ドラッグストアでキレル人がいるらしい・・・
マスクや、トイレットペーパーや、消毒液など、品切れ状態が続いていることに対して、客が店員に対してクレーマー状態になっているそうだ。「いつになったら入荷するのよ!」「いつも売り切れじゃない!」といった苦言・・・客は困っているのかもしれないが、もっと困っているのは店員さんの方である。店員さんもわからないし、どうしようもないのだ。にもかかわらず、毎日毎日、何度も何度もこんなことをされれば、たまったものではない。ストレスでメンタルがおかしくなってしまう。
想像してほしい。自分がわからないことを1日に何度も聞かれて、そのたびにスイマセン、スイマセン、スイマセンと、自分に罪がないのに謝罪し続けなければならない職場。辛いだろうな・・・
恵まれた中で育ってきた人には受け入れられないのだろう、、、、「常にあって当然」と思っていたものが、入手困難になってしまう状況が。そして、自分には、金さえあれば、難なく、なんでも入手できることが疑いなく、当然で、妨げられないものだと、信じ切ってやまないのだろう。
常に、何度もこのブログで書いているが、今の我々の生活は、昔の王族や貴族よりも恵まれた生活なのである。暖かい部屋で、夜も電気で明るい生活を送ることができて、世界各地から入手された食材を、季節に関係なく食べれて、昔なら死んでいる病も克服し、衛生的な環境で生きることができている。
それが当然と思っているから、ちょっとしたものが入手できないだけで、ドラッグストアの店員を恫喝する「モンスタークレーマー」になってしまう。
マスクがなければ死ぬ、トイレットペーパーがなければ死ぬ、消毒液がなければ死ぬといった状況なら、そりゃ、血相変えてパニックになるかもしれないが、それでも、店員は無い袖は振れないわけだから、恫喝しても仕方ないだろう。
結局、自分の怒りや、不満を抑えきれないので、そのうっぷんを店員にぶつけて発散しているだけ。しかも、お金も払わずに。感情の高ぶりが抑えきれないなら、お金を払ってカウンセリングしてもらえばいいのに。ドラッグストアにしてみれば、営業妨害も甚だしい。
で、賢明な皆さまには、これをきっかけに今がどれだけ幸せなのかを感じ取ってほしい。だからこそ、今、品薄になっているものを買いあさるといった争奪戦からは距離を置いてほしい。あるいは、池江璃花子さんが献血を呼び掛けているが、今の幸せを、誰かにお裾分けできるような行動をとってほしい。私も、先日、献血行ってきましたので(笑)。
うばい合えば
足らぬ
わけ合えば
あまる
今こそ、自分が「奪うサイド」から、「分けるサイド」に立てるよう、幸せを見直してほしいと願っています。