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本・永井龍男 「青梅雨」

2023-11-28 05:31:45 | 図書館本 読書備忘録 

 内容紹介

一家心中を決意した家族の間に通い合うやさしさを描いた表題作など、人生の断面を彫琢を極めた文章で鮮やかに捉えた珠玉の13編。

事業に失敗した一家が、服毒心中を決意するが、冷たい雨のそぼ降る決行の宵、それぞれの心に悲壮な覚悟をひそめながらも、やさしくかばい合う、その心情を描いた『青梅雨』。肉親の絆のはかなさ、もろさというものを巧みに暗示した『冬の日』。他に『枯芝』『一個』など繊細な感覚で、鋭利に切り取られた人生の断面を彫琢を極めた文章で鮮やかに捉えた永井文学の精髄を収める。

【目次】

そばやまで
枯芝
名刺
電報
私の眼
快晴

蜜柑
一個
しりとりあそび
冬の日
青梅雨

               

 読書備忘録 

あらやだ、狐になっちゃったの?と言うか狐にしちゃったの?ちょっと勝手。

短編集の一作目の「狐」からずっと映像が現れ映画を観ているようだった。

「枯芝」御用聞きのおしゃべり。いつの間にか御用聞きになって覗いていた。夫の髪をつかんで前後に引きまわした。って、ほんと昭和。私は東京の下町に育ったからこういうのを知っている。派手な夫婦喧嘩!御用聞きではないけれど、何処のおじちゃんがとか、どこのおばちゃんがとかあちこち近所のうわさに首突っ込んでは、親に報告してた。親はとっくに知っていたから、そんなの見てないでさっさと帰って来なさい!と・・・今はそんなの見たことも聞いたこともない。夫婦喧嘩は犬も食わないとは、この頃覚えた。

「私の眼」→「快晴」

「蜜柑」病床の妻がいるのにね。話し合って別れることにしたのに女は言ったよ、今度はいつ?と・・・蜜柑のおかげでもう電話にはでないと?

「青梅雨」こんなに整理してするものなのだろうか?潔いというかなんというか、江ノ電乗るとこの話を思い出すのかな?

川上弘美さんの「恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ」で知った。

なので読んでみた。

★★★★☆



ときどき森へ・・・島崎藤村(小諸時代)旧宅のある 貞祥寺へ ♪

2023-11-22 08:18:44 | ときどき森へ・・・

そう言えば島崎藤村の家が移築されているんだったよね?

で、貞祥寺に行ってみた。

以前いちど奥の三重塔まで行ったことがあったけれど、今回は藤村の家が目的だったから・・・

島崎藤村(小諸時代)旧宅

島崎藤村(明治5年~昭和18年)が小諸義塾教師として、明治32年から6年間、現在の小諸市で暮らしていた際の居宅を移築したものです。
大正9年に前山の個人が小諸から自宅敷地内に移転し、邸宅の一部として使用した後、藤村生誕100年を迎えた昭和47年、佐久市が寄贈を受け、昭和49年に貞祥寺境内の一隅に、美しい自然とのたたずまいの調和の中に復元されました。
2回の移転や移転先の土地形状の関係で、藤村が居宅としていたものとは間取等に若干の違いはありますが、茅葺き屋根の邸宅は8畳の書斎と居間、和室2室からなり、資材はその当時のものを使用しています。
特に土間や囲炉裏は、近年の住宅では見られない日本家屋の懐かしさを感じさせるとともに、縁側に腰掛ければ美しい貞祥寺の境内を堪能することができ、「佐久市観光の一押しスポット」のひとつです。 佐久市ウェブページより

間宮君が主役の映画「破壊」の原作を書いた時も・・・移築されていますが。

11/10 ~12


本・道尾秀介 「フォトミステリー」

2023-11-19 07:51:45 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

 世の中にすでに存在する写真に文を添えることで
   まったくあたらしい物語が生まれた――

     道尾秀介による危険な悪戯

写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。
読み返すほど深まる――写真と連動する新感覚のミステリー。


               

 読書備忘録 

なんかよくわからないや!に始まり私には無理だわ!とあきらめようかとも思いつつ読んでいたら・・・

手紙にウルッとして、世界平和に、実は私も宇宙人だったのね?子供の頃!と思ったり、どちらかに、あら大変。などと、案外楽しく読めちゃった。

ただ・・・

私ね、田舎がないから、そういう部屋のないところで育ったのね、だから、たまに仏間があってずら~と写真がある家があるじゃない?とても苦手です。

最後のページ!私は怖かった。で、ミステリーなのですよ。と・・・その前のページでほっこりしたのに怖かった。

ってことで、してやったり?

★★★★☆

 

今日は日曜日・・・

マンションの大規模修繕はお休み!よって、洗濯物のベランダ干しができる。

森の家のシーツやカバーを洗濯機2回まわしてまだ暗いうちに干して、普段の洗濯物の為にもう1回!

洗濯物を干すのにベランダに出た時に、ポタリと水滴が・・・うっそ!結露?なんかさっきまで暑かったのに!てな感じで、徐々にがなくていきなりの冬?

富士山がきれいに見えたけれど、当方まだオリノナカ!




ときどき森へ・・・🚘

2023-11-13 05:53:31 | ときどき森へ・・・

 浅間山 

前日までほぼフルタイムで仕事をしていたから、のんびりするのかと思いきや、森の家に行くって事で誘われたから行って来た。

林檎もとっくに食べちゃったことだし・・・

上里SAのベーカリーで買って、席が空いていたから中でいただいた。

私はたまごのパンだけ・・・

蜂取りに大きなスズメバチが何匹も入っていた。

スズメバチに気を付けるよう連絡が入っていたから、前回仕掛けて帰った。

道の駅 ヘルシーテラス佐久南 で、りんご 🍎 を買って・・・

帰りに横川SA のスタバでお茶して・・・

 エスプレッソ アフォガート フラペチーノ 

スタバにはたまにしか行かないけれど、こちらが美味しいって事がわかってから夏場に何度か飲んでいたというか食べていた。

そして昨日帰りに注文したら、お兄さんが冷たいのですけれど・・・と、温かいものを註文した夫に続きまして註文したからか、そのように言ってくれた。いんですいんですそれでいんです。と、思いつつ・・・えぇ、はい、お願いします。

お~いしぃ~いと、飲んでいるというか食べていたら、寒くなって来て、冬場はヤメトコかな?なんて思ったのです。美味しいのに・・・

🌳  🌳  🌳

森の家は寒かった。

薪ストーブですぐに暖かくはなったけれど、寝る時に火を消してしまうと夜中に寒くて、朝は鼻苺状態!

これからは寝る時には床ぽっかをつけることになる。

お風呂もすぐに温度が下がり追い炊きしても出るに出られず・・・何日かいれば家全体が暖かくなるからいいのだけれど、3日くらいじゃ・・・

そんなこんなの3日間を記録します。

11/10 ~12

いつものように早起きしたのに、お天気が悪いのか真っ暗!

なのでこんなことしているのだけれど、そろそろいいかな?

 


本・群ようこ 「老いとお金」

2023-11-12 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介

同世代がリタイアする歳を迎えた今、自分のお金をどう使うか、真剣に考えるときがやってきた。いくらあれば安心できるのかがわからないこのご時世に、本当に大切なものは何なのか。群ようこの書き下ろしエッセイ。

               

 読書備忘録 

お母様と弟さんの話は他のエッセイにも書かれていて読んでいたけれど、より詳しく書かれていて、何この人たち!何で?間に人に入ってもらえばいいのに!と思って読んでいたところ、やはり最後はそうしましたね。

「姉弟の場合の弟はあぶない」に、わかる~・・・

共同名義はだめです。に、え?そうなの?弁さんに、今はそれがいい方法だと言われ、そうしたんだけれど・・・うちは亡くなった弟のお嫁さんが、成人してふたりとも国家資格を持って立派な大人になっている子供たちの代理で出てきてややこしくしてくれたから・・・弁さんにお願いしてよかったんだわ。

まぁ、群さんも弁さんつけて弟にガツンとやってやればよかったのに、もーイライラすると読んでいた。

★★★☆☆


本・原由子 「娘心にブルースを」

2023-11-11 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 内容紹介

横浜の天ぷら屋の娘として生まれ、肥満児でいじめられた小学生時代、バンド活動、サザンオールスターズ結成、そして結婚、育児の話など、これまでの人生を振り返り、いろいろな人や音楽との出会い、思い出を語る。


               

 読書備忘録 

いつもニコニコして、おっとりな印象だけど、子供の頃は相当なおてんばだったのね。

フェリスに入るくだりは面白かったわ。

サザンになるまでの話がまっすぐに書かれていて、好かれるのがわかる。声も好き!

エッセイ出ているって知って読んでみました。

ちょっと私の方がお姉さんだけれど、あのポジティブは見習おう!

楽しかったです。

★★★★☆



本・垣谷美雨 「行きつ戻りつ死ぬまで思案中」

2023-11-10 06:00:00 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

人生はあっという間と言うけれど、走馬灯に映し出される色とりどりの絵のごとく、たくさんの喜怒哀楽があり、これまで生きていきた年月は、実は長いのだと、このエッセイは教えてくれる。70篇どれも「よくぞ言ってくれた!」と思わず膝を打つこと必至! 垣谷節が炸裂する著者初のエッセイ集。


               

 読書備忘録 

ブクログでみたら垣谷美雨さん、20冊読んでいました。

とても好きな作品が多かった。初エッセイとあって楽しみにしていた。

なんかねぇー・・・似ている。なので、そうそう!がたくさんあった。

アベノマスクは捨てました・・・自分の財布から出さないとなれば、こんなにもいい加減な金銭感覚になってしまうのだろうか。そう思う事多いです。

嘘じゃありません、本当にわたしがやったんです・・・そう、Aさんみたいな人いました。ヒ県の人で、殆ど何にも知らないのに。

一期一会で終わらせないためには・・・そうなのです。個人情報がどうのこうのの前は添乗員さんが名簿にしてくれていましたよね。

人生の勝ち組とはこんな人・・・なるほど、確かに、一度きりの人生なのだから明るく楽しく過ごした方がね。そのためには、暗い気分になることを暮らしから排除すること。人のことは気にしない。比べない。時代の不公平?女子は自宅通勤に限る。地方出身者は就職戦線から排除されていた。そうでした。

あなたらしくないと言われても・・・ドキっとした。息子たちにやってしまっていた。今ならもうちょっといい子育てができるかもしれない。なんてことは、言ってもしょうがないことは言わない。運動神経の話になるほど。走るのが速いと運土神経がいいって思っていたかも。球技全然できないのにね。そっか・・・

著名な成功者の無責任な発言に憤りを感じる・・・そうそう!これがいちばん響いた。子供たちには口を酸っぱくして言っていたんだけれど、どうでしょうね。「生まれ持った才能だけでなく努力もしただろうが、運もよかったはずだ。それを成功者は忘れがちだ」

★★★★★


宮古島 下地空港へ飛行機を見に・・・帰ります✈

2023-11-08 08:08:04 | 2023 宮古島の旅 ヒルトン沖縄宮古島リゾート泊

前回宮古島に来た時には時間を調べないでただ行った。

そこでカメラを持っている人に話を聞いたのだけれど、その日のフライトにはまだまだ時間があったので、帰って来てしまった。

また宮古島に来ることがあったら時間調べて来てみようと言っていたの。

で、今回・・・

今日は訓練機がタッチアンドゴーするから何回か見られると思いますよ。

と教えていただき、ずっと見ていた。

情報をお持ちの方が近くにいて良かったのです。

知らなかったら一回見たら帰っちゃったかもしれない。

沢山の人と一緒に・・・来た来た来ましたよ。と教わって、どらどらと、小さい飛行機をみつけたところ、あらーッという間に轟音と共に頭上を通過した。

写真はほどほどにして、楽しんでみていた。

最後の最後に良いもの見られた。

ド迫力!

レンタカーを返して、混雑するからなるべく早く荷物検査するよう言われ、特にすることもないからさっさと入って、時間までポケモンで遊んでいた。

貯まっているマイレージ、期限までに使えるのですかね?

海外行けば・・・って言うから、私は行かないよ。かと言って息子たちも忙しくて海外に行くほど仕事は休めないと・・・

10/15~17

今日は一日晴れとの予報なのだけれど、大規模修繕中の我が家のベランダには作業が入るから洗濯物は干せない。

なので、作業が始まる8時まで洗濯物は外干しします。

だから、早く洗濯をしてあさんぽ前に干してとベランダに出た。

そんな時・・・

今朝は昨日の風で空気が澄んでいたのか知らないけれど、くるくると光が回っているスカイツリーがよく見えたから、カメラを持ちだしずんずんズームした。

麓にある実家には、もう行く用がないからスカイツリーにも行かないかな・・・

 


宮古島 ホテルのバイキング・・・

2023-11-06 08:39:29 | 2023 宮古島の旅 ヒルトン沖縄宮古島リゾート泊

2日目は朝食をラウンジで済ませたから、朝食ビュッフェをランチビュッフェにして・・・

朝食からランチに続いているからか?12時なのに空っぽになっていてなかなか補充がされていなかったお料理がいくつかあって、どうしたんでしょう?なんて思ったわけで・・・

前日お昼のことがあったからあまり期待していなかったけれど朝食ではすぐ補充された。

エグゼクティブルームだと予約ができるから、長い行列にも並ばず受付にいくとすぐ案内された。

行列の人からは、何!あの人たち!さっきの人たちもよ!と言われたけれど・・・あれだけ並んでいたらムッ!っとしますよね。

沖縄のぜんざいをいただきました。

そういえばヒルトンのベッド・・・高いっ!

164㎝の私が高さに慣れずよじ登る感じで・・・思い出したのは、ヘルシンキの旅でご一緒した奥さんが、メキシコのホテルのベッドから落ちて骨折して入院したという話。落ちたというか乗るの失敗したようで、なんかわかるー・・・こんな高いベッド初めてだったから・・・ベッドに腰かけているとずるずる落ちて行くから落ち着かない。

ー☕ー

島の駅でバナナケーキを買って来た。

私がホットケーキミックスを使ってお釜で作るのより、ずっとずっとず~っと美味しかった。あたりまえね。

10/15~17

朝から暑い!

昨夜用意していた服装は、ちょっとそれ11月だよね。

今日、11月なんだけれど、暑いよ!

やめた方がいいと思うよ。と、半袖Tシャツで汗かいている私を見て・・・

急に言われてもなぁー!と言いながら取り替えて仕事に行った夫。

 


本・犬丸一郎 「軽井沢伝説 避暑地・軽井沢に集った名士たちとの半世紀」

2023-11-02 08:17:30 | 図書館本 読書備忘録 

 作品紹介・あらすじ

白洲次郎のゴルフ倶楽部、美智子さまのテニスコート、ジョン・レノンの定宿…帝国ホテル元社長が明かす、軽井沢の歴史を彩る伝説の秘話と名士たちの素顔。


               

 読書備忘録 

住んでいる世界が全く違うから、それはそれで知らない世界を見せてもらえた。

会社の先輩がそういう所にお嫁に行った。ものすごい玉の輿ですね。なんてご飯を食べながら言っていたけれど、相当苦労されたと聞いていたのがわかったような気がした。部内結婚だったから相手も知っているわけで、あの人はずっと大切に守ってくれたのかな?同期は帝国ホテルの盛大な披露宴に出席したから、どうでした?って聞いたら、まずヒェー!と言っておく。ってことだった。・・・と、読んでいて思い出した。

軽井沢は会社の保養所があったり、プリンスコテージに泊まってわいわいテニスをしに行ったりで、いい思い出がたくさんある。そんな時にお土産に買っていたのは中山農園のジャムだった。そのお店は八百屋さんだったそうで、外国人宣教師などに教わって作り始めたジャムを店の片隅でひっそり売っていた。と・・・私はお店にジャムがどっさり並んでいる中山農園しか知らなかったから、へぇ・・・。

軽井沢ソサエティが時代の波に飲まれ、消えてゆくのは、そう遠いことではないだろう。その時の記憶を残して忘れ去られてしまうのは、あまりにも悔しいと思ったんですって・・・だから記録に。

林真理子「マリコ、東奔西走」に書かれていたから読んでみた。

林さんの、別荘にワインを持って行った時に話も面白かった。

軽井沢 今はもっぱらアウトレット!

★★★★☆