錦織・モンテカルロ大会決勝戦

クレーの王者の貫禄を見せてナダルが６－３，６－２のストレートで錦織を破って優勝しました。これでナダルのＡＴＰ1000の試合の優勝回数はジョコビッチの30回を超えて最多になったそうです。この大会でナダルは2回戦から登場し1セットとも落とさずストレートで勝ち上がってきたのに対し、錦織は5回戦のうち4回がフルセットですから疲労が相当違っていたはずです。2セット目になるとコートとシートの往復の姿勢にもそれが出ていましたね。疲れた身体でナダルと戦うのは最初から勝敗は分かっていますが、楽に勝ち上がれなかったのも実力の内でしょうから仕方ないかも・・。この準優勝で右手首故障からの完全復帰で「錦織復活！」と明日の新聞やテレビで大きく取り上げてくれるでしょう。

錦織は怪我で休養の間、体幹を鍛えていたそうで走りながらのリターンが決まってたのは身体がぶれていなかったからでしょうね。今回世界3位と4位をクレーコートで破ったのはかなりの自信回復になったと思います。次にむけての課題はファーストサーブの確率を上げる事でしょうね。この試合でナダルが70％あったのに対し、50％台でしたからこれは65％以上に引き上げないと苦しい試合を強いられます。