今回のお気に入りは、「たのしいムーミン一家」です。
トーベ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズを初めて読みました。
いろいろな版が出ており迷いましたが、評価の高い山室静版にしました。
AMAZONの内容紹介を引用します。
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2014年トーベ・ヤンソン生誕100周年!
青い鳥文庫ムーミンシリーズが新装版で登場!!
長い冬眠からさめたムーミン谷の愛すべきなかまたちが、海べりの山の頂上で、黒いぼうしをみつける。
だが、それは「魔法のぼうし」だったために、つぎつぎにおかしな大事件が……。
フィンランドのアンデルセン賞受賞作家、トーベ・ヤンソンが描く、詩情あふれるファンタジー。
角野栄子の巻末エッセイつき。
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冒頭は冬のはじめ。
スニフとスナフキンはムーミンの家で冬眠します。
ムーミンはスニフのいびきがうるさいからと、スナフキンと一緒の部屋で眠ることにします。
目を閉じ、次に目覚めるともう春、素晴らしい爆睡!
こんな冬眠ならしてみたい、と多くの人が思ったのではないでしょうか。
札幌以上に冬の長いフィンランドだからこそ、厳しい冬を飛び越してみたい、という願いがあるのでしょう。
気持ちは十分すぎるほどわかります。
物語の登場人物はアニメでお馴染みのメンバーとほとんど一緒。
ムーミントロール、ムーミンパパ、ムーミンママ、スノーク、スノークのお嬢さん、ヘムレン、スナフキン、スニフ。
そしてニョロニョロ、じゃこうねずみ。
トフスランとビフスラン、飛行おに、アリジゴク、モランはこの巻だけのゲストかな?
あとはミイとミムラさんが出場したら完璧でした。
ムーミンの彼女はアニメではノンノンでしたが、原作では名無しだったのですね。
ムーミンパパが半生記を書いていること、ムーミンママがおおらかな愛情でみんなを包み込んでいること。
スナフキンは旅好き、スニフは臆病であわてんぼう、ムーミンと相思相愛のスノークのお嬢さん。
アニメのムーミンそっくり。
いいえ、アニメが原作に忠実に作られていたのですね。
妖精たちの世界。
それぞれ個性的なムーミンと仲間たちののどかな日々。
いろいろな事件が起こるけれど、決して酷い状況にはならないのは、やっぱりファンタジー小説だからでしょう。
最後に登場した飛行おには特に強大な魔力を持っているだけにヒヤヒヤしながら読みましたが、トフスランとビフスランの思いやり深い願いにより大団円。
見事な結末でした。
トーベ・ヤンソンは何と素晴らしいストーリーテラーでしょう。
ムーミンが長く愛されている理由を知ることができました。
ヤンソンはあとがきでどんな物語を書こうと決めて書いていないと述べています。
途中から書き始めることも多く、登場人物たちが自由に動き回っている内に結末を迎える、ということを読者のように楽しんでいたそうです。
素敵な話です。
今回は1冊だけ読むつもりでしたが、もう1冊読んでみようという気になりました。
トーベ・ヤンソンの「ムーミン」シリーズを初めて読みました。
いろいろな版が出ており迷いましたが、評価の高い山室静版にしました。
AMAZONの内容紹介を引用します。
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2014年トーベ・ヤンソン生誕100周年!
青い鳥文庫ムーミンシリーズが新装版で登場!!
長い冬眠からさめたムーミン谷の愛すべきなかまたちが、海べりの山の頂上で、黒いぼうしをみつける。
だが、それは「魔法のぼうし」だったために、つぎつぎにおかしな大事件が……。
フィンランドのアンデルセン賞受賞作家、トーベ・ヤンソンが描く、詩情あふれるファンタジー。
角野栄子の巻末エッセイつき。
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冒頭は冬のはじめ。
スニフとスナフキンはムーミンの家で冬眠します。
ムーミンはスニフのいびきがうるさいからと、スナフキンと一緒の部屋で眠ることにします。
目を閉じ、次に目覚めるともう春、素晴らしい爆睡!
こんな冬眠ならしてみたい、と多くの人が思ったのではないでしょうか。
札幌以上に冬の長いフィンランドだからこそ、厳しい冬を飛び越してみたい、という願いがあるのでしょう。
気持ちは十分すぎるほどわかります。
物語の登場人物はアニメでお馴染みのメンバーとほとんど一緒。
ムーミントロール、ムーミンパパ、ムーミンママ、スノーク、スノークのお嬢さん、ヘムレン、スナフキン、スニフ。
そしてニョロニョロ、じゃこうねずみ。
トフスランとビフスラン、飛行おに、アリジゴク、モランはこの巻だけのゲストかな?
あとはミイとミムラさんが出場したら完璧でした。
ムーミンの彼女はアニメではノンノンでしたが、原作では名無しだったのですね。
ムーミンパパが半生記を書いていること、ムーミンママがおおらかな愛情でみんなを包み込んでいること。
スナフキンは旅好き、スニフは臆病であわてんぼう、ムーミンと相思相愛のスノークのお嬢さん。
アニメのムーミンそっくり。
いいえ、アニメが原作に忠実に作られていたのですね。
妖精たちの世界。
それぞれ個性的なムーミンと仲間たちののどかな日々。
いろいろな事件が起こるけれど、決して酷い状況にはならないのは、やっぱりファンタジー小説だからでしょう。
最後に登場した飛行おには特に強大な魔力を持っているだけにヒヤヒヤしながら読みましたが、トフスランとビフスランの思いやり深い願いにより大団円。
見事な結末でした。
トーベ・ヤンソンは何と素晴らしいストーリーテラーでしょう。
ムーミンが長く愛されている理由を知ることができました。
ヤンソンはあとがきでどんな物語を書こうと決めて書いていないと述べています。
途中から書き始めることも多く、登場人物たちが自由に動き回っている内に結末を迎える、ということを読者のように楽しんでいたそうです。
素敵な話です。
今回は1冊だけ読むつもりでしたが、もう1冊読んでみようという気になりました。
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