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本・沼田まほかる 「九月が永遠に続けば」

2011-08-29 06:12:35 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        九月が永遠に続けば

 作品の紹介
高校生の一人息子の失踪にはじまり、佐知子の周囲で次々と不幸が起こる。愛人の事故死、別れた夫・雄一郎の娘の自殺。息子の行方を必死に探すうちに見え隠れしてきた、雄一郎とその後妻の忌まわしい過去が、佐知子の恐怖を増幅する。悪夢のような時間の果てに、出口はあるのか―。人の心の底まで続く深い闇、その暗さと異様な美しさをあらわに描いて読書界を震撼させたサスペンス長編。「Google ブック検索」より

 サンダルでゴミ捨てに行ったきり戻らなかった息子・・・えっ?そんな~サンダルですよ、お金も持っていなくて。
いったいどうした?事件に巻き込まれたのか?事故?はたまた誘拐?・・・そこですでにみごとにまはり、深い闇に引きずり込まれるように、抜け出せなくて一気読み。

精神科医と患者の壮絶な戦い。それにいたるまでのグロイ事と言ったら・・・こんなことって実際にあってはいけない事だけれど、あるのでしょうね。

とても複雑と思いきや、登場人物がどこかでつながっている。

最後は そういうことだったのね。高校生がそこまでするか?とは思ったけれど・・・

戻れることなら何もなかった頃の九月に戻りたかったってこと?

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本・よしもとばなな 「ジュージュー」

2011-08-25 05:16:44 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        ジュージュー

 内容(「BOOK」データベースより)
下町の小さなハンバーグ店に集う、おかしな人たち。みんなちょっとずつ何かが欠けていて、つながりあって、ひとつの命になっている。世界の美しい色を回復させる、滋養たっぷりの小宇宙。

 ママを亡くした美津子とおかあさんを亡くした宮坂さんはきっとしあわせになるんだ。

朝倉世界一の「地獄のサラミちゃん」を愛読していたから、お店の名前も テキサスからジュージューに・・・

宮坂さんのご両親がとてもステキ。

なんとなく、みんないろいろあっていろいろやって、次にとても丁寧に生きていている様子が・・・

そ!この丁寧が私にはかけているのです。ま!今更ね・・・と放棄することなかれ・・・今からでもとは思うけれど、基本 ワイルドにあこがれておりますから 

丁寧に暮らしている方は、たま~に人にもって方がおられます。・・・そんな時 ちと困るのネ 

追い詰めちゃいけないの。こんな人も居るんだって、思っていただけたらいいのだけれど~

「・・・血がつながっているだけとはいえ、親なんだから、ここで追いつめちゃいけないんだ。・・・」

「・・・なにかが初めて丸になったみたいな感じ。どんなにきつい思いをしてもいいから、なるべくこの丸をこわさないでいたい。なるべく長く・・・」

表紙はもちろん 朝倉世界一のサラミちゃん  そんなにいいなら ・・・ 

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本・薬丸岳 「刑事のまなざし」

2011-08-24 05:43:11 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        刑事のまなざし

  作品の紹介
『オムライス』...内縁の夫が焼け死んだ台所の流しの「オムライスの皿」、『黒い履歴』...クレーンゲームのぬいぐるみ「ももちゃん」、『ハートレス』...ホームレスに夏目が振舞った手料理「ひっつみ」、『傷痕』...自傷行為を重ねる女子高生が遭っていた「痴漢被害」、『プライド』...ボクシングジムでの「スパーリング」真剣勝負、『休日』...尾行した中学生がコンビニ前でかけた「公衆電話」、『刑事のまなざし』...夏目の愛娘を十年前に襲った「通り魔事件」、過去と闘う男だから見抜ける真実がある。薬丸岳だからこそ書けるミステリーがある。「Google ブック検索」より


 まず初めに・・・

「・・・ 多くの人は脳死と植物状態というのを混同しているみたいだけど実はぜんぜんちがうものなんだ。植物状態というのは呼吸や瞳孔反射など自律神経系を司っている脳幹が残っているから、自分で呼吸することもできるし、呼びかけに反応してくれることもある。それに、まれに意識を回復させることだってあるんだ。・・・」

混同していた多くの人のひとりでした。
だから10年の間ずっと声をかけ続け見つめ続けているのですね。そして確実に体は大きくなっている・・・

それぞれ えー? そうだったんだー・・・なるほど~ そうきたかー と読んでいて

最後の「刑事のまなざし」・・・単行本にするにあたっての書き下ろし。ここが圧巻です。

娘が犯罪被害者になったのを機に、少年鑑別所で罪を犯してしまった少年たちの心理などを調査する法務技官から、30歳にして警察官に転職した夏目信人。
刑事にしては世間一般のイメージとはかけ離れた風貌の持ち主、刑事ドラマにでてくるステキな俳優みたいなのかな?

刑事には以前住んでいた近くで殺人事件があったとかで、たずねてきた時にお目にかかっただけ。警察手帳を穴の開くほど見ていたら、もういいですか?と言われた。
刑事なのにちっともかっこよくなかったと、夜になり帰宅した家族に自慢したらテレビの見すぎたとしかられた。

こういう本はたそがれているときに そうだっ!本を読もう! ってたっぷり時間のあるときに一気に読むのがいいのです。

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ときどき信州 マンズワイン小諸ワイナリー

2011-08-23 06:22:03 | ときどき森へ・・・
           

マンズワインは山梨に大きな勝沼ワイナリーがありますが、小諸はこじんまりと・・・ なんてことを言っておりますが、勝沼ワイナリーには行ったことはありませんの。そのうち。

 

工場見学の後は試飲です。当然ながらドライバーは飲めません。赤いシールが目印です。このシールを貼っている人はドライバーですからね。はい!あなた貼ってください。ワインのわからない私が試飲をいたしますから  で、やっぱり甘口赤ワインをお持ち帰りするのです。

 

お庭がきれいですからね。お散歩もして、おっ!ぶどうだっ!と、ワイナリーに来ているのですけれどね・・・







  

わ!ステキ  とレジの後ろの絵に見惚れていたら 玉村豊男さんのなんです。と、ぶどうの作品が飾られていました。

 ヴィラデスト  には、いつも行きたいと思っているのですが、ホントに信州行く? な感じですからなかなか予約ができないでいます。だから今度は予約の要らないカフェタイムに行ってみようかと思っています。


         

             




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ときどき信州 菅平へ

2011-08-22 06:48:49 | ときどき森へ・・・
          

菅平って湿原だったんだ! 近くに住んでいた頃から菅平高原と言って、夏になるとちりとりのおばけのようなソリを持って芝生のスキー場に遊びに来ていたっけ。

湿原の遊歩道は 1.2km 運動部の合宿でもしているのか、走っている人がいました。昔はもっとにぎわっていたような記憶がありますが、この日は閑散としていました。

遊歩道を歩くのを目的で来たわけではなく、ドライブ中偶然みつけて立ち寄っただけなので、さわりだけ・・・

そこでみつけた 水芭蕉 はこんなことになっていました。

花が終わると葉は1mにもなると書いてあるのをみて びっくり!

 

「菅平湿原は(長さ3.5km・最大幅1.2km)は今から数万年前(第四紀更新世の後期)に噴火した旧四阿山の溶岩が現在の湿原のところにあった谷をせき止めて大きな湖ができた。このせき止め口が次第に侵食されて湖水の水がへり、湖の底が今日の湿原になった。その湖底の水湿地にヨシを主とする約1mほどの泥炭層が堆積しつづけたが、あるときは乾燥してハンノキ群落がふえた。そして現在のヨシとオオカサスゲの優占する低層湿原になった。
近年、土砂の流入により湿原の陸化が進んでいるため、沈砂池、湛水池などを作り湿原の保全がおこなわれている。」


湿原の入り口には  菅平高原自然館  がありました。土器・石器・化石・剥製など展示されていますので興味のある方は面白いかも。

どうぞ冷たい麦茶がありますからお帰りに飲んでいってください。お言葉に甘えて  ごちそうさまでした。 

         

 

行きに車が止まっていたから何が見えるんだろう? で、帰り道に止まって見ました。 滝  です。

          

                     唐沢の滝  だったかな?

いつもだったら滝のすぐ近くまで行きます。行かずにはいられない・・・が、ごつごつ岩場を少々のぼります。まだちょっとね。ま!こういう時だってあるんです。気にしな~い!ことにする 

             

              高原の家滞在中にドライブした菅平でした。  

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本・道尾秀介 「花と流れ星」

2011-08-21 21:44:16 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

         花と流れ星 (GENTOSHA NOVELS)

 作品の紹介
死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。凛にほのかな思いをよせる、売れないホラー作家の道尾。三人のもとに、今日も、傷ついた心を持った人たちがふらりと訪れる。友人の両親を殺した犯人を見つけたい少年。拾った仔猫を殺してしまった少女。自分のせいで孫を亡くした老人...。彼らには、誰にも打ち明けられない秘密があった。「流れ星のつくり方」「花と氷」ほか、人生の光と影を集めた五篇。「Google ブック検索」より

 あれ~ これ、読んでる・・・ 流れ星のつくり方 を読んでから道尾作品を読むようになったんだっけ・・・?

この本のなかでも この話がいちばん良かった。一度読んでいるからさら~っとさらった。

オディ&デコは可愛いお話・・・?

花と氷 で、そうだったのね。。。

これは真備庄助のシリーズ物になっているようです。知らずに読みました。 

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サワラの葉っぱはX

2011-08-21 06:36:12 | ときどき森へ・・・






ヒノキとサワラの違い・・・葉っぱの裏の白い模様が、ヒノキは Y で サワラは X のかたちをしている。と、道尾秀介の「カササギたちの四季」に書いてありました。

高原の家の敷地にはサワラの木があるので葉っぱを見てみたら・・・裏返したら本当に X でした。

そしてサワラの実です。

こうなると今度はぜひヒノキの Y を見てみたくなるのです。我が家にヒノキはないようです。

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本・中島たい子 「漢方小説」

2011-08-19 05:12:56 | 図書館本 読書備忘録 
                       図書館本  
                   
            漢方小説 (集英社文庫 な 45-1)

 作品の紹介
川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。あのつらさは何?昔の男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。「Google ブック検索」より

 軽快な文章で読みやすく あら、もうおしまい!

「西洋医学では ”この病気には、この薬” ですが、東洋医学では ”病気にかかっているあなたはこういう人だから、この薬” という治療をします。その ”こういう” が証です。」



「だから強いてつけるとしたら、あなたの病名は ”色々なところが弱い” というあなただけの病気です。」

おー!そっかぁー!


もともと人には自然治癒力って物が備わっているのだから、やったら薬なんか飲まないで・・・っていうほど病気とは無縁の人から言われたくはないとは思いますが、子供ができるまではそうだったんです。
でも、子供は弱っちいから、なにかと病院へ行ってはとっとと治してくださいまし!なんてやっていたのね。
漢方はなんとなく興味はあったのですが、読んでみてそっか漢方ね。とくに悪い所はないと思うけれど知識としては持っていたほうがいいかもしれない。と思ったのです。


昔の男の結婚に始まり、なんだか体が・・・って事から始まるお話

 生きているといろんなことがあるんです。失恋は大変な行事です。慰めたり、慰められたり・・・地獄に落ちろ!なんて叫んでみたり。経験のない方にはわからないかもしれないけれど、そりゃ大変。

そんな経験しなくていいからさっさとお見合いして結婚しちゃいなさい。って言われたって、猫かぶっているうちにどんどんお話が進んでいってしまい、気がついたら打掛着ていたって人がいます。
男の人とお付き合いしたことなかったから比べるものがなくてよかった。かつてお見合い結婚なんて気が知れない~って言っていた恋愛結婚を夢見る夢子ちゃんだったご本人は・・・

要らぬ知恵をつけていた私らよりずっと早くお嫁に行って、え~!そんなことまでしてんの?まぁ本人が良けりゃいいんだけどね。私らはそんなこと絶対しないわね~。と、また要らぬ事を言ったりしていたけれど。
そういうの 知らぬが仏って言うんだっけ? シーッ!
知らないってことは案外いいことなのかもね。私らは手遅れだけど。。。な~んて、ち~っとも思っていないことを言ってフォローしたりしたこともありましたぁ~。それはひがみというものらしいですよ。  大昔の話。


そんなこんなで、懐かしく、面白く、且つ お勉強にもなり、楽しいひと時を過ごせました。

 「モリオ」の作者 荻上直子さんの ”あのひとの本棚 ダメな女が主人公の5冊”の中に入っていたので読んでみました。

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ときどき信州

2011-08-18 11:13:10 | ときどき森へ・・・
                         信州は秋



             嘘です。 山を下りると  ギラギラでした。

だから汗を忘れた高原の家での~んびり  たまに山を下りてお蕎麦を食べたり、ホームセンターに行ったり、菅平に行ったり、メルシャンに行ったり、マンズワインに行ったり、うっかり軽井沢に行ったりと・・・近場でおとなしくしていました。

     

お盆の花火大会・・・子供たちがこどもだった頃は気合が入っていたから、すぐ近くで見ていましたが、今では、どこでもいいよね。見えるところでと、土手で宴会をしながら花火鑑賞中の地元の皆様の間をぬって、ちとお邪魔してみていました。が、ふと気がつくと最後までいたら駐車場から出るのが大変な事になるってのに気がついて、早々に退散。田んぼの道から眺めていたのです。

 

お盆に軽井沢なんか行ったら混んでいて車は動かない・・・だから行かない!って言っていたのに、お盆過ぎたから夕方なら空いているんじゃない?と出かけたのが大間違い。裏技の反対側から駐車場入りして入ったのはいいのだけれど、人が多すぎて歩けない。そんなところにゲリラ豪雨のような夕立のような土砂降りの雨。外にいた人が屋根の下に来たものだから・・・ 皆さん大変でしたね。
相変わらず ○ーチは50パーオフ 入り口のお姉さんからもらったカードを出すと更に30パーオフ!値段はあってないようなものだね!とブースカ言いながらも一応お店は見て回るの。

 

涼しかった山を下りて帰ります。いつもの高速ルートではなく、久しぶりに山越えをしましょうってことで、荒船山がこんなに美しくみえる道を通って・・・そういえば高速ができる前はずっとこの道を使っていたのよね~と、懐かしむ。

コスモス街道のコスモスはちょびちょび咲いていました。

 



 ちょこちょこ渋滞につかまり、かなりの時間をかけての帰宅。こんなはずじゃなかったんだけれど  

今回帰りは下仁田からからでしたが、佐久インターを使えば2時間から3時間の場所。順調ならばのお話ですが・・・


                     今回の  TSUTAYA さん   

 プール  と  めがね  は何度か高原の家を訪れています。そして・・・お気に入りだから滞在中、何度も。。。前回は  マザーウォーター  を何度も。。。

 

 

 めがね  をみていて、そうね~ たそがれね~ いいじゃない! たそがれ・・・

昔から 海を前にすると ボー! っとしていたのは たそがれていたのでしたか。
海ではたそがれるけれど、山では・・・うぐいすが鳴くとホーホケキョと口笛吹いちゃうから、たそがれるのは無理かな・・・何てことを言っといて、しっかりたそがれていました。

もう一日いてもよかったのだけれど、暇人の私にはわからないことがあるらしく、なんでこんなに暑いんだっ!な所に帰ってきました。 

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本・ 絲山秋子 「袋小路の男」

2011-08-18 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                       図書館本 

        袋小路の男 (講談社文庫)

 作品の紹介
高校の先輩、小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。それでも日向子の気持ちが、離れることはなかった。川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオオーリオ」を収録。「Google ブック検索」より


「袋小路の男」 その男である 「小田切孝」 そしてもう一つは 「アーリオ オーリオ」

アーリオ オーリオ・・・? ペペロンチーノでは? それは置いといて・・・この 「アーリオ オーリオ」 がよかった。
兄の娘、姪の美由とのお話。最後があーそうなるんだ。。。なんかいい。

袋小路の男小田切との関係は不思議ね。飲酒運転はダメだわよ。
最後の2行 「小田切は答えずに・・・」 に そっ? な感じ。

「アーリオ オーリオ」だけだったら ★4つ なのに・・・3つ!

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本・畠中恵 「ゆめつげ」

2011-08-17 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
          ゆめつげ (角川文庫)

 作品の紹介
江戸は上野の小さな神社で神官を務める、のんびり屋の兄・弓月としっかり者の弟・信行。夢に入って過去や未来を見る「夢告」が得意な弓月だが、迷い猫を捜せば、とっくに死んで骨になった猫を見つけるという具合で、全く役に立たないしろもの。が、何を見込まれたか、大店の一人息子の行方を見てほしいという依頼が。礼金に目が眩み弟をお供に出かけたものの、事態は思わぬ方向に転がって...。大江戸・不思議・騒動記。「Google ブック検索」より

 えー! ふんふん それからどうした? それで? それからは? はぁ~? そんな感じでどんどん読めます。

あらまぁそれはそれは、ちょっと女将さん!さっさと言っていればいいものを・・・

弓月の夢がいかがなもんか? ・・・ また夢の中に行ってしまったのか? で、弟の信行にひっぱたかれたり。

先に逃げた親分さん 助けに来ればいいのにぃって思っていたら・・・

それにしても暗がりを歩くのは今でも怖いけれど、なんと辻斬り!

そうそう、あれ以来町が暗いです。うっかりスーパーに長居してしまって、外に出たら真っ暗なんてことも・・・たった5分の道のりで辻斬りなんて物騒なことはないけれど  懐中電灯は必需品となりました。

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本・小川洋子 「夜明けの縁をさ迷う人々」

2011-08-16 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        夜明けの縁をさ迷う人々 (角川文庫)

 作品の紹介
世界の片隅でひっそりと生きる、どこか風変わりな人々。河川敷で逆立ちの練習をする曲芸師、教授宅の留守を預かる賄い婦、エレベーターで生まれたE.B.、放浪の涙売り、能弁で官能的な足裏をもつ老嬢...。彼らの哀しくも愛おしい人生の一コマを手のひらでそっと掬いとり、そこはかとない恐怖と冴え冴えとしたフェティシズムをたたえる、珠玉のナイン・ストーリーズ。「Google ブック検索」より

 「曲芸と野球」「教授宅の留守番」「イービーのかなわぬ望み」「お探しの物件」「涙売り」「パラソルチョコレート」「ラ・ヴェール嬢」「銀山の狩猟小屋」「再試合」9作品の短編集

小川洋子さんの作品を読んで・・・一番好きなのは 「猫を抱いて象と泳ぐ」
「イービーのかなわぬ望み」・・・好きだな、こういうの。なんとなく似ているなぁと思った。「私の手には、色あせたリングが1個、残っているだけだった。」 そっか!チェン婆さんのだったもんね。。。

「パラソルチョコレート」そのチョコ大好きでしたよ。私は不二家の・・・って話ではなくて!
シッターさんの裏側にいる人 それは心を残した大切な人。 

「再試合」・・・もしかしたらあるっちゃーあるのかな?なお話だけど・・・まさかなお話。

 途中から・・・最後になって・・・ オぉっと~!となる ちょっとちょっと な作品もあり不思議な世界へ行ってきました。

短編集だと お気に入り と ちょっとちょっと~ な作品が入っているから楽しめます。

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本・中島京子 「冠・婚・葬・祭」

2011-08-15 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

       冠・婚・葬・祭 (ちくま文庫)

 作品の紹介
成人式、結婚、葬式、お盆。日本人なら誰もが経験する儀式だが、思いがけないことが起きるのも、こういうとき。新人記者が成人式の取材に行く「冠」、引退したお見合いおばさんの縁結びの顛末を描く「婚」、社命で参列のお供をしたおばあちゃんの人生がほの見える「葬」、姉妹が両親を失った田舎の家に集まる「祭」。さまざまな人生や人間模様が、鮮やかに描かれる連作小説。新・直木賞作家の代表作、待望の文庫化。「Google ブック検索」より

 いまどきお仲人さんなんか・・・何かあったらすぐ文句言われて、いるのかな?やっぱりいなくなっていますね。結局は自分の意思で決めるのだからと思いますけれどね。

よかったのは祭の「最後のお盆」・・・ 子供の頃は玄関前でよくそういう光景を見たし我が家でもピョンっ!としたしお墓からちょうちん持って来ていました。いつごろから見なくなったのか。お墓参りにしか行かなくなりました。

おはぎ と ぼたもち の区別がつかなかったのだけれど、そういうことでしたか・・・なるほど。

幽霊でましたね。お盆ですから仕方ありません。この幽霊しゃべりました。ってさりげない会話だったから、幽霊だったのよね?と、ひとりで確認してしまいました。
こういう時にテレビの真っ黒な画面や、鏡に映っている自分のもっと後ろを見ていると ・・・ 
どのみちお盆はたくさんいらしていますから・・・驚くことはありませんね。出るタイミングを間違えたらどするのでしょう?7月の所と8月の所と 


あとがきに、気づくか気づかないかぐらいのささやかな仕掛け・・・登場人物が重なっている。

そっか、やっぱり・・・読んでいて あれ~? と思ったけれどちっとも気にしないでいたら・・・「あとがき」って読んでみるもんだな~と思った。

冠の菊池さんは婚のマサ枝さん!婚の津村さんは葬の大学生の!そしてサツキが祭の皐月!

はい!これですっきり!

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本・角田光代 「よなかの散歩」

2011-08-14 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

         よなかの散歩 (ORANGE PAGE BOOKS)

 内容紹介
運命の出会いというものは、たしかにあると思う。人ばかりではない。食べものにも、運命の出合いはあるのではないか…。食、人、暮、季、旅。角田光代が日常を綴ったエッセイ。『オレンジページ』連載を再構成し書籍化。

 猫がいいなぁ。って言ったら・・・ダメ! 
犬は今回の失態でお散歩ができないとかわいそ~と諦めました。

だいたい抜け毛がすごいんだから、お母さんは無理! 一日中掃除機出しっぱなしだぜ。

整理整頓は苦手だから、極力私のテリトリーに物を置かないようにしているんだけど、いつの間にか・・・捨てるの大好きだからいいのだが!
 
掃除機大好き、埃嫌い。
先代のウサギには抜け毛の時期に掃除機で毛を吸い取って・・・なんてことをして白目をむかせてしまった。だから今のウサギには絶対にしない。

それとなく猫と一緒の人に聞いてみると、やはり一番困るのは抜け毛と匂いと言う。
ほら、コロコロしてもついてるの、毛。。。ほんとだ~・・・

「愛と恐怖」に猫がやってきたときのことが書いてあった。

「食洗機は便利か」
ここの前の住まいにあったけれど、食洗機のお掃除をしなくてはならなかったから嫌いだった。
で、乾燥だけ使っていた。それでもたまにお掃除するわけだから、今のマンションにはつけなかった。あれば便利かも知れないけれど、なくてもち~っとも不便じゃない。

ウォシュレットと一緒。。。あれば便利かも、でも、なくても平気。だって毎日お風呂に入るんだから。
年とると便利ですよったって、トイレに行けるんなら、お風呂にもいける訳だし、どの道いずれはペットボトルの蓋に穴ぼこ開けてシュパシュパ・・・ってことになっちゃうかもしれないんだからさ。

「誕生日のこと」
誕生日は日本国中の女の子がお祝いしてもらえるからいいのだけれど、今、私はいくつでしょう? 一年が早すぎてついていけませんの。だから ああたいくつ?と聞いて彼の誕生日前ならふたぁつたして、誕生日が過ぎていたらひとぉつ足すことにしています。金のわらじ・・・

「朝食バイキング」
私も大好き!できればもうひとつ、控えの胃袋を隣において食べたいくらい。

「タイ、大好き!」
私は 「ハワイ、大好き!」 だった。35年前は、だから何回も行った。
久しぶりに数年前に行ったときには、そんなに・・・ 
35年前でも、それ以前に行っていた会社の先輩は、もうハワイは魅力ないね!と言ってのけた。
え~~~!もっとよかったんですか? ・・・ 1ドル360円の時代 

作家のエッセイって結構好き  いろんなことが書いてあって楽しかった。

 この本と一緒にやってきた図書館の本は予約時800人待ち。おーやっと順番回ってきましたね。
せっかくいらしたのに残念でしたが、ちょっと読んでみて ヤ~メタ! ってことで上下あったけれど「下」の予約は取り消しました。お茶も出さずにゴメンナサイネ。

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本・片桐はいり 「わたしのマトカ」

2011-08-13 06:52:20 | 図書館本 読書備忘録 
                       図書館本 

          わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

 作品の紹介
北欧の国で出会ったのは薔薇色の頬をした温かい人たちだった。旅にまつわる名エッセイ。「Google ブック検索」より

 マトカ とは フィンランド語で 旅 の意味

スオミ とは フィンランド語で フィンランド のこと。日本語で日本のことをジャパンとは言わないように・・・なるほど スオミ ってそういうことでしたか。

 映画 「かもめ食堂」 のオールフィンランドロケで8月なかばから9月の終わりまで滞在した時のお話

すごい行動力にびっくり。海外旅行で怖い目にあっているにもかかわらず大胆にディープな場所にも行ってしまって。でもフィンランドです。安心なのですね。たった1泊のファームステイもやたら楽しいそうだったし。

フィンランドと言ったら・・・オーロラ、ムーミン、森と湖、白夜、サウナ、マリメッコ、イッタラ、ステキな北欧家具。

北欧はフィンランド以外は行ったことがあります 結婚25周年の銀婚式。
いつかもういちど行きたい場所です。ツアーから離れて電車に乗って郊外に出ても英語表示がなくオロオロしたけれど、怖い思いはしなかったのです。
だから次は フィンランドも一緒に 北欧4ヶ国の旅に・・・無理ならフィンランドだけでもいいんです。そのときはぜひオーロラをみに。

「人に何度でも来たいと思わせてくれるフィンランドの一番の魅力は人です。」 byコーディネーター

この本一冊読んでなんとなくわかりました。 

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