作品紹介・あらすじ
最後に生き残るのは誰だ!?一気読み必至のサイエンス・サスペンス長編!日本でいちばん天国に近い島といわれる「志手島」は、本土からは船で19時間、イルカやクジラの泳ぐコーラルブルーの海に囲まれ、亜熱帯の緑深い森に包まれている。そんな楽園で、ギネス級かもしれない17センチの巨大カマキリが発見された。『びっくりな動物図鑑』を執筆中だったフリーライターの藤間達海は、取材のため現地を訪れるが、 志手島には楽園とは別の姿があった。2年間で12人が、自殺と思しき水死体で発見されており、ネットでは「自殺の新名所」と話題になって「死出島」と呼ばれていたのだ。かつて妻を自殺で失った藤間は、なぜ人間は自ら命を絶とうとするのかを考え続けており、志手島にはその取材も兼ねて赴いていた。 やがて島で取材を続ける藤間の身の回りでも不審死が……。
読書備忘録
ジュラシックパークとかジュマンジとかがぽわぽわしながら、すごい臨場感!おつむの中ではすっかり映像化されイッキヨミ!
島の繁華街にあるバナナムーンによからぬ物に手を出しているんじゃないの?なんてわさわさしていたら、それそれ、それちょっとまずいでしょ?その内臓の生焼けって・・・なんてことを思いながらそれは横っちょに置いといた。
巨大カマキリと同時進行でお腹で育っちゃう虫の話に、わわわ・・それはハリガネムシとやらで、寄生虫。
お宿の富谷青年が痩せていった・・・
人が死んで巨大カマキリが現れてそりゃぁもう大変なことになっているけれど、このお話とても面白かった。
そして、最後に・・・カマドウマ!
これ、森の家にいるの。朝になると足だけ残っているの。最後の最後に私!ギョッとした。
一週間に一度しか船が来ない。来たら来たで次の就航まで島にとどまっている。
船の様子は大昔、高校時代から何度か行っていた伊豆七島を思ったけれど、徐々に行ったことのない小笠原にシフトしていった。
★★★★★