同じ監督・主演女優のコンビによる「猟奇的な彼女」に続いて“前半はお笑い、後半で泣かせ”という二段構造を取っているが、相変わらず作劇は上手くない。
冒頭のヒロインの“投身自殺(?)”のシーンをはじめ、普通の映画ではクライマックスになるような場面をずらっと並べすぎて(しかも、それぞれの撮り方は万全とは言い難い)、ラスト近くの本当の見せ場があんまり盛り上がらないのだ。そもそも、このネタで2時間を超えること自体が、脚本の不手際を如実にあらわしている。
だが、やはり今回も主演女優の魅力は圧倒的で、ドラマ運びの難点など笑って許してしまいたくなるのだから世話はない(爆)。つくづくチョン・ジヒョンはアジア屈指の若手女優だと思ってしまった。キレイな黒髪と堂々とした体格。どんなに粗暴な外れ者の婦人警官を演じようが、品の良さは隠しようがない。全編プラトニックな関係を押し通しても全く不自然ではないところも大したものだ。この監督(クァク・ジェヨン)とのコンビ作がまた製作されたならば、やっぱり観に行きたくなる。
あと、X-JAPANの曲が“泣かせどころ”で高らかに響くのは日本人の観客としては苦笑いしてしまった。
冒頭のヒロインの“投身自殺(?)”のシーンをはじめ、普通の映画ではクライマックスになるような場面をずらっと並べすぎて(しかも、それぞれの撮り方は万全とは言い難い)、ラスト近くの本当の見せ場があんまり盛り上がらないのだ。そもそも、このネタで2時間を超えること自体が、脚本の不手際を如実にあらわしている。
だが、やはり今回も主演女優の魅力は圧倒的で、ドラマ運びの難点など笑って許してしまいたくなるのだから世話はない(爆)。つくづくチョン・ジヒョンはアジア屈指の若手女優だと思ってしまった。キレイな黒髪と堂々とした体格。どんなに粗暴な外れ者の婦人警官を演じようが、品の良さは隠しようがない。全編プラトニックな関係を押し通しても全く不自然ではないところも大したものだ。この監督(クァク・ジェヨン)とのコンビ作がまた製作されたならば、やっぱり観に行きたくなる。
あと、X-JAPANの曲が“泣かせどころ”で高らかに響くのは日本人の観客としては苦笑いしてしまった。
