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本・山本容子 「女」

2019-08-31 07:31:29 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容(「BOOK」データベースより)

雨に歌う女、髪を切った女、午睡の女…女の日常のなにげない一瞬をドラマティックに写しとる。「婦人公論」表紙画集。5年間にわたって「婦人公論」を華やかに飾った60の「女のいる風景」とエッセイ。


               


 読書備忘録 

絵本だー・・・

エッセイも・・・どちらも素敵

「マチスの絵の前の女」

美術館・・・お写真どうぞコーナーで、以前はそんな風景見なかったけれど、隣国の影響か?絵の前で同じポーズをとって写真におさまっている方をみかけるようになった。

「散歩に行く女」

七キロを二百グラムのステーキ肉で・・・あーお肉でね。私だったらお米5㎏の袋だなあーと読んでいた。

いちいちおしゃれで楽しかった。

★★★★★


 


本・梨木香歩 「椿宿の辺りに」

2019-08-30 06:54:45 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容紹介

深遠でコミカル、重くて軽快。 著者五年ぶりの傑作長編小説。
自然、人間の体、こころの入り組んだ痛みは 家の治水、三十肩、鬱と絡み合い、主人公を彷徨えるツボ・椿宿へと導く。
皮膚科学研究員の佐田山幸彦は三十肩と鬱で、従妹の海子は階段から落ち、ともに痛みで難儀している。なぜ自分たちだけこんな目に遭うのか。 外祖母・早百合の夢枕に立った祖父から、「稲荷に油揚げを……」の伝言を託され、山幸彦は、鍼灸師のふたごの片われを伴い、祖先の地である椿宿へと向かう。 屋敷の中庭には稲荷の祠、屋根裏には曽祖父の書きつけ「f植物園の巣穴に入りて」、 明治以来四世代にわたって佐田家が住まいした屋敷には、かつて藩主の兄弟葛藤による惨劇もあった。 『古事記』の海幸山幸物語に3人目の宙幸彦が加わり、事態は神話の深層へと展開していく。 歯痛から始まった『f植物園の巣穴』の姉妹編。


               
 読書備忘録 

「f植物園の巣穴」の備忘録を引っ張り出してみた。

あー、そうそうそうでした。不思議な世界・・・で、「f植物園の巣穴に入りて」が・・・

痛みで始まりどうなるのか?L字型にしなければならないなんて、大変だなぁー・・・そんなのイヤだなぁー・・・なんとかならないのかなぁー・・・と読んでいたら出てきました椿宿

再び登場した黒い大黒の話に、え!? そっか神話の話だったっけね。

おばあさん早百合の訪問看護師さんの、この状態で入院させたらどうなるかっ!そりゃぁ絶句しますわ。で、あちらの人が来ちゃってね。入院していたらあちらの人はどうしたんだろう?

なんか怪しいなぁーとわさわさ読んでいた・・・仮縫鍼灸院には感謝しているけれど複雑な思いがあったと最後に書かれていた。

世の中には非常時のためにいる、という役どころの人間がいるんだろう。今後はなるべく彼らの世話にならないように生きて行きたい。と・・・

深い・・・

★★★★☆


 


本・恒川光太郎 「白昼夢の森の少女」

2019-08-29 06:40:18 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容(「BOOK」データベースより)

異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた10の白昼夢。人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは(「白昼夢の森の少女」)。巨大な船に乗り込んだ者は、歳をとらず、時空を超えて永遠に旅をするという(「銀の船」)。この作家の想像力に限界は無い。恐怖と歓喜、自由と哀切―小説の魅力が詰まった傑作短編集。

古入道きたりて / 焼け野原コンティニュー/ 白昼夢の森の少女 / 銀の船 / 海辺の別荘で / オレンジボール / 傀儡の路地 / 平成最後のおとしあな / 布団窟 / 夕闇地蔵 


               


 読書備忘録 

あっさり、あれー?と読み終わっちゃったお話とか、それでそれで?と読んでいたおはなし・・・短いのやそこそこ長いお話ですでに読んでいたのもあったけれど楽しめました。

古入道きたりて・・・読んでいたのに途中まで気が付かず、あっれー?このお婆さんの家の二階から古入道が見えるってところで思い出す。「和菓子のアンソロジー」

銀の船・・・あ!これ知ってる!って「二十の悪夢」アンソロジーで読んでいました。あとがき見て、ほらやっぱり。知ってる知ってると思いつつ最後まで読んで、そうそうそうでした。

海辺の別荘で・・・これは覚えていなかったけれど、読んでいたようです。「始まりをめぐる19の物語」アアンソロジーで・・・

夕闇地蔵・・・ これも。あら・・・「七つの死者の囁き」アンソロジーで・・・

傀儡の路地・・・これちょっと笑えるけれど相当怖いでしょ!私最近、ホームで文庫読んで電車を待っていて、そろそろかな?と周りを見たらだぁれもいないの。で、ドアの閉まった電車がそこにあったの。一瞬何が起きたのかわからなかった。没頭して乗り越すってのはたまにあるけれど、わさわさ人がたくさんいて、その人たちがぞろぞろ電車に乗って行くのを気が付かなったなんて、なんてこと?と恐怖だった。ただのおっちょこちょいと言われればそうなのだけれど、気が付かないなんてあり得ない、電車の中から見ていた人と目があったら、ニヤッとされて、あんた誰?・・・

平成最後のおとしあな ・・・何この電話!ヘイセイのスピリット!変!やっぱり変だった。そういうこと?だからもうやめた方がいいんじゃない?って思って読んでいた。白骨化?の前に助けてあげて・・・と、のめり込んだ。

ってことで既読の作品も、おや?っと思いながらもちゃんと読みました。やっぱり面白い!

★★★★☆


 


本・井上荒野 「夜を着る」

2019-08-27 06:36:18 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容(「BOOK」データベースより)

地方営業に出かけたギタリストの夫に女の影を感じた妻が、隣家の男と営業先へと向かう表題作「夜を着る」、大人になりきれない男女のあてのないひと夜のドライブ「アナーキー」、父の葬儀に現れた愛人との奇妙な記憶を描く「よそのひとの夏」など八篇を収録。日常の皮膜が剥がれおちる旅をテーマにした短篇集。


               


 読書備忘録

「ヒッチハイク」 あらら、行きますか・・・

「I島の想い出」 いったいI島には何が・・・?

「夜を着る」 なんでそんなことする?追いかけたりして・・・と読んでいたけれど、あらま、そうだったのね。ギタリストかぁー!知らない方がよかったかな・・・

「三日前の死」 パリで知り合った叶野氏のその地獄とやらはご自分が悪かったのだからしょうがない!ですか・・・そんなことするから・・・女はだいたいそんなことを望むのかな?ぷ!

所詮時間がたてば よそ の話!そう割り切れば生きるの楽かもしれない。

さぁどうなったのでしょうか?続きは想像してみてね!って言われているみたいだった。

自分が置かれている場所が違ったら、また違う。

読むたびに違うかもしれない。

★★★★☆


 


ときどき森へ・・・🚘

2019-08-26 07:57:50 | ときどき森へ・・・

2週続けてときどき森へ・・・

 

 コーヒー と ねぎ焼きパン 

土曜の朝出発し森へ・・・

大混雑の上里SAで翌朝のパンも含め、朝食用のパンとコーヒーを・・・ねぎ焼きパンは外せない!

今回は、お願いしていたことが雨で延びてしまっていたので、週末1泊で行ってきた。

いつも一人でどうぞ、どうぞ!するのだけれど、なんとなく煽り運転など怖いから、一人より二人の方が、バァさんだけれど居ないよりいいかな?と、付いて行った。

ちょいと足を延ばして・・・

どれくらいできているかなぁ~っと・・・ここへ行き

お買い物で街に出て・・・

何かいいものがあるんだわ、いつも!

と佐久平の  プラザ佐久  へ・・・

ほらほらあったあった!ブルーベリーとお初のブルーベリーの酢 

夜は・・・これと

これで・・・意味もなく カンパーイ! 

まっすぐ帰るつもりが、行きたくてしょうがない雰囲気がぷんぷん!行きたいの?って聞いたら、うん!っつーから・・・やっぱりバーゲン最中の軽井沢へ・・・

特に買うものはないけれど・・・と互いに言っていたはずなのに・・・

お!をみつけて・・・

以前北海道で台湾の方の素敵なポンチョが気に入っていたのだけれど、台湾までは行けないなぁー・・・と探していたも、ちぃーっとも気に入ったものが見つからなかった。が・・・見つけたのだっ!もちろん同じものではないけれど、大変気に入って、何だか妙に似合っちゃったのでこれはもう買うしかないと、バーゲン中につき大変お安く手に入れた。早く冬が来ないかしら~と勝手なことをほざいてみた・・・

そして・・・

渋滞に引っかからずに、今回もすんなり帰ってきた。

大ゲンカしながら・・・ぷっ!

何かあるとこの夫婦喧嘩をしている声の入ったドライブレコーダーを提出しなくてはならないのかなぁ・・・なので、何事にも関わらずと願いながら・・・

楽しい事ばかりじゃねぇさーっ!

 


本・林真理子 「愉楽にて」

2019-08-25 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容(「BOOK」データベースより)

大手医薬品メーカー九代目、久坂隆之は53歳。副会長という役職と途方もない額の資産を与えられた素性正しい大金持ちで、シンガポールと東京を行き来し、偏愛する古今東西の書物を愛でるように女と情事を重ねる。スタンフォード留学中に知り合った友人、田口靖彦は老舗製糖会社の三男。子会社社長という飼い殺しの身が、急逝した妻の莫大な遺産により一変。家の軛から自由になるために、女からの愛を求め、京都で運命の出逢いを果たす。時代の波に流されず、優雅で退嬰的な人生をたゆたう男たちが辿り着いたのは―。


               


 読書備忘録 

別に知らなくてもいい世界だけれど、へー~・・・そうなのね!なんだそりゃ!と楽しんだ。

今はもうしていないみたいだけれど、林さんのブログには予約がそんなに先?ってお店の話も書かれていたっけ・・・林さんのブログの延長のような、自分はそうではないけれどそういう人たちのことはよく存じております。的なお話

豆孝の話に、たかりか?この人たち嫌だわ・・・もっとも一生縁がないからいいんだけれど。おねだり女の上を行く。 

田口の母親真佐子の上から目線のすごいことと言ったら・・・歌舞伎座の話だけれど、そういうお客さんがいるから続いているんじゃないのかな?

たまにツンツン軍団に出会っちゃうこともあるけれど、住む世界が違うから、ほー・・・と眺めている。それを垣間見た!

さっくさく読めた。

ブログ再開しないかなぁ~・・・

★★★★☆

 予約投稿 


 


本・宮田珠己 「宮田珠己 ニッポン47都道府県 正直観光案内」

2019-08-24 06:12:47 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容紹介

本気でいいと思ったスポットを厳選!スペクタクル富山県、大分県は大魔境、茨城県が日本一?愛知県の可能性は無限大、一番ダサい東京都。※すべて個人の感想です。
思う存分旅行がしたい!と言ってサラリーマンをやめた著者が、行きも行ったり日本全国47都道府県のおすすめ観光スポットを正直に紹介。こんなところがあったのか?!と地元の人も驚く、すごいスポット満載。読んで楽しい、行って楽しい2倍3倍楽しめるガイドエッセイの誕生。


               


 読書備忘録 

お久しぶりです タマキング

うっかりしていました。

うっかりしていたら新作出ていました。新作読んでいてまたもやうっかりしていたことに気が付きました。うっかりしている間に何冊か出ていましたね。

47都道府県っ!なんだ全部じゃないの。ほぼ知らない事ばかり・・・

即身仏は見てみたい気もするけれど、きっと見なければよかったって思うからやめておこう。代わりに遠野のおしらさまを見に行こう。

ルーブル彫刻美術館が登場しているかと思いきや、やっぱりジェットコースターだったが、おすすめが麻吉旅館。ここはテレビで見たことがあったが伊勢の旅で行き忘れたところみたい。

名古屋大仏に、へぇー・・・沢田マンションにも、へぇー・・・

あまりに、へぇー・・・がありすぎて・・・

楽しかった。

★★★★☆


 


富良野・美瑛の旅 ぜるぶの丘 と 駅・・・

2019-08-23 07:47:35 | 2019 北海道 富良野・美瑛の旅 

 

 通り道・・・

寄ってく? 寄ってく!

ここはカートが走る道があるからちと気を付けてお散歩しました。

蜂を追いかけて、ちょっとだけとまってみっ!

そして

やっぱり駅を見つけて寄り道・・・

運転手は君だ~♪ だからいいんです。

 富良野・美瑛の旅の記録はおしまいだけど・・・また来られるといいなぁ~

  

7/6~8


富良野・美瑛の旅 四季彩の丘へ・・・♪

2019-08-22 06:17:10 | 2019 北海道 富良野・美瑛の旅 

 

 乗り物があります。

暑いからね・・・てっきり乗るかと思っていたら、さぁ行こう!

隅から隅まで歩いて来た。

とってもきれい・・・

移住したいなぁ~・・・って言ったら、車ないとね。

暗に、ペーパーだろうがぁーってことね。

 

7/6~8


本・小浦昇 「青い月の物語」

2019-08-21 07:08:42 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容(「MARC」データベースより)

うれしいことも たのしいことも いつかは終わる。かなしいことや つまらないことも いつの間にか過ぎ去る。終わりは、はじまり 新しい物語が そこからはじまる。小浦昇の銅版画にやさしい詩をつけた作品集。


               


 読書備忘録 

月と言えばなんとなく・・・黄色 

でも・・・青・・・青の世界・・・青い月 🌙

湿原の川にボートに乗っているおじさんひとり・・・目

月がそこまで下りてきていたらと思ったら楽しい

どれも素敵だけれど、いちばんはビルの屋上から噴き出ていく月・・・あるいは雨のように降って吸い込まれているのかもしれない

なんともいえない不思議な世界が広がっていた。

終わりは、はじまり。

いい言葉だー・・・

 

素敵な詩は青居心さん

★★★★★


 


ときどき森へ・・・八ヶ岳高原ロッジ ヒュッテへ ♪

2019-08-19 06:38:17 | ときどき森へ・・・

 

徳川のお屋敷を移築し、高原へいらっしゃいのロケ地でもある八ヶ岳高原ヒュッテ

しばらく耐震工事をしていたようで、入れなかった。

赤坂離宮が特別営業中だったからお食事しようか迷ったが、ロッジのレストランにしたから見学だけ・・・

何度か  しているのにまたしてもの 

今回は熊さんを・・・

八ヶ岳高原ヒュッテと熊の彫り物の歴史について

ヒュッテ館内を見まわすと、階段の親柱などにある多くの熊の彫り物に気づかされます。熊の彫り物といえば北海道アイヌの土産品として有名ですが、この熊の彫り物の歴史に徳川義親元侯爵が大きくかかわっているのです。

義親氏は、明治維新後の生活に窮していた旧尾張藩士のために、北海道に土地を得て開拓(後の八雲村)を始めました。この八雲村の生活改善に尽力していた義親氏は、大正10年の洋行の時にスイスで熊の彫り物の土産と出会い、これを八雲の土産品として取り入れようと思い立ち、いくつもの彫り物を持ちかえって村人や近くのアイヌの人々に伝えたそうです。それが長い時を経て北海道の土産品として定着したといわれています。

何気なく見過ごしがちなヒュッテの熊の彫り物にはこんな歴史が隠されていたのです

お部屋にお店が出ていて、宇宙を感じるアクセサリーがあってじっと見ていたのに買わなかった。

ホームページより・・・

 

2階のお部屋にはお店が出ていて素敵なお品が並んでいた。

作家さんもいらして説明もしてくださった。

宇宙を感じるアクセサリー・・・

買ってくればよかった~・・・素敵なネックレス・・・今頃後悔・・・ 

 


本・中野信子 「サイコパス」

2019-08-18 07:57:20 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容紹介

平気でウソをつき、罪悪感ゼロ ……そんな「あの人」の脳には秘密があった!
外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーションも抜群に面白い。しかし、じつはトンでもないウソつきである。不正や捏造が露見しても、まったく恥じることなく平然としている。時にはあたかも自分が被害者であるかのようにふるまう。 残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を冷静沈着に遂行する。他人を利用することに長け、人の痛みなどこれっぽっちも感じない。 ……昨今、こうした人物が世間を騒がせています。しかも、この種の人々を擁護する人も少なくありません。 もともとサイコパスとは、連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念です。しかし、精神医学ではいまだ明確なカテゴリーに分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が流布していました。 ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、サイコパスの正体が徐々に明らかになっています。脳内の器質のうち、他者に対する共感性や「痛み」を認識する部分の働きが、一般人とサイコパスとされる人々では大きく違うことがわかってきたのです。 しかも、サイコパスとは必ずしも冷酷で残虐な犯罪者ばかりではないことも明らかになってきました。大企業のCEO、政治家、弁護士、外科医など、大胆な決断をしなければならない職業の人にサイコパシー傾向の高い人が多いという研究結果もあります。 また、国や地域で多少の差はあるものの、およそ100人に1人の割合で存在することもわかってきました。そればかりか、人類の進化と繁栄にサイコパスが重要な役割をはたしてきた可能性すら浮上しているのです。 最新脳科学が、私たちの脳に隠されたミステリーを解き明かします。


               
 読書備忘録 

内容紹介だけでもいいかな・・・📖

およそ100人にひとりと聞くと、そ、そんなに?

いかに見抜くか!と言われても私が見抜いてどうする?心拍数だったり、遺伝かもだったり、脳だったり・・・あ、もしかしてそうなのかな?と思うんだろうなぁー

面白かったのは、サイコパスにも勝ち組と負け組があるって話・・・一般人とは大きな差があり種類もあるってこと。脳だからね・・・

ケヴィン・ダットンのセルフチェックリスト・・・もともとおりこうさんが多いんでしょ?なのに何を血迷ったか、セルフチェックしました。?が付いたものの、ほぼ当てはまらず。

参考文献を引用しているから直にそちらを読んじゃうって手もある。かな・・・

★★★☆☆


 


本・古市憲寿 「誰の味方でもありません」

2019-08-17 05:44:30 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容紹介

炎上したいわけではないけれど、みんなが当然のように受け入れる「正論」って、本当にただしいのだろうか? いつの時代も結局見た目が9割だし、観光名所はインスタの写真に勝てないし、血のつながりで家族を愛せるわけじゃない。 目から鱗の指摘から独自のライフハックまで、メディアや小説など多方面で活躍する著者が「誰の味方でもない」独自の視点を提示する。


               


 読書備忘録 

ツイッターやインスタやテレビでふむふむしている。活字になると活舌というか早口関係ないからとても読みやすく、なるほど・・・がたくさんあって楽しかった。

観光名所は写真に勝てない・・・そうそう、日本のとある場所に行ったときにポスター見てきました。って言ったら、あれは加工してあるからって堂々と言われて驚いたことがあった。インチキじゃないのっ!なので今更ながらそう思いました。古市さんよく書いてくれました。

ほとんどの社会的不安は解決可能である・・・これ面白いですよ。

この世は呪術であふれている・・・そ、そうなのですよ。テレビや雑誌の占いコーナーね。おんなじ訳なぁーいじゃないの。

嫉妬しないと楽になる・・・わかってはいるんですよ、わかっては!誰かを嫉妬してもいいことはない。無駄な努力をやめて軽やかに生きる。

嫌な人と付き合うコツ・・・ふふ、そっだわ。「他人は変えられない。自分はかえられる」みたいなことを言っていた中学時の担任。これはウソだと思うと。なぜなら、「自分」が移動してしまえば「他人」なんていくらでも変えることができるから。嫌いな人はサンプルと思って調査対象に!

らっく~になります。

★★★★☆


 


本・今村夏子 「むらさきのスカートの女」

2019-08-16 06:14:46 | 図書館本 読書備忘録 

 

 内容紹介

近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導し……。
『こちらあみ子』『あひる』『星の子』『父と私の桜尾通り商店街』と、唯一無二の視点で描かれる世界観によって、作品を発表するごとに熱狂的な読者が増え続けている著者の最新作。


               
 読書備忘録 

大丈夫か? 『私』

むらさきのスカートの女より、権藤チーフである、黄色いカーディガンの女である・・・『私』の方が常軌を逸しているんだから・・・

だいたい自分の職場に誘導するなんて、おかしいでしょ・・・やり方も・・・

そして表紙にばかり気を取られていたところ、読み終わっての裏表紙に・・・あ!リンゴ!むらさきのスカートの女が塚田チーフからもらった北斗!子供たちと洗ってみんなで食べたひとつのリンゴ!

最後の一行に・・・やっぱりっ!と思いきや、続きがあったら、 え? が始まりそうで、終わった。

不思議なお話大好物・・・

★★★★☆ 


 


本・中島京子 「夢見る帝国図書館」

2019-08-15 05:18:41 | 図書館本 読書備忘録 

 内容紹介

「図書館が主人公の小説を書いてみるっていうのはどう?」 作家の〈わたし〉は年上の友人・喜和子さんにそう提案され、帝国図書館の歴史をひもとく小説を書き始める。もし、図書館に心があったなら――資金難に悩まされながら必至に蔵書を増やし守ろうとする司書たち(のちに永井荷風の父となる久一郎もその一人)の悪戦苦闘を、読書に通ってくる樋口一葉の可憐な佇まいを、友との決別の場に図書館を選んだ宮沢賢治の哀しみを、関東大震災を、避けがたく迫ってくる戦争の気配を、どう見守ってきたのか。 日本で最初の図書館をめぐるエピソードを綴るいっぽう、わたしは、敗戦直後に上野で子供時代を過ごし「図書館に住んでるみたいなもんだったんだから」と言う喜和子さんの人生に隠された秘密をたどってゆくことになる。 喜和子さんの「元愛人」だという怒りっぽくて涙もろい大学教授や、下宿人だった元藝大生、行きつけだった古本屋などと共に思い出を語り合い、喜和子さんが少女の頃に一度だけ読んで探していたという幻の絵本「としょかんのこじ」を探すうち、帝国図書館と喜和子さんの物語はわたしの中で分かち難く結びついていく……。


               


 読書備忘録 

ふたりが出会ったのは上野公園のベンチ・・・それから十五年

いろいろあったけれど喜和子さんの思い通り散骨できてよかった。

娘がいて孫がいた。

九州はね・・・従妹のご主人も実家に帰ると人が変わる。東京に戻ってくると人も戻りおとなしくなる。九州はね・・・とはよく聞いた。

喜和子さんじゃなくてもと、わかる気がした。ずっと小さい時からそれしか知らなかったらそれで済んだのに外を知っちゃうと、おや?と思うかもしれない。

帝国図書館さん!図書館だって好き嫌いがある。図書館が夏子に恋をした。図書館は夏子にやさしくした。困るようなことをする人には意趣返し!

もしも図書館に心があったならの話ね。

そんなことを読んでいたら、また行ってみようか・・・国際子ども図書館に!

建物を見に行っただけだから・・・

★★★★★