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本・坂井希久子 「おじさんは傘をさせない」

2025-05-15 06:57:58 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

新しい時代の常識に、変われないおじさんに、もう我慢できない!
『妻の終活』の著者が描く、現代「中年」小説!

セクハラの嫌疑をかけられた男、女性の後輩に出世競争で負けた男、浮気が原因で離婚し、風俗通いを続ける男――。会社での働き方、女性への対応、家族との関係などの意識をアップデートできずに悩む「おじさん」たちが、あるきっかけから自分の人生を見つめ直していく。
時代の変化という嵐に対応できない中年男性の悲哀を切なく、時にコミカルに描いた傑作小説!

『雨の日は、一回休み』を改題。


               

 読書備忘録 

昭和のおじさんはね、セクハラと言われたところで、どの件?

あ、それ、言っちゃいけない!とか・・・

おじさんを応援しているお話ですよね?

でも、全部雨・・・

役職定年って初めて聞いた。

なんでおじさんばっかり?

獅子堂さん、やりますかしらね?奥さんのお店・・・

がんばれ!なんて思いながら読んでいました。

★★★★☆

 

こちらの本で書き溜めていた図書本備忘録は終わりです。

その後読んではいますが備忘録をブログに書かないという事は、ブクログ本棚に星をつけて置いておくだけなのでついうっかり返却してしまい、あれ?なんてこともあり、本棚に無いからまた借りて、途中まで読んで・・・あれ?なんてこともあるでしょうね。

まぁ、時間はたくさんありますから。と書いたところで、そんなにないんだったわ・・・



本・津村記久子 「うそコンシェルジュ」

2025-05-14 04:44:55 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

それで誰かを助けられるなら、うそぐらいつく。大学のサークルを抜けたい姪のため、うその辞める理由を考えてあげたことをきっかけに、「うそ請負人」と頼みにされるようになった女性の困惑。会社の自転車置き場で、人間関係へのストレス発散のために同僚がとっていた思いがけない行動。日常の困ったことどもをやり過ごし、目の前の「今」を生き延びるための物語11篇。


               

 読書備忘録 

ちょっと何言ってるかわからない!で始まったお話

うそコンシェルジュは面白かった。嘘はね、ついたら覚えていないとダメでしょ?多かれ少なかれ、嘘をついたことのない人っているのか?冗談と嘘の区別がつかない人もいるけれど、ほぼ嘘って人にもあったことありまして、それに気づくのにおくれずいぶん振り回されたことがあった。

良かったのは・・・

通り過ぎる場所に座って、我が社の心霊写真、買い増しの顛末、二千回飲みに行ったあとに

★★★☆☆


本・小山田浩子 「最近」

2025-05-13 06:15:15 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

コロナ禍で経験した日常のキワが蘇る、超絶細密描写にハマること必至の連作。夫に付き添い初めての救急車でやってきた深夜の病院の待合室。ふと思い出したのは、子供の頃に聞いた、赤い猫を見ると死ぬという噂――パンデミックというついこの間の出来事を背景に、ある平凡な夫婦とその周りの人々の生活を精緻に描き、日常の外側に読者を連れていく。海外でも翻訳多数の気鋭作家による最新連作長篇。


               

 読書備忘録 

意識していないとスンっ!と通り過ぎ終わってしまう日常

毎日同じことをしているように感じていても、時にギョッ!とするようなことが起こるし、残念な日だったり、ウキウキな日だったり・・・サザンを聞いてイヤなことがあった日をフンっ!となかったことにしたり・・・

おおばあちゃんで、「病院だと無理に点滴だ胃ろうだって、栄養入れちゃうからさあ、枯れようがないのよね」「水ぶくれてさ、腫れたみたい、浮腫んで」「それはやっぱり、不自然なことよ」「人は誰しも枯れていって・・・・・静かに・・・・・」最近、こういうのに刺さってしまう。

読まされました。

★★★★☆



本・垣谷美雨 「マンダラチャート」

2025-05-12 07:03:36 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

六十代の主婦・雅美は、大谷選手が書いたマンダラチャートを真似て、マス目を埋めてみる。
もし、人生をやりなおせるならば、「女性が胸を張って生きられる世の中にしたい」。
そう記した途端、雅美はマンダラチャートに飲み込まれ、中学生に戻ってしまう……。
同じくタイムスリップした、かつての憧れの人・天ヶ瀬とともに、昭和の古くさい価値観を変えようと、奮闘する雅美だが……。


               

 読書備忘録 

いったい何が起こった!ふたりして・・・

この時代は確かにそうでした。親元通勤ね。面接で2~3年で結婚してやめます。なんて平気で言っていたし、そういう子だけが受かった。4大生はコネだけで、びっくりするようなお家の子がいたり、お爺さんが常務だったり・・・

雅美は頑張っていい大学は行ったのにね。

まさかそうなるとは思わなかったから、雅美には期待していたんだけれど・・・

何でこんなもの作る?とか、お風呂のエプロンなんとかならんかい!とか、このスペースに何を入れろというのか?とか、出来合いマンションだから、前の家とちぃーっとも変わっていない。

まぁ何と申しましょうか・・・携帯電話の番号を教えあっていて良かったです。

マンダラチャート・・・

ちょっと書いてみたらヒューくるくると吸い込まれたら・・・私の天ヶ瀬に会えたらどうする?私!

いい時代になったんだか、悪い時代になっちゃったんだかわからないけれど・・・

おもしろかったわ~・・・

★★★★★


本・三浦しをん 「ゆびさきに魔法」

2025-05-11 08:44:57 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

育児中も、おじさんも、俳優も、ネイルのある毎日はいつだって幸せ

クスリと笑えて胸温まる――。しをん節炸裂! ザ・王道“お仕事”小説

あらすじ
 月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。爪を美しく輝かせることで、日々の暮らしに潤いと希望を宿らせる――ネイルの魔法を信じてコツコツ働く毎日である。そんな月島のもとには今日も様々なお客様がやって来る。
 巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居を跨ごうとしない居酒屋の大将。子育てに忙しく、自分をメンテナンスする暇もなくストレスを抱えるママ。ネイルが大好きなのに、パブリック・イメージからネイル愛を大っぴらにはできない国民的大河男優……。
 酒に飲まれがちながらも熱意に満ちた新米ネイリスト・大沢星絵を得て、今日も『月と星』はお客様の爪に魔法をかけていく。

登場人物
月島美佐 『月と星』を営むネイリスト。丁寧で正確な施術が得意。悩みは人手不足。仕事に忙しく、恋の仕方は忘れてしまった。
大沢星絵 求職中の新米ネイリスト。独創的なセンスの持ち主だが、基礎技術に少しだけ難アリ。すぐに人と打ち解ける高い能力を持つ一方、酒に飲まれると記憶を綺麗に失う。
松永 居酒屋「あと一杯」の大将。巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居をまたごうとしない。煮付けを大沢に溺愛されている。
上野琴子 子育てに忙殺される。ネイルをしたいが、「母親失格」と思われるのではと気に病んでいる。
村瀬成之 国民的人気を誇るイケメン俳優。ネイルを心から愛するも、パブリック・イメージからそれを明かせずにいる。

               

 読書備忘録 

なるほどね。美容室には行くけれどネイルはね・・・

ただ塗るだけではないのですね。

知らなかったことばかりに、へぇーと、たくさん勉強になりました。

施設でのボランティアでは、お年寄りが魔法にかかったように眺めてはとても喜んでいましたね。いくつになってもきれいでいたい。ほんとそう!

とても楽しく読みました。

「舟を編む」のように映画やドラマになるといいのにね。

★★★★☆



本・真梨幸子 「極限団地 一九六一 東京ハウス」

2025-05-10 08:10:49 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

古きよき昭和の生活を体験してみませんか? 謝礼500万円をお支払いいたします――。リアリティショーの出演者公募で選ばれた二組の家族と番組スタッフは築60年の広大な団地に集結した。質素ながらも夢と希望にあふれる暮らし……のはずが、待っていたのは悲惨な環境だった。不倫、失踪、そして忌まわしい過去。押し寄せる惨劇に呆然必至の長編ミステリ!『一九六一 東京ハウス』改題。


               

 読書備忘録 

結構面白く読んでいた。ら・・・騙された!

そう思っていたら・・・え?そうなの?

初めは、百二十年前の体験するというものだったのに・・・

こういうのなんて言うの?二転三転?・・・四転五転なんて言葉があるのは知らないけれど・・・後半どんどん引き込まれ、えー!吉本さん!あなたも?

最後は、うっそぉー!ツチヤさん!と思わず声が出た。

何を言っているんだ!なことを書いていますが、こういうのべらべらしゃべっちゃうと・・・ってことで、備忘録ですからね。

楽しみました。ボケ防止!

★★★★★



本・井上荒野 「だめになった僕」

2025-05-09 06:30:56 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

著者23年ぶりの書き下ろし長篇恋愛小説

綾「私は初めて会った16年前から涼さんを愛し続けている」。涼「僕にかかわった者は、みんな死んでしまう。女も男も。僕が綾を愛しすぎているせいで」――
音村綾(旧姓・上里)は30代半ば。現在は信州でペンション経営兼漫画家として活躍。夫・子ども・母と四人で暮している。
祥川涼。画家。40代後半。妻を失い、その後同棲していた女性とも別れ、現在は酒浸りの日々を送っている。
冒頭の「現在」では、綾のコミック発売記念サイン会のシーンの衝撃的事件から始まり、「1年前」「4年前」「8年前」「10年前」「12年前」「14年前」、そして二人が出会った「16年前」へと時をさかのぼり「現在」に戻る。謎とサスペンス、そしてストーカー小説の雰囲気も交えた〈究極の恋愛小説〉である。
この作品は、2001年に刊行された『もう切るわ』以来、23年ぶりの「書き下ろし」長篇!


               

 読書備忘録 

結婚って賭けのようなものだ。って言った人いますよね。

アカの他人と一緒になるわけだから・・・一緒に暮らして、え、こんな人だったの?(お互いに!)くらいはまだ可愛いもんで・・・
綾の夫のように同じ会社で働いていた同僚でさえ一緒になってはじめてわかったって事ですもんね。何で会社辞めた?

もっとも妻がずっと思いを寄せている人がいたなんて!そしてその人がちょっと・・・

遡っていくお話に、そうだったか!とわくわく読んだ。

ふたりはどうなるのか?と、思ったときに涼は立ち直れるような気がする・・・綾と共に。渉もいるし・・・

イッキヨミ!

★★★★★



本・唯川恵 「おとこ川 をんな川」

2025-05-08 04:17:42 | 図書館本 読書備忘録 

 内容

恋愛小説の名手が満を持して描く故郷・金沢の女たち

金沢の花街に生きる2人の芸妓。恋することすら許されぬ場所で、彼女たちが掴んだものは――。

               

 読書備忘録 

金沢には二度行ったことがある。

主計町をかずえまちと何度通っても読めませんでした。今も読んでいる最中はしゅけいまちでした。

金沢には金沢城を真ん中に南に犀川、北に浅野川が流れていて、犀川はおとこ川、浅野川はをんな川と呼ばれているそうです。

花街は子供の頃から、浅草や向島がなじみのある場所で、話もそれなりに色々聞いた事があり、なんか懐かしい思いがポワリと・・・きんぎょさんが好きでした。

この作品ではトンボさんが気になり、いずれは・・・と思っていましたから・・・トンボさんならできる、がんばれ!

と、読み終えました。

素敵な作品で出会えました。

★★★★★



本・宮部みゆき 「きたきた捕物帖」

2025-05-07 07:07:02 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

宮部みゆき、新シリーズ第一巻、待望の文庫化!
二人の「きたさん」が事件に翻弄されつつ成長していく物語で、著者が「生涯、書き続けたい」と願う捕物帖。
舞台は江戸深川。一人目の「きたさん」こと北一は、亡くなった岡っ引き・千吉親分の本業だった文庫(本や小間物を入れる箱)売りで生計を立てている。いつか自前の文庫をつくり、売ることができる日を夢見て。
本書では、ちょっと気弱で岡っ引きとしてはまだ見習いの北一が、やがて相棒となるもう一人の「きたさん」こと喜多次と出逢い、亡き親分のおかみさんなど周りの人たちに助けられ、事件や不思議な出来事を解き明かしていく。
北一が住んでいるのは、『桜ほうさら』の舞台になった富勘長屋。さらに『<完本>初ものがたり』に登場した謎の稲荷寿司屋も、本書の中でその正体が明らかになるという、宮部ファンにとっては見逃せない仕掛けが満載。
宮部ワールドの要となる痛快・人情時代ミステリー。


               

 読書備忘録

フグの毒にあたって死んでしまった岡っ引きの親分のおかみさん松葉は盲目だがその分他が研ぎ澄まされていて魅力的。

シリーズ一冊目で面白かった。

すっかりはまった。

ふたりにキタさんの今後もすっごく楽しみ。

この界隈は地元だから土地勘あってより楽しい!

★★★★★


本・岡部えつ 「怖いトモダチ」

2025-05-06 08:48:10 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

「綺麗な人でしょう。心はもっと美しいんだよ。ほんと、憧れの人!」「カリスマってああいう人のことを言うんだろうな。」
「あの人はカリスマ性がある反面、ものすごく傷つきやすい人。」「うちの家族はまだ、あの人に心を操られたままなんです。」
「そういえば、ルミンさんて、プライベートなことは話さない……。」

16人のさまざまな証言をもとに、女の正体にせまる1作。
女は一体何者で、なぜ嗅ぎ回られているのか…?読めば読むほど謎が深まり、ゾッとするラストは頭から離れない……。


               

 読書備忘録 

うっわ!無視していたじゃないの!?

なるほど・・・

息をはくように嘘をつく・・・私、嘘つけない人だから、嘘ついたことないわよ、嘘なんかついてもいいことないでしょ?・・・へー嘘つき!

「ガスライティング」出てきましたね。誤った情報を与えることで、ターゲットを精神的に追い詰めていく。餌食になった人は、事実と違う情報を「事実」として伝えられたり、事実を「誤り」と、伝えられることで、自分の認識を信じられなくなって、不安でおかしくなってしまいます。

信者になっちゃったらまぁまぁそうでしょうが、逆も然り!少しは疑うことをしてみてもいいかもしれない。

だいたいそれって、トモダチ?

なんだかんだ言っておりますが、面白かった。

★★★☆☆

 


本・篠田節子 「四つの白昼夢」

2025-05-04 07:02:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

コロナ禍がはじまり、終息に向かった。これは目眩? 日常の隣にある別世界。分別盛りの人々の抱えた困惑と不安をユーモアと活力あふれる文章で描く四つの日常奇譚集。

妻は売れっ子イラストレーター、夫は音楽家。30代の夫婦が不動産屋の仲介で移り住んだ理想の家。しかし夫が出張中のある夜、天井から異様な物音が……。気のせい? 事故物件? それとも……。そしてある日、夫婦は隣家の秘密を知ることになる。(「屋根裏の散歩者」)

酔い潰れ、夜更けの電車内でヴァイオリンを抱いて眠る老人。慌てて下りていった彼の忘れ物は、なんと遺骨。「才女好き」と噂された男の、四十年に及ぶ家庭生活に、秘められたものはいったい何だったのか。(「妻をめとらば才たけて」)

亡き父の後を継いだレストラン経営がコロナ禍で破綻に瀕している。家庭がきしみ始め、しっかり者の母が倒れ、妻は子供を連れて出て行く。負の連鎖の中でどん底の男が、はまったのは、因縁付きの謎の植物。完璧なフォルム、葉の緑のグラデーション。マニアの世界は地獄より深かった。(「多肉」)

認知症の義母が亡くなった。ようやく見つけた葬儀用の遺影。しかしその肩先には人の手が写っている。そして切り取られた半分には見知らぬ男が。背景からすると、近くの動物園で撮影されたようだ。慎ましく物静かで、実の娘息子にも本音を語ることのなかった人の心の内にあったものは?(「遺影」)

現実と非現実の裂け目から見えた、普通の人々の暮らしと日常の裏側。『鏡の背面』(集英社文庫、吉川英治文学賞受賞作)や『冬の光』(文春文庫)の流れにつながる、人の心の不思議と腑に落ちる人生のリアリティにあふれる力作。


               

 読書備忘録 

「屋根裏の散歩者」

そんな事情がありましたか・・・そういえばずいぶん前のことだけれど、月島だったかな?おじいさんが、大きな亀を散歩させていましたっけ。

「妻をめとらば才たけて」

仲が悪くなっていたのかと思ったけれど、そうではなかった。コロナの時代の悲しいお話

「多肉」

えー!そんなことあるんだわね?なんて信じてしまったけれどあるのかしら?郵便配達に来てくれなかったらどうしたんだろう?

「遺影」

うわっ!これは・・・。

面白かったわー!

★★★★★


本・歌野晶午 「それは令和のことでした、」

2025-04-29 05:17:53 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

一行を読み逃せば、謎の迷宮から出られない。
奇想の歌野ワールド、珠玉の作品集
新しい価値観のゆらぎが生み出す7つの悲劇

ボーナス・トラック 青春ショートショート「花火大会」

著者の企みに舌を巻く!哀しみと可笑しみの令和ミステリー
小学生のときは女男と指をさされ、母親からはあなたの代わりは誰にもつとまらない、胸を張れと言われる。平穏を求めて入学資格に性別条項のない私立の中高一貫校に入るが、いじめはさらにエスカレートし、みじめな姿がSNSで世界中にさらされていく。それは僕の名前が太郎だから――(「彼の名は」)


               

 読書備忘録 

「彼の名は」

毒親?太郎と書いて・・・

「有情無情」

子供を助けるのも考えもんだわね。初めはお礼を言っていたのに・・・よほど注意しないと。その結果ぶらさがった。

お菓子なんかあげようものならアレルギー出ちゃうかもしれないし・・・以前旅行中に、前に座っていた子供に飴を上げようとして、子どもの両親に、そこまで言わなくてもいいのにってほど、怒鳴られていた旅行者と思しきおばさんがいた。おばさんも負けてはいませんでしたけれどね。

「わたしが告発する!」

これはね、とても悲しいお話でした。まさかそんなことがあったとは・・・それにしても付き合っていた人の言うこと聞かずに警察に行けばよかったのにね。

「君は認知障害で」

ちょっとぉ三和土にあった履物がコンビニからもどったらなくなっていたんでしょ?ってことはさぁー・・・まさかのお父さん!褒めました。いいお父さんで良かったわ。

「死にゆく母にできること」

私もやりすぎだと思いますよ。それのはプロに任せた方が・・・と思ってもそれをできない人もいるのですよね。まぁ母親を嫌いだったと伝えたかったのね。やり方間違えましたね。

「無実が二人を分かつまで」

大手不動産デベロッパーにお勤めしていたのに、なぜ?・・・最後にまた、え?が書かれていましたね。

「彼女の煙が晴れる時」

昔、豊洲は重工業地帯だった。そうだわ、免許取ってシビック買って朝っぱらから豊洲に練習に行っていたことを思い出した。なぁんにもなかったからね。そんなことはいいとして、母親の再婚相手の娘はなんか病気みたいだけれど?母親が亡くなったからその娘の面倒を見ていた駒音がね・・・これまた最後に事情がわかって・・・

「花火大会」

そうだね・・・

 

ちょっと読んで、用が出来たから後にしようが出来ず読まされました。

かぁなり面白く読みました。

★★★★★


本・岸本葉子 「60代、不安はあるけど、今が好き」

2025-04-21 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

仕事はいつまで続けられる? 老後のお金はいくら必要? 体力が落ちてきた……60代の暮らしには気になることが多いけど、まず「不安は小分けにして」「できることからやってみる」。
自分をよく知る「今」だからこそ、不安にも丁寧に向き合いながら、生きることを楽しみたい。
大人の「おひとりさま」生活を一緒に考える、人気エッセイシリーズ。


               

 読書備忘録 

「まさかの転倒」 これこれこれがいちばん怖い。粗忽者ですからね。何もないところで躓く!

「階段を踏み外す」 これも・・・

「いくつでギアチェンジ」 私ね、カラー(たぶん)で頭皮湿疹ができて染められなくなったところにあのコロナ。なので薄ら汚い時期がおこもりだったから、ちょうどよく総白髪になりました。今は毎日洗髪にトリートメントして、朝は洗い流さないトリートメントをつけヘアアイロンでそこそこ気を使っています。雨の日はひっ詰めますが。もともと70になったら染めない宣言を、コロナ前に通っていた東京の美容室では言っていました。地元の美容室になってもそのつもりでいましたからちょうどよかった。

「ロボットの世話になる日」 ファミレスのタッチパネルにそこのお店で慣れたのに、先日行ったら進化していた。そしてロボットまでいた。これからはひとりでお店に入れない。外から眺めて、よし!となったら入ることになるのだおるなぁー・・・でも、お婆さんだからきっと親切にしてくれると思います。と、期待します。

「施設入居のタイミング」 むむ、難しい!考え中。ここぞ!というところは人気があるから待機待ちの方がいるし・・・

私もときどき今後ひとりになったらそうする?って考える事があります。

そんな時は考えてもしょうがない、なるようになる。と思うようにしていますけれど、まだ息子たちがいるからと・・・

いろいろあります。

ちょっと私よりお若い方のエッセイから勉強しましたし、やっぱり!があったりで、楽しく読みました。

★★★☆☆



本・原田ひ香 「あさ酒」

2025-04-20 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

あたらしい朝に乾杯!
26歳で、派遣社員で、婚約破棄されて……。
失意の恵麻に希望の手を差し伸べたのは祥子だった。
〈見守り屋〉見習いの夜勤明け、
ほっと一息つく朝の一杯が
恵麻に一歩踏み出す力をくれる。
大人気『ランチ酒』シリーズの新章!

「見守り屋、やってみない?」
五年付き合った彼氏から突然の婚約破棄を告げられ、恋人と住処をなくした派遣社員の水沢恵麻。さらにコロナ不況で仕事まで失い、失意のどん底に。彼女を救ったのは、便利屋「中野お助け本舗」の亀山と犬森祥子だった。夜から朝まで「見守り屋」の見習いとして働き始めた恵麻に、祥子は仕事終わりの贅沢「朝酒」の喜びを教える。モーニング×黒ビール、生ハム×赤ワイン、焼鯖定食×日本酒……ワケあり客の話を聞き、夜勤明けの「朝酒」に癒されながら、恵麻は新たな一歩を踏み出していく。


               

 読書備忘録 

見守り屋・・・そういうお仕事があるのですね。

人の家に上がって・・・ちょっと怖くないか?と思ったけれど、なるほどね。

パチンコ依存症の奥さんを読んでいて、キッチンドリンカーになった奥さんの話を思い出した。私と出会ったのはすっかり良くなっていた頃だったから、こんなにしゃべっちゃっていいの?ってくらい話してくれたけれど、それはそれは大変だったこと。私も転勤族で知らない人のなかに放りだされたようなものだったけれど、性格なのか、期限があったからか、意地悪していたみたいだったけれど、子どもがいたからか、そこそこするりとうまくやったような気がする。

空港のラウンジで働いている人の話に、やっぱり楽しいのですね。むかしむかしの学生時代に羽田の国際線出発ロビーのお店で夏休みアルバイトしていましたから、ラウンジだったらそりゃぁ楽しいだろうなぁーと思いました。

お仕事上がりの一杯が美味しそうだわ。

このお店知ってるー・・・が出てきたら楽しい。で、出て来たお店がありました。美味しい物が出ていました。食べたことのないメニューだったから食べて来ました。美味しかった。

それぞれ事情のある人の話が聞けてよかった。

婚約破棄されたタケルで始まったお話はタケルで終わった。どうなるのかなー?

★★★★★



本・標野凪 「本のない、絵本屋クッタラ」

2025-04-19 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

札幌にあるインクブルーの三角屋根が目印の、木造二階建て――そこが『本のない、絵本屋クッタラ』だ。看板には『おいしいスープ、置いてます。』と書いてあり、店主・広田奏と共同経営の八木が切り盛りするカフェでもある。メニューはスープセットとコーヒーのみだが、育児に悩んだり、仕事に忙殺されていたり、自分の今の立ち位置に迷った客たちが今日もふらりとやってくる。彼らの話に奏は静かに耳を傾けると、「御本が揃いましたらご連絡いたします」と告げる。そうして客はもう一度、店を訪れるのだ。奏のセレクトする絵本は時に意外で、時に温かく、時に一読しただけではわからない秘密をもっている……。そんな奏がこの店を開いた理由とは――? 季節のスープと登場する絵本に心が躍る、「今宵も喫茶ドードーのキッチンで。」の標野凪が贈る、ほっとひと息つける連作短編集。


               

 読書備忘録 

何で本屋さんに本がないのか・・・

途中からうすうす不思議な存在の八木さんが誰?なのかわかったり、何で本がないのかもわかって、急速に引き込まれた。

スープも美味しそうだったし、店主の奏も獣医の先生も魅力的でとてもいいお話でした。

私ね、縁日で買った金魚が巨大化して可愛くなくなっているのをみたことありますよ。息子の同級生のお宅で・・・これ、フナ?違うねー!なにこれ?

赤い金魚が巨大化して薄ら汚くなる過程の写真を見せてもらって、へー!こんなことってあるんだねーとおっどろいたことがった。その家には自由奔放なリスもいて、ちょっと散歩の時間!何もしないからと離したら、何もしないどころか、頭に登って来たり、食べ物の上を駆け抜けたり、ものすごいスピードで移動するから、一緒にいた友人とリスって可愛い生き物だと思っていたけれど、ここんちのお行儀悪いわね。

縁日のヒヨコがニワトリになったのも子供の頃みたことありましたけど・・・

八木さんの話で、こんなことを思い出しました。

お店の名前「クッタラ」は、アイヌ語からきていたんですね。

★★★★★