーパワー」 
スーパーパワーって何ですか?
お岩とお紺・・・いいね!
自分を陥れた相手はやはり呪います。私の死後のパワーすごいです。きっと!と妄想中。

「最後のお迎え」
あ!汀さん!
汀さんが日本語上手なのは日本で育っていたのでした。
オークラ???
生きている者と死んでいる者の両方が見える・なるほど「シックス・センス」みましたよ。
両方とも違わずに見える?え?私影が見えるかどうか?って教わりましたけれど・・・って誰に教わった???
 
「チーム・更科」
汀さんだよ!
更科さんのチームはお助け隊
なんと牡丹柄の灯籠の露子と米子がここにいた。な、なるほどそういうこと?
 
「休戦日」
なんだ?ガムちゃんって・・・そういうときのお助けマンらしい。

「楽しそう」
死んだときに当時の風習で髪を剃られた?死んだ奴の方が元気!
お!汀さん!いったい何人いるのか聞いたら、私は一人です。と・・・

「エノキの一生」
エノキの不思議な体。そしてエノキの脂にはご利益があるらしい。
そして誰も来なくなってようやくただの木になった。
 
「菊枝の青春」
菊枝がお皿を数えているから番町皿屋敷か?と思っていたら、姫路城にお菊の井戸があるって・・・播州皿屋敷というのもあったのね。
あ!茂だ!一枚足りないお皿を届けに来たのは茂だった。
 
「下りない」
姫路城に居付いている富姫・・・あ!茂だ!姫川茂!
いやいや汀さんは茂の能力をはじめからわかっていたんだ。と富姫に言われ・・・
お菊は井戸にはいない。転生してって・・・菊枝だっ!


こんなに長い備忘録を書いている私って・・・

とっても面白くて楽しかった。
そして思った。やはり住みついているのだと。転生しているってこともあるのか・・・

★★★★★



名古屋の旅 あら、素敵っ! 松重閘門・・・

2017-06-21 06:44:45 | まとめて 国内の旅








近代化遺産

詳しくはこちらで
http://www.adnet.jp/nikkei/kindai/10/



車で走っていたら、あっ!とみつけた。

目的ではなかったけれど、あっ!とみつけたから・・・寄り道 


5/13~5/15


本・久坂部羊 「老乱」

2017-06-20 07:51:15 | 図書館本 読書備忘録 
老乱

 内容紹介
在宅医療を知る医師でもある著者が描く迫力満点の認知症小説。
老い衰える不安をかかえる老人、介護の負担でつぶれそうな家族、二つの視点から、やっと見えてきた親と子の幸せとは?
現実とリンクした情報満載の新しい認知症介護の物語。
医師、家族、認知症の本人のそれぞれの切実な“不都合な"真実を追いながら、最後にはひと筋の明るいあたたかさのある感動の長篇小説。
著者は再発したがん患者と万策尽きた医師との深い葛藤をえがいた『悪医』で日本医療小説大賞を受賞している。

               

 読書備忘録 

レビー小体型かぁ・・・

車の運転をやめさせるのに電動自転車・・・あれけっこう危険。スピード出るし、それにバッテリーはすぐなくなる。
それで家出だなんて・・・
車はやめた方がいい!若者は事故を起こさないのか?なんて屁理屈言ってないでね。

姑に車を手放すようにしたときに無責任な田舎の親戚から避難囂々だった。
何かあったときに何かしてくれるのか?ってことなの。言うのは簡単。簡単すぎて呆れる!
なんにでも口出す!ほんっと無責任なんだからと思った。
バスだって電車だって何にも不便はない。商店街だって5分も歩けばあったのだから・・・

患者を仕上げる!の話に、やはりそういうことだったか・・・

拘束の話にも、そうなのよね。怪我してからじゃ遅いし、きれいごと言っている場合じゃない。大変なのよ。

必要なのは・・・
お・か・ね・・・

介護の側に回っているうちに、される側になるのだから、お金は大切。
親につぎ込んでいるばかりではなく、自分のことも考えなくてはならないから・・・

有吉佐和子の「恍惚の人」

読んだことあるけれど二十代のころだったから、どんな感想を持ったのだろう?ただただひとごとだったのだろうね。

寿命が延びて、長生きする人が増えたから、認知症も増えた・・・

そこには、認知症を避ける唯一の方法が書いてある。

答えはずばり、長生きしないこと・・・

だからと言って、んじゃ終わりにします。ってことはできない。
なので、寄り添っていい方法を専門家も交えて模索する。

でも・・・やはりお金だと思います。

そして人類は未体験ゾーンに・・・

★★★★★





本・林真理子 「マリコノミクス まだ買ってる」

2017-06-18 07:08:04 | 図書館本 読書備忘録 
マリコノミクス! ――まだ買ってる (文春文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
自民党政権復活と共にマリコの新年は明けた。手書き党として国会にのぞむ覚悟で原稿用紙に向かうことを読者に誓う。「情熱大陸」出演、フランス美食の旅、『野心のすすめ』大ヒット。クライマックスは山梨で開催する文化人が集うイベント。チケットをさばくためマリコが考えた秘策とは。日本を活性化する、パワフルチャーミングなエッセイ集。


               

 読書備忘録 

「野心のすすめ」の後ですね、忙しくなったのは・・・

それにしても副題にあるけれど、そんなに買っていないです。

が、林さんがブログに書くとそのお品は売れるっ!私も買わないまでもとりあえずググる。

そしてまた・・・上のほうの生活を垣間見ることができた。
林さんはご自身を庶民と・・・庶民っすか?いろいろと庶民なんですっ!が出てくるけれどそっかな?
お仕事でもひょいって外国のレストラン行っちゃったりして、庶民の幅はひっろぉいのよ!ってことでいっか!

そう、見ました。笑っていいとも・・・

インタビューで一番ほっとする時間は?
私も朝です。
ご機嫌に行ってらっしゃぁ~い!した朝っ!

ブログはしばらくの間お休み。ってお休みされています・・・つまんない!

★★★☆☆



本・加門七海 「目嚢」

2017-06-16 07:19:18 | 図書館本 読書備忘録 
目嚢-めぶくろ- (光文社文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
怪談作家の鹿角南は、従妹の嫁ぎ先、菊池家の古い土蔵で見つかった『目嚢』という古文書を預かる。そこに記された怪談に興味をひかれ、菊池家の歴史を調べようとする南だが、まるで誰かが邪魔するように、指が切れ、虫が湧き、一人暮らしの部屋に異変が起こり始める。迫りくる怪異は、止まることなく続いていく…。名手が描く、背筋が凍る傑作長編ホラー小説。


               

 読書備忘録 

わわわ・・・転勤で2年ちょっと住んでいたナ県の借家を思った。

お庭にはへびがにょろにょろ・・・それはいいとして・・・

玄関入って左がずっとお庭に面した廊下で、突き当りに開かずのクローゼット?建付けが悪く開かなかったのだけれど・・・

玄関の脇に階段があり、ここに住むのか・・・と上がって行って北側の窓をみたら下はお墓だった。
2階には二間あったけれど、ほとんど使わなかった。

そのお墓の塀の際にお風呂があって、窓を開けると卒塔婆の先っぽが見えていた。
風が吹くとカタカタカタカタ・・・
ソーラーがあるから電気代はかからない、いいでしょうーって言われたけれど、壊れていたから、毎日お風呂は外に出て卒塔婆の脇のスイッチをカチャリとしていた。

1階は寝るだけの十畳間と居間にしていた六畳と書斎にしていた四畳半とよくわからない天井の低い三畳間があって・・・
田舎だから土地はタダみたいなもん。いくらでもこんな家はある。と・・・

とにかく不気味な家で、転勤の話がチラリと出たときに、とどまるつもりだったみたいだけれど私がどうしても出ていくと・・・そんなんで東京に戻ってきたって家を、読んでいて思った。

子供が居なかったら逃げ出していた。
今だから言える・・・

鹿角南の従妹の家はこんなもんではなかった、なのに怖くなかったのだろうか?ね?

とにかく、いらぬ事を思い出しながら読んでいたから・・・
とても怖いお話でした。

私は逃げます。
近寄りません。
相談受けたら、引っ越しなさい。と言ったでしょう。

耳嚢ではなく目嚢
どっちが怖いかと聞かれたら・・・どっちもっ!

★★★★☆



本・井上章一 「京都ぎらい」

2017-06-14 06:55:54 | 図書館本 読書備忘録 
京都ぎらい (朝日新書)

 内容紹介
あこがれを集める歴史の都・京都!
そんな古都を「きらい」と明言するのは、京都育ちで、ずっと京都に住んでいる著者だ。
千年積もった洛中人の毒や、坊さんと舞子さんとのコラボレーションなど、「こんなん書いてええのんか?」という衝撃の新京都論。


               

 読書備忘録 

西京区の友人は京都大嫌いで、本当は大阪人だと嘘っぱちを言っていた。
私は京都府の人は京都の人だと思っていましたし、今でもそう思います。この本読んだからと言って洛中だなんだってことはね。
ま!所詮、私は関東もん!よそ者です。土地の人がそういうのならそうなのでしょう。

大体のところは ふんふん、へぇー・・・と読みましたが、坊さんの件には、はぁっ!?
坊さんが花街で遊んでいるから、もっていると、坊さんが言うらしい。
そんなに遊べるほどお金持ちなのね?んじゃ拝観料いらないじゃん。
お布施として取っているらしいけれど、おいくらって書いてあって、払わないと入れないよね。それってお布施か?

また夜間のライトアップの話では、カップルがいちゃついているから、ほんま、けったくそ悪いわ。けったろかと思ったって・・・坊主の言葉ですよ。驚きました。
お金取っててね。
しかもあるところではライトアップ前に入っていると出されて、ライトアップが始まったらまたお金取って入れるんだって。入れ替え制にまぁ、びっくり!!!

ずいぶん前の古都税だか何だかの時のお寺のストライキも、お寺がするの?そういうこと?って、驚いたことを思い出した。

また、本や雑誌で写真を載せるときには3万円払うんだって。
タダでいいじゃないね?宣伝してくれるんだから・・・観光客に人気のある寺はさらに高い料金を提示するって・・・お金大好きなんだね?お金食べてんじゃない?

あとがきの七の話に、へ~~~
しち ではなく ひち だそう。
東京の下町で育った私は ひ と し の区別がつかなかった。
それはまわりの大人のせいで、大人になって、それ変っ!と言われて気を付けた。いわば下町なまりってこと。
でも京都のそれは違って、七だけなのね。
私、七はしちといいます。

読み終わって・・・
この本は京都を大いに嫌いになってください!
って本だったのかな?と感想を持ったけど?

面白かった~・・・そしてお勉強になりました。

京都に転勤で行った奥さんは京都はたまに観光で行くところ、住むところじゃない!って言っていたのを思い出した。

私の場合・・・お寺ばっかり行く観光客ではないからいいんだ。
いいところいっぱいあるし・・・また、京都行こうっと!

でも・・・読んじゃったから、もう読む前の私ではない。

新鮮っ!

★★★☆☆



名古屋 2日目ホテルの朝食♪

2017-06-14 06:11:29 | まとめて 国内の旅




ひつまぶし



天むす



先に野菜と果物をたべるといいらしい。
なので野菜どっさり・・・名古屋めしがあったのもうれしかった。



朝食時、観光客のほとんどはお隣のお国からの方たちで、それ以外はビジネスマンだった。



2連泊予約とれず1泊だけだったけれど、前日のホテルがとてもよかったから、ま!いっか・・・


5/13~5/15


名古屋 2泊目のホテル・・・

2017-06-13 07:23:05 | まとめて 国内の旅


ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋





















会員なので素泊まり料金で朝食付き

駐車場に車を入れ、チェックインして さぁ!夕ご飯っ!

お隣は駅だから電車に乗って名古屋駅へ・・・これも名古屋めしかな?を食べて特に用もないからまた電車に乗ってホテルに帰ってきました。

せっかくのホテル
お部屋でのんびりするのもいいもんです。

秋は〇〇インにしたから、きっとお部屋には帰りたくないと思うよ。
寝るだけ 


5/13~5/15


本・近藤史恵 「マカロンはマカロン」

2017-06-12 07:51:45 | 図書館本 読書備忘録 
マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)

 内容(「BOOK」データベースより)
下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マルは、スタッフ四人、カウンター七席、テーブル五つ。フランスの田舎を転々として、料理修業をしてきた変人シェフ三舟さんの気取らない料理と、身も心も温めてくれるヴァン・ショーは大人気。そして、実はこのシェフ、客たちの持ち込む不可解な謎を鮮やかに解く名探偵でもあるのです。豚足をめぐる少年と母親の再婚相手との物語、おしゃれな大学教師が経験した悲しい別れの謎、消えたパティシエが残した言葉「マカロンはマカロン」とは?…等々、胸を打つ話ばかり。ブーダン・ノワール、豚足料理、マカロン、ベリーのタルト…メインディッシュもデザートもきっとご満足いただけます。絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ!


コウノトリが運ぶもの 
青い果実のタルト 
共犯のピエ・ド・コション 
追憶のブーダン・ノワール 
ムッシュ・パピヨンに伝言を 
マカロンはマカロン 
タルタルステーキの罠 
ヴィンテージワインと友情 


               

 読書備忘録 

フレンチはあまり食べたことがないからちんぷんかんぷん!

お料理分からなくてもお話はね・・・

血まみれで始まった「追憶のブーダン・ノワール」
読んでいても生臭かった。

わかったわかった・・・「マカロンはマカロン」
そっか、そういう事情だったのね。トランスジェンダー?

「タルタルステーキの罠」では、え?と思ったけれど、なかなかどうして・・・そうね、多少はずるくなってもね。
ブイヤベース・・・美味しそっ!ブイヤベースくらいはわかりますわ。

料理人だけど鋭い!



本・宮部みゆき 「希望荘」

2017-06-10 05:46:18 | 図書館本 読書備忘録 
希望荘

 内容紹介
探偵・杉村三郎シリーズ、待望の第4弾!
その部屋には、絶望が住んでいた――。
宮部ファン待望の14か月ぶりの現代ミステリー。特に人気の「杉村三郎シリーズ」の第4弾です。
本作品は、前作『ペテロの葬列』で、妻の不倫が原因で離婚をし、義父が経営する今多コンツェルンの仕事をも失った杉村三郎の「その後」を描きます。
失意の杉村は私立探偵としていく決意をし、探偵事務所を開業。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年に起きた女性殺人事件を解決するカギが……!?(表題作「希望荘」)
表題作の他に、「聖域」「砂男」「二重身(ドッペルゲンガー)」の4編を収録。


               

 読書備忘録 

聖域
死んだ人がうろうろしていたら、幽霊よね・・・
見ちゃったんですって。
最後がうらやましい当たっちゃっていたのね~!

希望荘
はなかご老人ホームのおはなし
そこに入所しているおとうさんっ!
わかっちゃいました。だ・か・ら・・・昔、人を殺したことがある。って言ったの。
つらい思い出です。

砂男
ちょっと前後してって感じで、私立探偵になったきっかけというか、事情がわかります。
杉村三郎、いい人なんだわね。
なるほど・・・
戸籍を買う?成りすまして生きてしまう。そんなことして・・・

二重身
ドッペルゲンガー・・・これ見た人は死ぬらしい・・・
震災にかこつけて・・・行方不明にしてしまった。生い立ちは悲しいけれど、いい人そだったから、魔が差すってこと?ちょっと考え甘かったね。アルバイトだったんじゃない?
ちと、切ない。一生懸命だったみたいだから。

そ・し・て・・・

やはり杉村三郎は小泉幸太郎さんでした。

探偵事務所を始めたのです。
こんなボロ家で大丈夫?なんて思っていたけれど、口コミでね。
それに睡蓮のマスターまで引っ越してきちゃって驚いた。
お店の名前が変わって侘助!マスターは本田博太郎さん・・・どんだけテレビをみていたかっ!ってことだけれど、またドラマにしてくれないかしら。