



動物のイメージをあやつる異能力者の日野原柚月は、同じ能力を持つ者たちが所属する会社に勤めて早10年。孤独ながら安定した日々を送っていた。そんなある日、出来たばかりの新研究所を警備する業務を任される。しかしそこには異能力者のパワーを増幅する禁断の存在が隠されていて…。近くて遠い並行世界を描き出す2つの中編を収録。






ライオンの檻は空っぽ・・・ライオンを出現させる・・・そういう特殊なの力を持ってそれをお仕事としている人たちのお話・・・と言ったところで、な!何っ!
架空の動物を出す。それを表出という。そんなことが出来るわけ。
難しいです。はて、なんのことでしょう?と知りたくて読みすすめたが・・・結果、私にはあまりよくわかりませんでした。
ただ、そういうお仕事があるんだなぁ~ってことがわかったというか・・・何を言っているのでしょうね私は・・・。
奇想天外なお話・・・一生懸命読みました。・・・最後まで読ませてくれました。
読み終わって・・・いるかもしれない。いるな、どこかに・・・いないか・・・いるわけないか・・・
図書館のくだりで・・・あーはいはい、あの話はこの作家さんのおはなしだったのね・・・それは「廃墟建築士」に出てきましたよね?って誰に聞いてるのかな?
そうそう・・・怖いことが書いてあった。
無垢な子どもたちが、突然、凶器に変わるとしたら。他国の要人に花束を渡す子どもが、歓待の国旗を振る子どもたちが、突如として「兵器」に変貌するとしたら、護衛をする者は、果たして銃を向けられるだろうか?
この子どもたちは操られていると仮定してのことだけれど・・・
日野原柚月が両親を訪ねたとき・・・え?行っちゃったの?恨んでいないの?
風化してしまった過去の話だって。
「人は心の均衡を保つために、自らの行動を正当化し、記憶の上書きさえしてしまうものだ、過去をあげつらって、今さら両親をののしるつもりもなかった。」
私は人間できていないから・・・ののしるなー・・・仕送りまでしてたのよ。それで豪邸建てちゃって・・・
楽しんだのかどうなのか・・・? 不思議なお話をありがとう。





クリスマスにもたらされるささやかな奇跡の連鎖―。有川浩が贈るハートフル・クリスマス。






大和俊介・・・父親が母親に暴力を振るう。いつか大きくなったら・・・と思っていた俊介。
そのときがやってきて母を助けた。が、母は・・・
ひっどいっ!俊介はいい子なのにね。いいかげんにしてちょうだい!は父親に向けた言葉だと思ったのに、母親は俊介に向けた。
俊介の家庭内暴力で両親はずっと悩んでいたことになっていた。
でもね、ちゃんとわかってくれている人はいたの。
で、その人のもとで働き始めてお話は始まります。
全体的にいいお話。
地上げ屋のごとく追い出しにかかったオーナーの話やら詐欺の話などちょっと・・・
赤木ファイナンスの二人組みは何故かホーム・アローンに出てくる泥棒の二人組みを思った。
俊介と柊子は・・・





狸の名門下鴨家の三男・矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。「面白きことは良きことなり」という父の教えを胸に、誰もが恐れる天狗や人間にちょっかいを出しては、愉快に過ごしていた。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝。狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。しかも、人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を懲りずに探している…。阿呆の誇りを賭けて、尊敬すべき師を、愛する者たちを、毛深き命を守れ!待ちに待った毛玉物語、再び。愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。






分厚くて喜んじゃった本っ!
木曜倶楽部だって・・・金曜倶楽部だけじゃなったのね?って読んでいたら何の事はなく教授と二人だけの倶楽部だった。
あらぁ~終わっちゃった~・・・の後に、「第三部予告」乞う御期待だって・・・






結婚欲満々の麻美は、そこそこモテる人生を送ってきた。しかしエリート社員との婚約破棄、さらにはハリウッドスター似の男による結婚詐欺に遭い、未婚のまま三十路を迎える。仕事も失い意気消沈の麻美は、母の又従姉妹の紹介により結婚相談所でアルバイトを始めるが、やってくる会員は、性格に難を抱えた“結婚不可人種”ばかりだった。他人の婚活を間近で見るうちに、麻美の結婚観にも変化が訪れ―。“結婚”の見方がきっと変わる痛快長編!






10ページ目で・・・ばっか・・・さらに進んで・・・はぁ?
なんか怪しくないか?変なお部屋もあるし・・・な結婚相談所で働き出したら、まぁ、びっくり!
そんなところにいて結婚できるのかしらん?
確かに昔は親戚や近所のオバちゃんが、あっちに結婚したい人がいて、こっちにもいるからどうでしょう?ってお見合いってものがあったけれど、なにやらウーマンリブの波が全てを変えたらしい。
お見合い結婚は恋愛結婚できないダメ女がするというところまで、イメージが落ちたらしい。
結婚相談所の会員になるには結構な会費が必要だったりして・・・
緑川さん!この人・・・って読んでいたら・・・やっぱり!
月下氷人のお年頃ではあるけれど・・人様の結婚にお力添えするつもりも能力もないし、結婚相手くらい自分でみつけなさい。って人だから・・・あーそうなのね?と読んだ。





北海道を愛する夫の希望で、福井からトムラウシに移り住んだ宮下家五人。TSUTAYAまで60キロ、最寄りのスーパーまで37キロ。「誰が晩のおかずの買い物をするのかしら」。小中学生あわせて15名の学校には、元気満々曲者ぞろいの先生たち。ジャージで通学、テストも宿題もないけれど、毎日が冒険、行事は盛り沢山。大人も子供も本気の本気、思いきり楽しむ山での暮らし。大自然に抱かれた宮下家一年間の記録。






宮下奈都さんのご主人ってどんな方なんだろう・・・?
受験生もいたのにすごいな、このお父さん。
イイネ!帯広・・・が・・・トムラウシ?・・・カムイミンタラ「神々の遊ぶ庭」・・・また、すごいところに・・・
作家って知られていなかったの?校長先生にばれた!って・・・。
「むすめに直接話しかけてこない生まれたときからここで暮している牧場の子は・・・友達になってもどうせ帰っちゃうんでしょう。そう思わないわけがないと思った。」
わが子もアーメンの幼稚園時代に経験済み。
宮下家の居た所は山村留学の子供達もいたし、みんなあたたかかった。ちゃんと仲良くしてもらえた。
小さいところから大きなところに行くと、自分では何とも思っていなくても、今まで普通にしていたことなのに突然壁が現れたり・・・身体は正直なのね。
宮下家一年間の貴重な生活の記録 お父さんは本当に北海道が大好きなのね。
あたたかく、とてもすてきなエッセイでした。





おとぎ話の主人公や幸福のモチーフとしても大人気のふくろう。
大自然の中でたくましく生きる、野生のふくろうの姿を中心に、その神秘的な姿を美しい風景とともにお伝えします。
雪原に暮らすシロフクロウから、小さくて可愛らしいスピックスコノハズクなど、約50種を収録します。






可愛いふくろうがたっくさんの写真集っ!
ふくろう達が本当にかわいらしい。
森を飛んでいる、或いは木にとまっているふくろうを・・・生で見てみたい。
サボテンフクロウ
世界最小
キツツキが開けた穴を利用して、砂漠に生えた大きなサボテンや木のウロに営巣するそう・・・
アメリカ、メキシコにいるらしいから、野生を見ることはできないけれど・・・
エゾフクロウ
かわいすぎる。
夜行性だからね、なかなかお目にかかれないのに輪をかけて・・・見られないってことでしょ?





どこの西棟(ウエスト・ウイング)なのか?いったい何が描かれているのか?すべてが見る者の想像力にゆだねられてしまうとほうもなく怖い作品。






字のない絵本
ゴーリーの絵をみて、勝手に怖がる絵本
お城に泊まるツアーはお城に泊まるわけで・・・
泊まった事ないけれど、私がヨーロッパの古城に泊まったなら、こんな具合になるでしょう。
はたまたホーンテッドマンションとか・・・
そんな所にいるのは、だ、誰っ!?
その階段からふわふわと・・・わ!出たっ!ドアから・・・
靴は一足半だし、ドアはいっぱいあるし、不気味な絵がかざってあるし・・・ぬ!また出たっ!
そんな所にお荷物がほったらかしてあるし、薄ら笑いを浮かべたメイドの持つポットは大きすぎるし、鏡に変な物うつっているし、床も鱗みたいだし、
そなた、なにゆえそこにスッポンポンでお立ち?
不気味なお部屋にふわふわ浮かんでいるのはなに?
し、死んでる。
怖いのは 17 18 19 20 21
22で、なんのこれしきとホッとしたのも束の間、やだ、なに?
ここはどこ?私はいったいどうすればいいの?
お嬢さんこちらです。
エドマンド・ウィルソンに・・・
エドマンド・ウィルソンって?
「エドマンド・ウィルソン・ジュニア(Edmund Wilson, Jr., 1895年5月8日 - 1972年6月12日)はアメリカの著述家、文芸批評家、作家。20世紀アメリカを代表する文芸批評家の一人に数えられる。」
気になったから・・・





やあ。よかったら、ここにおいでよ。気に入ったら、ここが君の席だよ。コペル君14歳、考える。春の朝、近所の公園で、叔父のノボちゃんにばったり会った。そこから思いもよらぬ一日がはじまり…。少年の日の感情と思考を描く青春小説。






タイトルがそのまま・・・
子供達が小さいときに読みたかった。
ユージンが卵から育てていたニワトリのコッコちゃん。もう飼えないからと校長先生にお願いし学校で飼っている動物の仲間に入れてもらうことになった。
そしてユージンはニワトリの歩調に合わせて学校まで連れて行ったのだが・・・
担任が・・・校長は何も伝えていなかったのね。子供にとっては残酷。
そういえば豚・・・と、思い出した。
子供達のそれぞれの事情が綴られている。
僕は、そして僕たちはどう生きるか。





妻子との冷え切った生活に疲れた梅宮正樹は、要介護の母と一家4人で雪深い地方の町に移り住む。この睦間町では、長男を殺された源田直爾が復讐のため犯人の少年を殺害、その結果、英雄視され強権を振るっている。また、「“よそもの”のくせにこの町出身の夫を殺した」として誤認逮捕された小料理屋の女将、倉本郁枝とその子供たちを、今でもつまはじきにしている。ある日、町役場のシンボル像・ガーゴイルが破壊された。犯人は倉本家の息子か、源田家の素行の悪い次男か。ネット上で様々な憶測と噂が拡散し、町は疑心暗鬼と悪意の満ちるねっとりとした異様な空気に包まれるなか、喧嘩神輿の夜を迎える。“よそもの”の梅宮は、この絶望の町で家族ともう一度向き合うことができるのか―小説すばる新人賞・日本ホラー小説大賞読者賞W受賞のエンタメ界大注目の新鋭、待望の新作!






登場人物が、いけすかないのばかり・・・これはイヤミスですか?
排他的で閉鎖的・・・今どきこんなところがあるんだ!文才あったら小説書けちゃうよね!と驚いた2年3ヶ月ほど住んだところを思った。
そんなもんで、さもありなんと読んでいた。
梅宮が自分はそんなに酷い男だろうか?って・・・あんたねーそんな酷い男はいないよ!○ーか!と言ってやりたくなった。
犯人は突然現れた。
やだやだ!こんな所、合併されたって人が変わらなければ変わらないんでしょうね。
それにしてもあの一億円ばら撒きは・・・睦間は表紙に載っている町役場のシンボル像だよ。別にいらなかったね。壊されちゃったし・・・





実は、僕の研究室にいた秘書さんが、カトリーヌという渾名だった―。小耳に挟んだ日々の小事から死生観、自己紹介まで、全一〇〇個の笑えて、考えさせられて、納得する森イズム。役に立つか立たないかは読む人しだい、でも読めば確実になにかが変わる。ベストセラ連発、絶大な人気を誇る森博嗣の等身大。






おっとー


4 「号泣」を使いすぎるこの頃。
ホント・・・よく泣く。知ってる、皇室の人は人前では泣かない。これたしなみ。って・・・
7 値段が高いときに買っても、お徳感はある。
単行本を発売日に買う人は、たいてい作品に満足できる。古書のはなし・・・
図書館で読む人・・・そうです。読みたいときに読めない。順番待ちしているから。1年近く待たされると、すでにそれほど読みたいとは思わなくなっている。
定価で買って、まだ何回も手を通していないのに、半額になっているのを見たときのショックと言ったら・・・
9 行列に並ぶというのは、恥ずかしい貧しさだと感じる。
行列のできる店は避ける。
わざわざ行列を作るよう無駄な事をしているお店があるのも事実。
明らかに用意できるものであっても限定何個!で客寄せ。なくなったら他のお品でも買って帰ろうか・・・
でも、並んじゃうの。
20 人に嫌われることが、人生の活路になることがある。
他者に好かれたいという気持ちが、人間の最も弱い部分だ。
21 国会中継するなら、野次をやめてほしい。
ほんとお下品。
あんぐりお口あけてお休みされている方よりはいいかも。やい!じじぃっ!
30 子離れ、親離れが難しい現代。
大学の入学式に親の分もお席があるのと、これはもしかして招待状?
T大の入学式のテレビ中継で武道館の前におじいちゃんおばあちゃんまで来ているのをみたのは、どのくらい前だったのだろう。
今は入社式にも親が来るところがあるんだって・・・
高校の教師が、担任である職場の入学式を休んで、自分の息子の入学式に出た、それを教育委員会が問題にした。あったあった、思い出した。
チ県マ市の小学校の担任は6時間目の授業を自習にして、高校生の息子が鍵がなくて家に入れないからって、帰っちゃった事があった。高校生っす!
41 「死」を無理に悲しもうとしている人が多い。
人が死ぬのはごく自然で当たり前のことだ。誰もが必ず死ぬ。
若い人が亡くなってしまうのはショックが大きいけれど、老人はね・・・ってことを思っているのだけれど、あまり言わなかった・・・が・・・
62 時間は無料だ、という認識が一般的である。
私・・・子育て中・・・子供は時間泥棒だと思った。
80 ちょっとやそっとで感極まってほしくない。
4でも書いていた。
81 政党って、何の違いで分かれているの?
政治家に求められていることは・・・
91 ポケットからまず自分の耳を出してはどうか。
ドラえもんに対するアドバイスである。
こんなに簡単に稼げますよ。それほど儲かるならば、何故、商売をしなければならないのか・・・そうだっ!ぽろりと鱗が・・・
図書館本だから書きとめたけれど・・・まだある。
買えば・・・本・・・うむ。





28歳の新米弁護士・本條務は、事務所の代表弁護士・高階徹也から、初めて殺人事件の弁護を任される。被告人は、町工場を経営する戸三田宗介。金融業者の成瀬隆二をペーパーナイフで刺殺してしまったのだ。被告人の減刑を勝ち取ろうと、本條と高階は成瀬の悪評を集め、法廷で次々と暴き出す。ところが―「何で被害者がこんなひどい目にあわされるの。裁かれるのは父さんじゃない。犯人でしょ!」被害者の娘・香菜が叫んだ。そして、隠されていた真相が姿を見せ始める…。






被害者の娘になんで加害者を弁護するのか・・・と言われ・・・新人イソ弁 本條務 加害者であっても弁護士がつかないと裁判はできないから。
「法律は性差別を認めていないし、二十歳を超えればすべて一人前の大人として扱われる。・・・」
めんどくさいなぁこの娘!と読んでいた、その被害者の娘と色々と調べていると・・・
被害者の悪事も暴かれ、そういうことだったのね・・・
今どきの弁護士さんはなかなか大変なのよね。
弁護士になったはいいけれど、仕事がないっ!
ダブル・フォールト・・・テニス・・・なるほど・・・
女性弁護士の杉原佐奈恵・・・いいっ!
代表弁護士の高階徹也は、半人前の本條務を一人前の弁護士にするんだろうね。
そのまま心のある血の通った人間のまま・・・
