新幹線を使って実家に行く機会が多かったのでJR東海のジパングに入っています。そこから「大人の休日クラブ」という雑誌が定期的に送られてきます。その中に脳科学者が「脳のしつけ」というタイトルで記事を書いていました。成る程と思ったので要点を書いておきます。
我々は定年退職するまではいわゆる縦社会で生活をしていました。上下関係がはっきりしていて、指示命令が上から下に流れてきます。その縦社会でなるべく上に上がって行こうとする生存競争に否応なしに追い込まれます。その後退職してリタイヤ生活が始まると職場にあった上下関係は無くなります。
「仕事辞めたらただの人」と言われますが、家族や地域や趣味で繋がるコミュニティは横社会です。そこでは「仕事では使って来なかった脳の使い方」が求められるそうです。ここでは会社のように〇〇重役や〇〇部長は通用しません。また通用しないだけでなく縦社会の倫理を持ち込むと嫌われます。ここでは「効率を追求」するより「愉しむこと」を中心にした考え方を求められるそうです。利害関係のない相手とどれだけ「共感ベース」を基にした繋がりを築けるかがリタイア後の生活を豊かにする為には大切になるそうです。
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