マドリードオープン3回戦

錦織選手のマドリードオープンの3回戦の相手は０勝6敗で一度も勝ったことが無いガスケ（ランク12位フランス）です。体格的にも似たような相手ですし、強烈サーブもないし、どうして勝てないのか不思議です。今回は、昨日の反省から積極的な攻めの姿勢が見えました。試合は終始錦織選手のペースで進んでいるように見受けられ、ボールも良く伸びていました。前に出てのボレーや思いっきり打ったコーナーショットも良く決まりました。その結果、６－４、７－５のストレートで勝ちベスト８に入りました。

今日のような試合が出来れば、次回の準々決勝も安心して観れます。しかし、第2セットでこのゲームを取れば勝となったセービングフォアザマッチで、あせったのか今まで無かったミスを連発して、ガスケにブレークされてしまいました。そうは言っても次のゲームではすぐに修正してきたのは成長の証です。このゲームの反省か、試合終了後もしばらく椅子に座ったまま考え込んでいました。ジョコビッチにはああいう事がなく、やはりメンタル面の強さや安定感の違いを感じさせられた試合ではありました。