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本・アンソロジー 「作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法」

2014-04-30 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        作家の履歴書 21人の人気作家が語るプロになるための方法 (単行本)

 内容(「BOOK」データベースより)
きっかけは?応募した賞は?発想の原点は?人生を変えた経験を赤裸々に語るデビューの方法21例。

 数多のお仕事がある中で、好きな作家がどうして?ってをちょっとのぞいてみたかった。

小さいときからなりたかったって方は・・・読んだり書いたりが好きだったんだ。

阿川さんと白石さんはね・・・
道尾さんが商社の営業マンだったとは・・・音楽やっていた方も・・・朱川さんが育メン!

で、読んだ事はなかったからお名前しか知らなかった桜庭一樹さんが、女性だった。

エッセイを読んだ事があれば、なんとなくそれっぽいことも書いてある事もあるけれど、小説しか読んでいないとわからない事がね。なかなか楽しかった。

作家になろうなんて思っていなくても、とても面白い。履歴書だから、志望動機、転機なども・・・

作家になろうって人は巻末の解説を・・・


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本・ティル=ホルガー・ボルヘルト  「ヤン・ファン・エイク ニューベーシック・アート・シリーズ」  

2014-04-29 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

      ファン・エイク Van Eyck  NBS-J (ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

 内容紹介
ヤン・ファン・エイク(1390-1441)は初期フランドル派の大家であり、新婚夫婦を題材にした「アルノルフィニ夫妻の肖像」は初期ルネサンスの金字塔。

 アルノルフィーニ夫妻の肖像 ・・・ずっとひかれていた絵が表紙になっていたから借りてみた。

何度か絵の事は聞いていたけれど、鏡の中まではなかなか見えなかった。でもこの本にはちゃんと解説があり・・・って、当たり前なのだけれど、ふむふむと読んだ。

そう、鏡の中にはヤン・ファン・エイクがいるのです。

「同行者を伴い部屋に入ったファン・エイクは、室内の出来事の目撃者となっている。」

やっとみられた。

よくみてくださいね~っておっしゃられても小さすぎて・・・

美術展ではオペラグラスを持って鑑賞されている方をたまにみかけれる。なので私も・・・と思っても毎度手ぶらで行くのです。

そうなんだ・・・と、わからないなりに読んでいたけれど、覚えていますでしょうかね・・・


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本・村上春樹 「夢で会いましょう」

2014-04-28 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

                  夢で会いましょう (講談社文庫)

 内容紹介
現代若者文化をリ-ドする二人の対決小説集カタカナ単語を互いに選び合い,それを題名にアドリブで書き上げたショ-トショ-ト98編.二種類の全く異った原酒が溶け合ってできたカクテルの奇妙な酔心地!

 ナリユキでカタカナのことばをずらっと並べて・・・

「夢で会いましょう」の表題になんだろう?と図書館の棚から出して借りてみた。
そしたら・・・なぁんだそっか。対談ではなくそれぞれ文章の後ろにiとmで、だぁれだ!とわかるようになっている。
いちいちみなくてもたぶんわかると思うけど。って書いたあったから、どらどらと読んでいたけれど、わからなかった。
村上さんの作品を全部読んだわけじゃないし・・・糸井さんのほぼ日はほぼ毎日読んでいるけれど、わからなかった。昔はこういう書き方をしていたのかな?と負け惜しみを言ってみた。

食いついたのは・・・「タクシー」
原稿のうえだけとはいえ、こんなことできて、私はうれしい。・・・と。
タクシーの運転手さんもいろいろですけれど、いやーな運転手さんに当たったときには・・・私も、妄想してやるっ!


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本・梨木香歩 「からくりからくさ」

2014-04-27 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        からくりからくさ (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
祖母が遺した古い家に女が四人、私たちは共同生活を始めた。糸を染め、機を織り、庭に生い茂る草が食卓にのる。静かな、けれどたしかな実感に満ちて重ねられてゆく日々。やさしく硬質な結界。だれかが孕む葛藤も、どこかでつながっている四人の思いも、すべてはこの結界と共にある。心を持つ不思議な人形「りかさん」を真ん中にして―。生命の連なりを支える絆を、深く心に伝える物語。

 「りかさん」より前に出ている本だけれど、ここでは祖母はすでに亡くなっている。その家に住み始めた孫娘と3人の同居人の生活が描かれているんだけれど・・・りかさん入れると5人という、結界が張られているような家だって言われちゃった、ちと浮世離れしている日常。

まさかこの仲間でそんな事ある?なんてことがおこったね。そして最後にも・・・

紀久が放ったことば・・・人形に関して、世の中には三つのタイプの人がいる。
一番目は、全く関心のないタイプ。関心がないから、家具や風景の一部としてその人の中を素通りしていく。
二番目は、ものすごく惹かれてしまうタイプ。惹かれる余り、自分でも人形を作ってしまうぐらい。
三番目は、ものすごく嫌うタイプ。なんだか生きているみたいで気持ち悪い。
二番目と三番目は両極のようでいて、実は感情移入できるっていう点ではいっしょ・・・
へぇ~・・まんざら特殊な人じゃなかったのねと、三番目の私は思った。

ヤママユが繭から出てきた姿には、子供達と蚕を飼って、繭を作りそこから真っ白な美しい蛾になり飛び立つまでを観察していたのを思い出し懐かしかった。

静かに始まりやがて・・・


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本・瀬尾まいこ 「春、戻る」 

2014-04-26 07:53:51 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        春、戻る

 内容(「BOOK」データベースより)
正体不明、明らかに年下。なのに「お兄ちゃん」!?結婚を控えた私の前に現れた謎の青年。その正体と目的は?人生で一番大切なことを教えてくれる、ウェディング・ストーリー。

 おにいさんはもしかしてあちらの世界の方が越えて来ちゃった?でもこれは瀬尾まいこさん!んなわけないけれど、いったい誰っ!何っ!

嫁ぎ先の義父は和菓子職人、売切れとか、限定販売とか嫌いなんだって・・・いいね。職人さんの心意気をみたっ!

ほんわかりんなお話でした。

そういえば瀬尾さんはかつて先生でしたものね。


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本・高殿円 「上流階級 富久丸百貨店外商部」 

2014-04-25 06:47:11 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

         上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部

 内容(「BOOK」データベースより)
バイトからのたたき上げである鮫島静緒は、百貨店の洋菓子部門でキャリアを積み重ねてきた30代半ばの苦労人だ。洋菓子以外にも手がけたフロアリニューアルが成功し、契約社員から晴れて正社員になったはいいが、突然の人事異動で男性ばかりの外商部に唯一の女性として配属される。実はカリスマ外商員・葉鳥の退職を控え、それまでに彼の顧客との太いパイプを繋げるべく、さまざまなメンバーが集められたのだった。これまで仕事では成功を収めてきた静緒だが、プライベートでは同僚・神野と別れたバツイチの身。勝手が違う外商の世界に戸惑いつつ、交渉成立を目指してお客様のところに足を運ぶが―。

 読んでいて思ったのは・・・ケーキが食べたいっ!

富久丸百貨店芦屋川店が舞台 そこの外商で働く鮫島静緒のお話

え?ゲイだったの? 紫が好みらしいわね。一緒に住むんじゃ安心。

傑作だったのは特賓会当日の事、やるじゃん!

葉鳥の匂いはそういうことだったか・・・

外商がそこまでやるの?って知らないことがたくさん書いてあって、楽しかった。

学生時代にI袋のPaルコの銀座Y楽器でアルバイトをしていたときに、トイレは何番、お食事は何番とか、流れる曲に情報が入っているのは知っていたから、そぅだった・・・と。

デパートは大好き、最近はデパ地下しか用事はないけれどわくわくする。その私以上のわくわくをお年とともに奪われた母はちょっとかわいそう。一人でいそいそ行けなくなっちゃったからね。

子供の頃の静緒さん・・・開店前から待っていると魔法のドアがあいて・・・今は反対側でドアが開くのを待っているのね。

開店直後に入るのは苦手・・・歩く先々みんなしてご挨拶してくれるから、ツンツン歩くわけにも行かず、どーも・・・なんてしながら歩くの面倒。だから、10分後くらいに入る 


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本・篠田節子 「長女たち」

2014-04-24 06:56:01 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        長女たち

 内容(「BOOK」データベースより)
親が老いたとき。頼りされるのはもはや嫁でも長男でもない。無責任な次女、他人事の兄弟…追いつめられた長女の行く末は?痴呆が始まった母のせいで恋人と別れ、仕事も辞めた直美。父を孤独死させた悔恨から抜け出せない頼子。糖尿病の母に腎臓を差し出すべきか悩む慧子…当てにするための長女と、慈しむための他の兄妹。それでも長女は、親の呪縛から逃れられない。親の変容と介護に振り回される女たちの苦悩と、失われない希望を描く連作小説。

 長女だから・・・長子長女だから・・・長女が長男に嫁いだから・・・好きな作家さんだから・・・読んでみた。

家守娘
姉妹のお話でした。
お母さんはレビー小体型認知症だとわかった。
ユキちゃんは・・・そうだったのか・・・ちょっとだけホラー?

足が丈夫であちこちちゃっちゃか徘徊されたら大変!
洋服全てに住所と電話番号とお名前を書いてご本人にはわからないように縫いつけていたお嫁さん知っています。足が丈夫ってのがね・・・と。
ヘルパー時代は何でこんな所まで?って、昼夜わからなくなっているから家族が寝静まってからちゃっちゃかちゃっちゃか一晩かけて歩いていかれ、交番から連絡がきてびっくり、お迎えに行ってタクシーでお家までってこともあった。一度施設に入ったのだけれど、うまくいかなかったのよね。
ニュースでは踏み切りに入っちゃって電車止めて家族に賠償金請求なんて話も・・・

傍から見ていると、あら、大変!くらいかもしれないけれど・・・とにもかくにも一緒にずっといる人がいちばん大変。たまに行ってあーだこーだと余計な口出しするのは・・・
私だったら自分でやってみっ!なんて言えちゃうけれど・・・
長女が長男に嫁いだ場合・・・ま!済んだことだから良しとする。姑は延命を拒否してくれた。私だって・・・

実際、見ず知らずの他人を家に入れるのを嫌がる人は結構いますでしょ。
ヘルパー頼むのだってタダじゃないしね。色々大変。ま!順番だからとさらりと言ったとて・・・冷たいようだけれど、きれいごとなんか言っていられない。

と、思いつつ 次のミッションを読んだら・・・

ミッション
若い頃だったらどうだったかわからないけれど、この歳になったらいつでもいいのです。むやみに色々と施され、ちょっびとだけそれがのびたとしても私にとっては望んでいない事だから ・・・放っておいてくれればあっさり逝けるのだからね。
標高四千メートルにちかい辺境の地で医療はね・・・祈祷師のような薬草医がいるだけ・・・ばったりと自然に逝くのがいいわ。

ファーストレディ
すごいですね、お母さん。そんなに甘い物ばかり食べちゃったらねぇ・・・糖尿病だから。
車椅子を離したときは、び、びっくりしたけれど、何事もなくてよかった。

先日新聞に人工透析をやめて・・・そのような記事が出ていた。そのちょっと前に電車で同じような事を話していたのをダンボ耳で聞いていた。
駅前には人工透析と書かれたビルをみる。以前担当していた利用者さんが、ぐったりして帰って来るのを迎えてお食事作ったりしていたことがあった。お年もお年だったから大変そうだった。奥様が、これしないと死んじゃうのよ。本人はもういいって言っているんだけれど、この人死なれちゃ私が寂しくなっちゃうでしょ・・・そんな事を思い出しながら聞いていた。


長女だから普通に長女していたけれど、え  しないの? あ、お姉さんがね・・・って、ちょっちょっ長女? 長男のお嫁さんも。

長男の嫁の話は巷に溢れているけれど、長女ってのは・・・

長女三連作・・・ミッションがよかった。



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本・柚木麻子 「その手をにぎりたい」 

2014-04-21 06:07:58 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        その手をにぎりたい

 内容(「BOOK」データベースより)
恋と仕事とお鮨に生きるバブル期OL大河小説!

 時はバブルまっただ中・・・そういえばそうだった。そんな時がこの国にはあったのだ。
その時代のOL青子は体をこわすほど働いた。それも転職する以前の社長に連れられてやってきた銀座の鮨屋のすし静!の常連になりたくて・・・

すし静のそれは・・・ふんわりとほどけ、口に含んだ瞬間、まるで蓮の花が開くように、舎利が小さな風を広げる。って・・・もー!

読んでいる間・・・お寿司が食べたいっ!とお腹が申しておりました。

実は私も2回だけこういうお寿司屋さんに行ったことがあった。ってことを思い出した。
2回とも残業の後、別々の上司にお仲間と一緒に・・・一度は京橋、一度は日本橋。
お仲間と一緒でも緊張したのを覚えている。で大トロを食べたのもそこだった、とろけたぁ~と騒いだ。その後ずいぶんと人間やっているけれど、あんなに美味しい大トロは食べたことがない。

私、かんぴょう好きですよ。


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本・群ようこ 「欲と収納」

2014-04-20 07:18:05 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        欲と収納 (角川文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
捨てようと思えば未練が募ったり、未使用のものが出てきたり。とかくままならない収納、ため息の向こうに、理想の暮らしは果たしてあるのか?抱腹絶倒の文庫書き下ろしエッセイ!

 大変よね~

もともと片付けは苦手だから物は置かないことにしている。子供達が小さい時に「やまびこいるの?」って聞かれたくらい、家の中はがっら~んとしていた。が・・・だんだん都会に近付いて家が小さくなってきたら、やまびこは消えちゃった。

そうだっ!捨てるのだ!
ごみの日は、うれしそうだね?って言われるくらいだったのだけれど、ここのマンションに越して来て、いつでも捨てられると思っていたら・・・

ヒールの靴は子供達が幼稚園児の時にすべて捨てた。7cmヒールなんてもう絶対に履かないって思ったから・・・
でもお洋服はもしかして着る時があるんじゃないかしら?って捨てられないスーツがある。これ、絶対着ませんよ。いっくら良い物だって、いっくらまだ入るたって、20代で着ていたものだから・・・ 捨てましょう 

本はちょっと前、居候が○ックオフに取りに来てもらったときにほとんど持っていってもらったから・・・

着物は実家にある。なんやらかんやらまだしつけしたままのもあるからねぇ・・・と母に言われたけれど、着ないっ!着れない!でも処分はしないんだって。なんで?って聞いたら聞こえない振りされた。

生活用品やキッチンね~・・・これはもうちょっとしたらやりましょう。
引越しがなくなったから、なかなかものが減らない。さほど増えているとは思わないのだけれど・・・

働き人の部屋は私は入れない状態になっている。整理整頓が行き届いているから汚くはないのだけれど、いっぱい詰まっている。
時折宅配便で届く本!絶版だからね、とか、みつけたから、とか・・・高原の家も本だらけ・・・あとが大変だわよ。
私は清く逝きますからものは持たない!なんてことはどうやら耳だこようだね!

ただいまぁ~・・・の時にがっら~んとしているのが好き  な、何もないっ!・・・そ、それっ!それがいいの~♪ 

なぁんてことを思いながら読みました。

それにしてもまだお家の鍵は弟さん!くれないの? 群さんが建てたお家なのにね。


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本・村上春樹 「東京奇譚集」

2014-04-19 06:43:24 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

         東京奇譚集 (新潮文庫)

 内容紹介
肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。

 浅めの奇譚話・・・え?

偶然の旅人
ゲイのピアノ調律師

ハナレイ・ベイ
これは切ないお話・・・なんでお母さんの前に出てこないのよー、毎年毎年そこに行っているのに・・・

どこであれそれが見つかりそうな場所で
24階と26階の間に何が・・・20日後に仙台でみつかったって・・・あの鏡?
変な話、私も住んでいるマンションのこの棟で使えるエレベーター5基のうちの1基の鏡が見られない。なぜかみることができない。だから乗らない・・・ビビリ。

日々移動する腎臓のかたちをした石
なんで戻って来ないのがわかるんだろう?

品川猿
猿がしゃべる。この猿は高尾山に・・・


こういう本は色々書くとネタバレになっちゃうから、なぁ~に言ってんだろう?な私の備忘録が、なおいっそうわからんちんになります。私には十分わかるからいいんですけれど・・・


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本・京極夏彦 「オジいサン」 

2014-04-18 06:22:09 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

         オジいサン

 内容(「BOOK」データベースより)
益子徳一、七十二歳、独身。定年後の人生を慎ましく過ごす独居老人の大真面目で可笑しくて少しだけせつない日常。じんわり沁みる老人小説。

 独身のままオジいサンになったから、誰の親でも、誰の祖父でもない・・・益子徳一のお話

だぁかぁらぁ~今日は何曜日か?ってことなんでしょぉ?

もー益子さぁ~んってば・・・

個人の利益というよりも、社益やら公益やらを重視しなければならない立場であった現役時代はともかくも、リタイアしてしまった後はそこまで合理性に追われる必要もなかろうと思う。って家事をしながら思ったのよね。

田中電気に始まって・・・田中電気に終わる・・・ほろりと良いお話になっておりました。


おばあさんが一人になったら元気になった。って聞くことがあるけれど・・・

おばあさんはカタマッテ近場にいるからそう見えるだけで、おじいさんだって元気よね?ただカタマラナイで、好きな事を好きなようにしているから目立たないだけで・・・たぶん  

ずっと一緒にいた人がいなくなって、張り切っちゃうのがおばあさん???
そうじゃないおばあさんだってたくさんお出でなわけだし、静かにいしているから目立たないだけよね~・・・それにおじいさんの場合だって、うるさいおばあさんがいなくなって張り切っちゃうって事だって・・・逆もあるかも?ふふ

うちはどうだろう?
私は・・・ATMが使えなくなってしょぼくれたオバあサンになるんだろなぁ~ 

孫達をベビーシッターに預けなくても、オバあサンがいるからと、高らかに言いたいから体力づくりに励まなくては  まだ結婚もしていないから当然孫もいないわけで・・・体力づくりはしないよりマシだから・・・ 

途中まで読んで・・・これ、誰の本だったっけ? と表紙をみたりして 

オジいサンを垣間見た感じ。


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本・山崎ナオコーラ 「あたしはビー玉」

2014-04-17 06:49:12 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        あたしはビー玉 (幻冬舎文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
「あたしは、女の子!」。十六歳の清順の部屋で突然、ビー玉が喋り出した。幼い頃から好きだった清順。ビー玉はうれしくて、高校にもついていく。でも、教室の彼は退屈そう。アルバイト先の女の子に会う時は心が浮き立つのに―。気難しい男の子とまっすぐなビー玉の女の子が織りなす、青春の恋と戸惑い。大切な時間が詰まった胸が高鳴る高校生小説。

 なんだかよくわからな~いって読んでいたのだけれど・・・読み終わったら散りばめられていた。

A大の学部長らしいおじいさんの話を聞いたら行きたくなる気持ちがわかった。

ゴミと、ゴミではないものの区別・・・汚いか、汚くないか・・・うむ。

生物の加藤先生・・・
そういえば高校の美術の先生が変だったなぁ~と久しぶりに思い出した。
倉庫みたいな美術室にいつも閉じこもって絵を描いていた。
授業に来ても、興味のない人に好きと言ってもらえるようにって言われているけれど、美術史好き?絵描くの好き?って、こんなことばかり言っていた。
右と左違う靴下を履いていたり、その靴下に片方だけズボンが入っていたり、晴れているのに長靴で来たり、朝から雨が降っているのに傘ささないでびしょぬれで来たり、穴のあいたセーターを着ていたり・・・
階段の上から先生っ!って呼ぶと何度かに一度は必ず振り向きざまに踏み外して落ちた。
すごいイケメンだったから人気はあったのだけれど、近付くと必死で逃げていた。
黄色のビニールテープを床に貼り付けて、「ここから入ったらいけんよぉ」って言っていた。
いま、何をされているんだろう?お名前すっかり忘れている。すっごい画家になっていたり・・・なんてことはないだろうなぁ~

さめているからなぁ~って読んでいたら・・・熱くなったね。

ちょこっと出てくるお父さんとお母さんの話はとてもよかった。

散りばめられてはいたのだけれど・・・何が言いたかったんだろう?

無限の未来?だったとしたら・・・


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本・吉田篤弘 「フィンガーボウルの話のつづき」

2014-04-16 06:19:22 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
「世界の果てにある食堂」を舞台にした物語を書きあぐねる吉田君は、奇妙な連作小説を予告して消息不明となった謎の作家=ジュールズ・バーンを知る。「物語」の入り口を探し求める吉田君がいつしか迷い込んでいたのは、バーンが企んだ連作の世界なのか―。ビートルズの“ホワイト・アルバム”を軸にしてシンクロする過去と現在。16+1の短篇のリンクが「物語」の不思議を奏でる。

 ふんわぁ~~~ん・・・どこかから城達也さんの渋い声が聞こえたような気がした。

「彼ら」の静かなテーブル
店の入り口にはカガス燈がある、「世界の果て」と言われている食堂。8時には必ず満席になる人気店
冒頭からして・・・素敵

私は殺し屋ではない
電話で ”クロス屋”って言ったのにね。
”おそれいり豆 ”って言うのね? こっちは ”恐れ入谷の鬼子母神”って言っていましたよ。

ハッピーソング
「夜の街の、どこか隅の方にある扉をあけて、すっと向こう側へ行ってみたいと思う。」

ピザを水平に持って帰った日
ビートルズっていいね・・・ふふ
おやつがなかったからピザを買いに行く。お店のおじさんがピザの持ち方を・・・言われたとおりに必死に水平に持って帰って・・・必死さがかわいい。そう、からになったら良いのよ、中はピザじゃないんだから・・・

こういうお話・・・大好き


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本・宮部みゆき 「ペテロの葬列」

2014-04-14 07:15:11 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

         ペテロの葬列

 内容(「BOOK」データベースより)
今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが―。しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!事件の真の動機の裏側には、日本という国、そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!あの杉村三郎が巻き込まれる最凶最悪の事件!?息もつけない緊迫感の中、物語は二転三転、そして驚愕のラストへ!『誰か』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ待望の第3弾。

700ページちかく・・・辞書みたいよ 

重いっ!と思いながらの読書だが、先が気になりずんずん読んだ。なのに、お、おわりが・・・

バスジャックでは大変勉強になり、マルチとかねずみ講とか・・・まさかっ!

会社員が合宿に参加し、なんだありゃーなんて事をやらせられてたのはテレビで、意味あるの?○ッカみたい!なんてみていたことがある。意味のないことなんかこの世にひとつもないってことだけれど・・・
なんだ指導者ってそういうのだったのね。イマサラながら○ッカみたい。そんなことで編集長の園田がね・・・

なんで最後があーなっちゃうのかなぁ・・・お嬢様嫁はって、お嬢様じゃないからわからないけれど、これまた、なんだありゃぁ~、そういう人だったか。世間知らずの勝手な女だったのね。ま、でもわかってよかったよ杉村三郎クン!

で、杉村三郎クンはやっぱりずっと小泉孝太郎クンだった。

そうそう次回作では杉村三郎クンは北見さんのあとをついで探偵になっていました。なんてことは・・・

ナニハトモアレ・・・700ページ近くを・・・正確には685ページだけれど・・・・読ませちゃうのはすごいっ!

医療も介護も最高レベルのところで晩年を迎えるには・・・人生をぶっちぎりで勝ち抜かなくちゃならないの。by園田

金が敵(かたき)の世の中なんだよ。byマスター

杉村三郎去って、マスターも去る・・・


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本・梨木香歩 「f植物園の巣穴」

2014-04-13 08:23:22 | 図書館本 読書備忘録 
                 読書備忘録 

        f植物園の巣穴

 内容(「BOOK」データベースより)
植物園の園丁は、椋の木の巣穴に落ちた。前世は犬だった歯科医の家内、ナマズ神主、烏帽子を被った鯉、幼きころ漢籍を習った儒者、アイルランドの治水神…。動植物や地理を豊かにえがき、埋もれた記憶を掘り起こす会心の異界譚。

 まさか、この穴、うろに・・・? アリスのように・・・?

美しく不思議な世界が待っていました。

大叔母の話すアイルランドの治水の精霊カリアッハ・ベーラ・・・その話で心に残っているのは、老婆が春になると若い娘に変わる。あ、ウエリントン・ブーツ!

ミレーの「オフィーリア」折りしも美術展で来日している最中に読んだので、あの絵のあのオフィーリアの姿が・・・死人の髪を思い出すって・・・あれは・・・

あれ?あれはどうなったんだろう?え?なんで?「ここは現在と過去がみんないっしょくたに詰まっているのだ。」

鯉まで歩き始めちゃった。紙でできた烏帽子を被って・・・

植物園で働く佐田豊彦繋 「何だ、何が起こったのか。」それは私も同じこと・・・不思議な世界にいたのだから。

たった2日間のこと、子供をなくした母親の気持ちがやっとわかった過去への旅

繋がった瞬間に感動する。

素敵なお話


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