goo blog サービス終了のお知らせ 

本・真梨幸子 「極限団地 一九六一 東京ハウス」

2025-05-10 08:10:49 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

古きよき昭和の生活を体験してみませんか? 謝礼500万円をお支払いいたします――。リアリティショーの出演者公募で選ばれた二組の家族と番組スタッフは築60年の広大な団地に集結した。質素ながらも夢と希望にあふれる暮らし……のはずが、待っていたのは悲惨な環境だった。不倫、失踪、そして忌まわしい過去。押し寄せる惨劇に呆然必至の長編ミステリ!『一九六一 東京ハウス』改題。


               

 読書備忘録 

結構面白く読んでいた。ら・・・騙された!

そう思っていたら・・・え?そうなの?

初めは、百二十年前の体験するというものだったのに・・・

こういうのなんて言うの?二転三転?・・・四転五転なんて言葉があるのは知らないけれど・・・後半どんどん引き込まれ、えー!吉本さん!あなたも?

最後は、うっそぉー!ツチヤさん!と思わず声が出た。

何を言っているんだ!なことを書いていますが、こういうのべらべらしゃべっちゃうと・・・ってことで、備忘録ですからね。

楽しみました。ボケ防止!

★★★★★



本・井上荒野 「だめになった僕」

2025-05-09 06:30:56 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

著者23年ぶりの書き下ろし長篇恋愛小説

綾「私は初めて会った16年前から涼さんを愛し続けている」。涼「僕にかかわった者は、みんな死んでしまう。女も男も。僕が綾を愛しすぎているせいで」――
音村綾(旧姓・上里)は30代半ば。現在は信州でペンション経営兼漫画家として活躍。夫・子ども・母と四人で暮している。
祥川涼。画家。40代後半。妻を失い、その後同棲していた女性とも別れ、現在は酒浸りの日々を送っている。
冒頭の「現在」では、綾のコミック発売記念サイン会のシーンの衝撃的事件から始まり、「1年前」「4年前」「8年前」「10年前」「12年前」「14年前」、そして二人が出会った「16年前」へと時をさかのぼり「現在」に戻る。謎とサスペンス、そしてストーカー小説の雰囲気も交えた〈究極の恋愛小説〉である。
この作品は、2001年に刊行された『もう切るわ』以来、23年ぶりの「書き下ろし」長篇!


               

 読書備忘録 

結婚って賭けのようなものだ。って言った人いますよね。

アカの他人と一緒になるわけだから・・・一緒に暮らして、え、こんな人だったの?(お互いに!)くらいはまだ可愛いもんで・・・
綾の夫のように同じ会社で働いていた同僚でさえ一緒になってはじめてわかったって事ですもんね。何で会社辞めた?

もっとも妻がずっと思いを寄せている人がいたなんて!そしてその人がちょっと・・・

遡っていくお話に、そうだったか!とわくわく読んだ。

ふたりはどうなるのか?と、思ったときに涼は立ち直れるような気がする・・・綾と共に。渉もいるし・・・

イッキヨミ!

★★★★★



本・唯川恵 「おとこ川 をんな川」

2025-05-08 04:17:42 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

恋愛小説の名手が満を持して描く故郷・金沢の女たち

金沢の花街に生きる2人の芸妓。恋することすら許されぬ場所で、彼女たちが掴んだものは――。

               

 読書備忘録 

金沢には二度行ったことがある。

主計町をかずえまちと何度通っても読めませんでした。今も読んでいる最中はしゅけいまちでした。

金沢には金沢城を真ん中に南に犀川、北に浅野川が流れていて、犀川はおとこ川、浅野川はをんな川と呼ばれているそうです。

花街は子供の頃から、浅草や向島がなじみのある場所で、話もそれなりに色々聞いた事があり、なんか懐かしい思いがポワリと・・・きんぎょさんが好きでした。

この作品ではトンボさんが気になり、いずれは・・・と思っていましたから・・・トンボさんならできる、がんばれ!

と、読み終えました。

素敵な作品で出会えました。

★★★★★



本・宮部みゆき 「きたきた捕物帖」

2025-05-07 07:07:02 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

宮部みゆき、新シリーズ第一巻、待望の文庫化!
二人の「きたさん」が事件に翻弄されつつ成長していく物語で、著者が「生涯、書き続けたい」と願う捕物帖。
舞台は江戸深川。一人目の「きたさん」こと北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。いつか自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て。
本書では、ちょっと気弱で岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、やがて相棒となるもう一人の「きたさん」こと喜多次と出逢い、亡き親分のおかみさんなど周りの人たちに助けられ、事件や不思議な出来事を解き明かしていく。
北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の舞台になった富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場した謎の稲荷寿司屋も、本書の中でその正体が明らかになるという、宮部ファンにとっては見逃せない仕掛けが満載。
宮部ワールドの要となる痛快・人情時代ミステリー。


               

 読書備忘録

フグの毒にあたって死んでしまった岡っ引きの親分のおかみさん松葉は盲目だがその分他が研ぎ澄まされていて魅力的。

シリーズ一冊目で面白かった。

すっかりはまった。

ふたりにキタさんの今後もすっごく楽しみ。

この界隈は地元だから土地勘あってより楽しい!

★★★★★


本・岡部えつ 「怖いトモダチ」

2025-05-06 08:48:10 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「綺麗な人でしょう。心はもっと美しいんだよ。ほんと、憧れの人!」「カリスマってああいう人のことを言うんだろうな。」
「あの人はカリスマ性がある反面、ものすごく傷つきやすい人。」「うちの家族はまだ、あの人に心を操られたままなんです。」
「そういえば、ルミンさんて、プライベートなことは話さない……。」

16人のさまざまな証言をもとに、女の正体にせまる1作。
女は一体何者で、なぜ嗅ぎ回られているのか…?読めば読むほど謎が深まり、ゾッとするラストは頭から離れない……。


               

 読書備忘録 

うっわ!無視していたじゃないの!?

なるほど・・・

息をはくように嘘をつく・・・私、嘘つけない人だから、嘘ついたことないわよ、嘘なんかついてもいいことないでしょ?・・・へー嘘つき!

「ガスライティング」出てきましたね。誤った情報を与えることで、ターゲットを精神的に追い詰めていく。餌食になった人は、事実と違う情報を「事実」として伝えられたり、事実を「誤り」と、伝えられることで、自分の認識を信じられなくなって、不安でおかしくなってしまいます。

信者になっちゃったらまぁまぁそうでしょうが、逆も然り!少しは疑うことをしてみてもいいかもしれない。

だいたいそれって、トモダチ?

なんだかんだ言っておりますが、面白かった。

★★★☆☆

 


本・篠田節子 「四つの白昼夢」

2025-05-04 07:02:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

コロナ禍がはじまり、終息に向かった。これは目眩? 日常の隣にある別世界。分別盛りの人々の抱えた困惑と不安をユーモアと活力あふれる文章で描く四つの日常奇譚集。

妻は売れっ子イラストレーター、夫は音楽家。30代の夫婦が不動産屋の仲介で移り住んだ理想の家。しかし夫が出張中のある夜、天井から異様な物音が……。気のせい? 事故物件? それとも……。そしてある日、夫婦は隣家の秘密を知ることになる。(「屋根裏の散歩者」)

酔い潰れ、夜更けの電車内でヴァイオリンを抱いて眠る老人。慌てて下りていった彼の忘れ物は、なんと遺骨。「才女好き」と噂された男の、四十年に及ぶ家庭生活に、秘められたものはいったい何だったのか。(「妻をめとらば才たけて」)

亡き父の後を継いだレストラン経営がコロナ禍で破綻に瀕している。家庭がきしみ始め、しっかり者の母が倒れ、妻は子供を連れて出て行く。負の連鎖の中でどん底の男が、はまったのは、因縁付きの謎の植物。完璧なフォルム、葉の緑のグラデーション。マニアの世界は地獄より深かった。(「多肉」)

認知症の義母が亡くなった。ようやく見つけた葬儀用の遺影。しかしその肩先には人の手が写っている。そして切り取られた半分には見知らぬ男が。背景からすると、近くの動物園で撮影されたようだ。慎ましく物静かで、実の娘息子にも本音を語ることのなかった人の心の内にあったものは?(「遺影」)

現実と非現実の裂け目から見えた、普通の人々の暮らしと日常の裏側。『鏡の背面』(集英社文庫、吉川英治文学賞受賞作)や『冬の光』(文春文庫)の流れにつながる、人の心の不思議と腑に落ちる人生のリアリティにあふれる力作。


               

 読書備忘録 

「屋根裏の散歩者」

そんな事情がありましたか・・・そういえばずいぶん前のことだけれど、月島だったかな?おじいさんが、大きな亀を散歩させていましたっけ。

「妻をめとらば才たけて」

仲が悪くなっていたのかと思ったけれど、そうではなかった。コロナの時代の悲しいお話

「多肉」

えー!そんなことあるんだわね?なんて信じてしまったけれどあるのかしら?郵便配達に来てくれなかったらどうしたんだろう?

「遺影」

うわっ!これは・・・。

面白かったわー!

★★★★★


本・歌野晶午 「それは令和のことでした、」

2025-04-29 05:17:53 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

一行を読み逃せば、謎の迷宮から出られない。
奇想の歌野ワールド、珠玉の作品集
新しい価値観のゆらぎが生み出す7つの悲劇

ボーナス・トラック 青春ショートショート「花火大会」

著者の企みに舌を巻く!哀しみと可笑しみの令和ミステリー
小学生のときは女男と指をさされ、母親からはあなたの代わりは誰にもつとまらない、胸を張れと言われる。平穏を求めて入学資格に性別条項のない私立の中高一貫校に入るが、いじめはさらにエスカレートし、みじめな姿がSNSで世界中にさらされていく。それは僕の名前が太郎だから――(「彼の名は」)


               

 読書備忘録 

「彼の名は」

毒親?太郎と書いて・・・

「有情無情」

子供を助けるのも考えもんだわね。初めはお礼を言っていたのに・・・よほど注意しないと。その結果ぶらさがった。

お菓子なんかあげようものならアレルギー出ちゃうかもしれないし・・・以前旅行中に、前に座っていた子供に飴を上げようとして、子どもの両親に、そこまで言わなくてもいいのにってほど、怒鳴られていた旅行者と思しきおばさんがいた。おばさんも負けてはいませんでしたけれどね。

「わたしが告発する!」

これはね、とても悲しいお話でした。まさかそんなことがあったとは・・・それにしても付き合っていた人の言うこと聞かずに警察に行けばよかったのにね。

「君は認知障害で」

ちょっとぉ三和土にあった履物がコンビニからもどったらなくなっていたんでしょ?ってことはさぁー・・・まさかのお父さん!褒めました。いいお父さんで良かったわ。

「死にゆく母にできること」

私もやりすぎだと思いますよ。それのはプロに任せた方が・・・と思ってもそれをできない人もいるのですよね。まぁ母親を嫌いだったと伝えたかったのね。やり方間違えましたね。

「無実が二人を分かつまで」

大手不動産デベロッパーにお勤めしていたのに、なぜ?・・・最後にまた、え?が書かれていましたね。

「彼女の煙が晴れる時」

昔、豊洲は重工業地帯だった。そうだわ、免許取ってシビック買って朝っぱらから豊洲に練習に行っていたことを思い出した。なぁんにもなかったからね。そんなことはいいとして、母親の再婚相手の娘はなんか病気みたいだけれど?母親が亡くなったからその娘の面倒を見ていた駒音がね・・・これまた最後に事情がわかって・・・

「花火大会」

そうだね・・・

 

ちょっと読んで、用が出来たから後にしようが出来ず読まされました。

かぁなり面白く読みました。

★★★★★


本・岸本葉子 「60代、不安はあるけど、今が好き」

2025-04-21 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

仕事はいつまで続けられる? 老後のお金はいくら必要? 体力が落ちてきた……60代の暮らしには気になることが多いけど、まず「不安は小分けにして」「できることからやってみる」。
自分をよく知る「今」だからこそ、不安にも丁寧に向き合いながら、生きることを楽しみたい。
大人の「おひとりさま」生活を一緒に考える、人気エッセイシリーズ。


               

 読書備忘録 

「まさかの転倒」 これこれこれがいちばん怖い。粗忽者ですからね。何もないところで躓く!

「階段を踏み外す」 これも・・・

「いくつでギアチェンジ」 私ね、カラー(たぶん)で頭皮湿疹ができて染められなくなったところにあのコロナ。なので薄ら汚い時期がおこもりだったから、ちょうどよく総白髪になりました。今は毎日洗髪にトリートメントして、朝は洗い流さないトリートメントをつけヘアアイロンでそこそこ気を使っています。雨の日はひっ詰めますが。もともと70になったら染めない宣言を、コロナ前に通っていた東京の美容室では言っていました。地元の美容室になってもそのつもりでいましたからちょうどよかった。

「ロボットの世話になる日」 ファミレスのタッチパネルにそこのお店で慣れたのに、先日行ったら進化していた。そしてロボットまでいた。これからはひとりでお店に入れない。外から眺めて、よし!となったら入ることになるのだおるなぁー・・・でも、お婆さんだからきっと親切にしてくれると思います。と、期待します。

「施設入居のタイミング」 むむ、難しい!考え中。ここぞ!というところは人気があるから待機待ちの方がいるし・・・

私もときどき今後ひとりになったらそうする?って考える事があります。

そんな時は考えてもしょうがない、なるようになる。と思うようにしていますけれど、まだ息子たちがいるからと・・・

いろいろあります。

ちょっと私よりお若い方のエッセイから勉強しましたし、やっぱり!があったりで、楽しく読みました。

★★★☆☆



本・原田ひ香 「あさ酒」

2025-04-20 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

あたらしい朝に乾杯!
26歳で、派遣社員で、婚約破棄されて……。
失意の恵麻に希望の手を差し伸べたのは祥子だった。
〈見守り屋〉見習いの夜勤明け、
ほっと一息つく朝の一杯が
恵麻に一歩踏み出す力をくれる。
大人気『ランチ酒』シリーズの新章!

「見守り屋、やってみない?」
五年付き合った彼氏から突然の婚約破棄を告げられ、恋人と住処をなくした派遣社員の水沢恵麻。さらにコロナ不況で仕事まで失い、失意のどん底に。彼女を救ったのは、便利屋「中野お助け本舗」の亀山と犬森祥子だった。夜から朝まで「見守り屋」の見習いとして働き始めた恵麻に、祥子は仕事終わりの贅沢「朝酒」の喜びを教える。モーニング×黒ビール、生ハム×赤ワイン、焼鯖定食×日本酒……ワケあり客の話を聞き、夜勤明けの「朝酒」に癒されながら、恵麻は新たな一歩を踏み出していく。


               

 読書備忘録 

見守り屋・・・そういうお仕事があるのですね。

人の家に上がって・・・ちょっと怖くないか?と思ったけれど、なるほどね。

パチンコ依存症の奥さんを読んでいて、キッチンドリンカーになった奥さんの話を思い出した。私と出会ったのはすっかり良くなっていた頃だったから、こんなにしゃべっちゃっていいの?ってくらい話してくれたけれど、それはそれは大変だったこと。私も転勤族で知らない人のなかに放りだされたようなものだったけれど、性格なのか、期限があったからか、意地悪していたみたいだったけれど、子どもがいたからか、そこそこするりとうまくやったような気がする。

空港のラウンジで働いている人の話に、やっぱり楽しいのですね。むかしむかしの学生時代に羽田の国際線出発ロビーのお店で夏休みアルバイトしていましたから、ラウンジだったらそりゃぁ楽しいだろうなぁーと思いました。

お仕事上がりの一杯が美味しそうだわ。

このお店知ってるー・・・が出てきたら楽しい。で、出て来たお店がありました。美味しい物が出ていました。食べたことのないメニューだったから食べて来ました。美味しかった。

それぞれ事情のある人の話が聞けてよかった。

婚約破棄されたタケルで始まったお話はタケルで終わった。どうなるのかなー?

★★★★★



本・標野凪 「本のない、絵本屋クッタラ」

2025-04-19 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

札幌にあるインクブルーの三角屋根が目印の、木造二階建て――そこが『本のない、絵本屋クッタラ』だ。看板には『おいしいスープ、置いてます。』と書いてあり、店主・広田奏と共同経営の八木が切り盛りするカフェでもある。メニューはスープセットとコーヒーのみだが、育児に悩んだり、仕事に忙殺されていたり、自分の今の立ち位置に迷った客たちが今日もふらりとやってくる。彼らの話に奏は静かに耳を傾けると、「御本が揃いましたらご連絡いたします」と告げる。そうして客はもう一度、店を訪れるのだ。奏のセレクトする絵本は時に意外で、時に温かく、時に一読しただけではわからない秘密をもっている……。そんな奏がこの店を開いた理由とは――? 季節のスープと登場する絵本に心が躍る、「今宵も喫茶ドードーのキッチンで。」の標野凪が贈る、ほっとひと息つける連作短編集。


               

 読書備忘録 

何で本屋さんに本がないのか・・・

途中からうすうす不思議な存在の八木さんが誰?なのかわかったり、何で本がないのかもわかって、急速に引き込まれた。

スープも美味しそうだったし、店主の奏も獣医の先生も魅力的でとてもいいお話でした。

私ね、縁日で買った金魚が巨大化して可愛くなくなっているのをみたことありますよ。息子の同級生のお宅で・・・これ、フナ?違うねー!なにこれ?

赤い金魚が巨大化して薄ら汚くなる過程の写真を見せてもらって、へー!こんなことってあるんだねーとおっどろいたことがった。その家には自由奔放なリスもいて、ちょっと散歩の時間!何もしないからと離したら、何もしないどころか、頭に登って来たり、食べ物の上を駆け抜けたり、ものすごいスピードで移動するから、一緒にいた友人とリスって可愛い生き物だと思っていたけれど、ここんちのお行儀悪いわね。

縁日のヒヨコがニワトリになったのも子供の頃みたことありましたけど・・・

八木さんの話で、こんなことを思い出しました。

お店の名前「クッタラ」は、アイヌ語からきていたんですね。

★★★★★



本・光浦靖子 「50歳になりまして」

2025-04-18 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

後ろ向きに考え抜いたその先には、人生後半戦を明るく照らす私の「ガンダーラ」があるはずだ!

コロナ禍の変化、更年期のとまどい、そして老後の話……話題沸騰の「留学の話」を含む、書き下ろしエッセイ集。

40代になって仕事がゆる~りと減り始め、一大決心してレギュラー番組に休みをもらい、大好きな部屋を引き払って留学する予定だった2020年4月。しかし、緊急事態宣言が発出されて、留学を断念、家なき子の仕事なき子になってしまって……。

「東京に行けばすべてが叶う」と妄信して上京した18歳の時と同じような気持ちで決めた、50歳目前の新しい挑戦=留学。今年の夏にカナダ留学にリトライしよう、という新しい目標を決めて、留学するまでのことを23本のエッセイに。

40代最後の年の決意、コロナ禍に妹の家で過ごした居候生活、「イーーーーーーー!!!」となるくらい大好きな手芸のこと、更年期を迎えようとしている心と体の変化、なぜカナダだったのか、来年30周年のコンビのこと……。同世代にとって、そしてちょっと生き辛さを感じているさまざまな世代の人たちがクスっと笑えて、「あなたもですか」と共感しつつ元気をもらえるエッセイ集です。


               

 読書備忘録 

奥さんかわいそうとか家族がとお子さんとか・・・かわいそうと思うならニュースにするな!ホント、そう思います。よくぞ言ってくれました。もっともコメンテーターには、台本あるんでしょ?

お母様の話に、それはちょっとどうよ!と思ったけれど、私だって自分の子供に・・・と反省!でも、ありがとうとごめんなさいは心から言える人でありたいです。

友人が舞台を絶対に観に来て!って言ったら、改善点があるなら教えてほしいと光浦さんにヘルプを求めていると思った。って、へーそんなこと考えたこともないからちと驚いた。よくできていると思うから是非観に来て、楽しいよ!と誘ったんじゃないの?と思ったけれど、人それぞれ、それが光浦さんなんでしょう。

色んな事が書いてありましたが・・・仲良しさんがいることだし、その方たちが素敵!

北斗さんはいいですね。私も好きです。

★★★☆☆


本・内館牧子 「女盛りはハラハラ盛り」

2025-04-17 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

22年間にわたって連載された、大人気エッセイシリーズの最終巻! 食事に誘っておきながら2時間遅刻してくるミュージシャンに呆れ果て、ナビダイヤルのAIに憤慨し、はたまた病院で高齢の母に怒鳴り散らす娘に気を揉む……。ストレスを抱えながらも懸命に生きる人たちへ。痛烈にして軽妙な本音の言葉に勇気づけられる、珠玉のエッセイ集。


               

 読書備忘録 

娘が欲しかった

ふむふむと読んでいたら、こんなおはなしになった。あら!なんかわかるわぁー!と思ったけれど、私がもう一人いるみたいなもんなんでしょ?うまくやれるかしら?娘と!と思っていたこともあった。今更どんな関係の親子になるかなんて思ったところでしょうがないけれど、便利は便利だわ。たとえば介護施設に入ったとして、下着などの買い物を息子にしてもらうのは忍びないけれど、娘だったらと思うから。でも大丈夫!今はネットでポチすれば家まで届くから!

消沈する時代

どんどん何とかハラスメントが増えているから、昭和の人は口もきけない!なんて思っていたところのルッキズムですって・・・簡単にお話しするのはやめよう。

年寄りと暮らす

秘書のコダマさんってどんな方なんだろう?

孫が欲しくて

一人参加の旅行のパンフレットだったか、参加した方のお話だったか忘れたけれど、配偶者、子供、孫、資産の話だったかな?なるべくしないようにだったか、禁止だったかというのがあったわね。

信用できません!・「お帰り」という人・「お行儀」に感服・具沢山味噌汁のススメ①、②・・・そっか!とね。

このエッセイシリーズはこれが最終巻

終わってしまいましたか!残念!

★★★★☆



本・町田そのこ 「わたしの知る花」

2025-04-11 07:39:33 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」

虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……?

77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは?

『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。


               

 読書備忘録 

早々と孫だとわかってしまう・・・素晴らしくやさしいひとだった。のね。

進むにつれてどんどん引き込まれていった。

そうだったのかが分かるたびに、感動していた。

★★★★★



本・白石一文 「僕のなかの壊れていない部分」

2025-04-04 05:13:46 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

美しい恋人・枝里子をサプライズで京都に誘った。それは、昔の男が住む京都で枝里子の反応を見ようという悪意だった――。
東大卒出版社勤務、驚異的な記憶力を持つ「僕」は、同時に3人の女性と関係を持ちながら、誰とも深いつながりを結ぼうとしない。その「理屈っぽく嫌味な」言動の奥にあるのは、絶望なのか渇望なのか。彼の特異な過去を知った枝里子は。
「自分の人生にとって本質的なことからは決して逃れられない」
切実な言葉たちが読む者の胸を貫いてロングセラーとなった傑作が文春文庫で登場。
解説・窪美澄


               

 読書備忘録 

無縁の世界の話

なので知ったこっちゃない!と思いながら・・・

ただ枝里子との話に、なんで親の所に連れ行ったかなぁー!親は楽しみに、そのつもりで待っていたことくらい察することはできたのだから、断ってよ!枝里子も騙したみたいに連れて来ちゃってやーね!・・・とね。

大人なんだから、親がどうのこうの言ってもね。

なんてこと言っても、読まされました。

★★★☆☆



本・佐藤正午 「冬に子供が生まれる」

2025-03-28 05:31:29 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

著者七年ぶりの新作長編!直木賞受賞第一作

その年の七月、丸田君はスマホに奇妙なメッセージを受け取った。
現実に起こりうるはずのない言い掛かりのような予言で、彼にはまったく身におぼえがなかった。送信者名は不明、090から始まる電話番号だけが表示されている。
彼が目にしたのはこんな一文だった。

今年の冬、彼女はおまえの子供を産む

これは未来の予言。
起こりうるはずのない未来の予言。
だがこれは、まったく身におぼえのない予言とは言い切れないかもしれない。
これまで三十八年の人生の、どの時代かの場面に、「彼女」と呼ぶにふさわしい人物がいるのかもしれない。
そもそも、だれが何の目的でこの予言めいたメッセージを送ってきたのか。
丸田君は、過去の記憶の断片がむこうから迫ってくるのを感じていた──。

三十年前にかわした密かな約束、
二十年前に山道で起きた事故、
不可解な最期を遂げた旧友……

平凡な人生なんていったいどこにあるんだろう。
『月の満ち欠け』から七年、かつてない感情に心が打ち震える新たな代表作が誕生。読む者の人生までもさらけ出される、究極の直木賞受賞第一作!


               

 読書備忘録 

マルセイとマルユウがいつのまにか混乱していた。が、混乱有り得る話とわかって・・・なぜならUFOの子供たちだったから。

人生は偶然のいたずらでできている。

人の唇のような形状の雲が棚引いていて、その雲が上唇と下唇とに分離するするように口をひらいて、できた通り道から色も形も定かでない文字通りのUFOが、七色の光をときおりチラチラゆらめかせながら姿を現すのを・・・見ちゃったのね。

湊先生が行きましたね、昔の小学校の裏山に。そこには居ました、丸田くんが・・・だって先生の奥さんが乗っていた車を引き取ったのは丸田君だったから・・・そして彼からまっとうな裏山への通り道を聞いた先生を残し、その道を帰ったのよ。丸田くんは・・・ということは、え?車は?と思ったのは私も。そして先生は来た道を戻った。車は?ない!ワイパーに挟んだメモは?・・・わ、マルセイ!

N先生は消えてよかったんじゃない?酷いはあれは!でもマルセイは・・・飛んだと思う。・・・でも・・・。

表紙に惹かれた。

学年年子の息子たちの写真の中にこんなのがあったのを思い出しました。

★★★★☆