HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

PARIS

2009-03-03 07:16:41 | ☆MOVIE☆
セドリック・クラピシュ監督の「PARIS」を見ました。


クラピシュ監督の作品を見るのは、
「猫が行方不明」以来。
思えば、「猫が行方不明」は1996年の作品なのですね。
もう13年前のことだなんて…
ちょっと、恐いなぁ。笑


「PARIS」は、
切り取られた、パリでのひととき。
その中で、一人一人が、自分の時間を生きている物語。





ずっとずっと、わたしの中には
疑問と解決が交互にやってくる問いがあって、
それは、
「ほんとう」のことって一体何なのか、ということ。

でも、ずっとずっと考え続けていると、
「ほんとう」は存在するのか?っていう
もっと根本的なところに遡ってしまう。

「ほんとう」は「正しい」という意味ではなくて、
もっと深くて普遍的なことなんだけれど。


「PARIS」を見て、感じたこと。

それは、
世界の中心は自分以外にはなり得ない、ということ。

世界は私中心にしか回らないの。
私自身が、見て、聞いて、触れて、感じたことが、
私の世界の全て。
そして、きっと、それだけが「ほんとう」のこと。


どんなに手を伸ばしても、
のび太くんがめがねをなくした時みたいに必死であたりを探っても、
「ほんとう」のことに触れることは出来ないの。
それは、わたしの中にあるものだから。


冷静に考えれば当たり前のことで、
「小さな世界」の現実にちょっぴり淋しくはあるけれど、
きっと、それが「ほんとう」

自分が信じられることだけが、「ほんとう」なんだろうな。



いつか、
大好きなエッフェル塔の“きらきら”を見てみたい。
その時は、
「きらきらを見ている」ことに、ありったけの感謝をしながら。


毎日毎日同じことの繰り返しを嘆くのではなくて、
同じ暮らしが出来ることに
感謝をしながら生きられますように。

もっと、精一杯生きることができますように。


それは、祈りでもあり、決意でもあります。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。