名古屋市の北限、味鋺の地には、その昔、百塚と呼ばれるほど古墳があったそうだ。
また、名鉄小牧線「味鋺」の次の駅は「味美」であり、春日井市となるのだが、ここも味美古墳群と呼ばれるほど古墳がある。不思議にも、小牧線には「味鋺」「味美」「味岡」と「味」のつく駅が多数あり、そこには古墳が多数ある。どうやら物部氏に繋がる一族が、この尾張の地にいたとのことだ。
前回、味美は歩き回って調査したものの、味鋺は調査不足だったので、再度、土日エコ切符を購入して味鋺へ向かうこととした。土日エコ切符は600円。我が家から味鋺へ往復するだけで十分元が取れる。とはいえ、名鉄は乗れないので、バスを乗り継いでいくこととした。
まずは、味鋺の中心ともいえる味鋺神社に行ってみることとした。
で、味鋺神社の解説。
味鋺神社に祀られいる「宇摩志摩遅命」が物部氏の祖神とされている。この神様の別名が「味間見命(うましまみのみこと)」であり、「味」という文字に繋がるのである。
残念ながら、この地は開発されすぎて、古墳等の跡形を見つけることは困難だったのだが、由緒正しい土地柄であることは明らかなのである。