BIKEBIND自転車日記ブログ2

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タイタスも3Dプリンターを活用!

2016-05-09 23:27:00 | 自転車
タイタスはリヤエンドに3Dプリンターを活用しています。これも良くできていますね。



















http://cyclingtips.com/2016/03/nahbs-2016-3d-printing-hits-its-stride/

このタイタスをわざわざバスティオンと切り離しなのには理由があります。決して記事の嵩増しをしたいからではありません(笑)。

タイタスのエンドもすっきりとしていながらも内部に十字の補強材が入っています。ディスクブレーキの制動力をきっちり受け止めてくれることでしょう。しかし重要なのはそこではありません。出所です。

なんとレイノルズ製なのです! いやこれは驚きました。しかも180~200ドル(左右ペア)で、ビルダーに供給を4か5月から始めるというのです!!! しかもスチールとチタンの2種類で。ディスク台座付きやスルーアクスルなど準備するようですが、3Dプリンターというのは小回りが効くのが存在価値の一つですから、きっとオーダーも受けてくれるようになっていくと私は予想します。もっと手間の掛かるチューブもカスタム品を作ってくれますからね。

また新しい、金属の時代が到来するのかもしれませんよ!


3Dプリンター製ラグを用いたカーボンバイク、バスティオン

2016-05-09 23:21:00 | 3Dプリンター
3Dプリンター製のラグが複雑な形状を受け持つことによって、カーボンパイプがほぼストレート形状で製作できています。

これからはトーチを持たないビルダーも、普通に存在するようになるのかもしれません。
































http://cyclingtips.com/2016/03/nahbs-2016-3d-printing-hits-its-stride/
http://bastion-cycles.com/

バスティオンはオーストラリア・メルボルンに拠点を構えているようです。

チタンは6/4グレードを使用。内部には格子状のリブが設けられて居るそうです。基本的に鍛造のほうが3Dプリントよりも剛性、強度に優れるでしょうけど、こういう決定的構造の違いはそれすらも過去の物にしそうです。

チューブはフィラメントワインディングで製作しているようです。繊維が切断されてしまう形式とは異なったメリットのある手法です。釜でも焼きやすいですし、安定した性能が見込めます。

共同創業者ベン・シュルツは、フルカーボンよりも快適な性能を手に入れたと語って居るようです。もちろん作り方次第なんでしょうけど、面白いですね。昔、ビチューがラグモデルの利点として接着部分で振動を殺してくれると謳っていましたが、それと同じなのかもしれません。

もちろんデメリットもあります。ジオメトリーの自由の代償として、重量が嵩むこと。だいたい1100グラムくらいになりそうだとか。もっとも作り手はそれをデメリットには感じていないようで、500とか600グラムとかの軽いばいくが欲しいのならよそにいっとくれとすがすがしい回答をしています(笑)。

今は7500ドル(フレームセット)からとかなり高級品ですが、数奇者のバイクとしては悪くないかと。

3Dプリンターには、カーボン出力タイプも出て来ました。こちらを使っても面白いかも知れません。