BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2010 KCNC ディスクブレーキ他

2010-02-13 23:25:00 | 自転車
もっとこの手が動けばいいのに……。

無い物ねだりですかね?

書きたいことが山ほどあるんですがね。事故の前なら……、逆にこんな時間はなかったですか?

KCNC

が面白いことをしています。最近色々作っていますね。ちょっと前までキワモノに近い製品ばかりでしたが、なんだか面白い部品を作っています。デザインはもう少し頑張って欲しいですが、こういう部品を作る所は日本もアメリカもなくなってしまいましたから。ひょっとするとかなり良いブレインがついたのかもしれないですね。

ただKCNCっていう名前だけが……、もっと格好いい名前とロゴデザインならば……。酷いですか(苦笑)?






名前の通り、CNC加工が得意な会社なので、ディスクブレーキも当然削りだしです。こんなことを自転車でやるのはFRMかホープくらいですね。

剛性はなさそうですが、コンパクトなのでアジア人の手には合いそうです。





キャリパーは
ワンピースの削りだしですね。モーターサイクルでは最高級クラスの製品にしか使われない技法です。

はったりかも知れませんが、放熱のフィンが所々にあります。

パッドは汎用性のある規格を採用してくれているといいですね。





ここまで割り切ったクランクも珍しいです。歯はドリリング一切無し! 裏を見れば凝った削りをしています。案外変速性能は悪くなさそうです。

KCNCはMTB用ダブルギアなども作っていますし、目の付け所がいいんです。






そしてBB。これがまた……、いい!

テーパーローラーベアリングを使っています。

ホローテック2構造になってシマノもカンパも捨ててしまったBBのアンギュラコンタクト構造を、テーパーローラーベアリングによって実現しています。よく見るとダブルテーパーと書いてありますから、ひょっとすると4ベアリングなのかもしれません。

シール性はベアリングがむき出しなので良くないでしょうが、ハードコアな乗り方をする人、トルク重視で回していてBBがすぐに壊れてしまう人などには最適と言えるでしょう。BB30のアダプターといい、目の付け所が非常に優れています。

ちまたではトーケンが流行っていますが、KCNCもいいですよ。

http://www.velovert.com/Information_VTT/2281/KCNC-de-l-orfevrerie-pour-2010-

NEW 105 各部品

2010-02-13 18:31:00 | 自転車




































http://www.bikeradar.com/news/article/first-look-new-shimano-105-road-groupset-review-24923

という感じです。シルバーはまだまだプロトタイプ、ブラックに至ってはただのモックアップですが。

STIレバー以外はほぼ変わりないと見る人もいるでしょう。実際あんまりグラフィックに凝った製品ではないですしね(苦笑)。

ですがおそらく中身は全くの別物だと思います。それはこの79デザインになってから最新の作品であるからです。

「何を当たり前なことを?」

と思うかも知れません。確かにそうです。ですがシマノは同じように見える製品でも、
世代の違いが存在しているのです。

それを端的に示すのはディスクブレーキです。

今のラインナップは全て5世代目になったでしょうか? ちょっと自信がありませんが(おいおい?)。同じように見え、互換性がありつつもシマノの内部では使った技術により世代が存在するのです。

STIも同じです。7700系を分解してみた人は分かると思いますが、デュラエース、アルテグラ、105全て中身が違います。分解方法もデュラエースが最も面倒です。特に77デュラはSTI史上最も面倒くさい製品です。

7800系STIにも同様のことが言えます。やはりデュラが一番煩雑な構造をしていました。最も遅くリリースしたモデルが最も合理的に出来ています。

5700 105は
カーボンレバー、
中空チェーンリングこそありません
が、それ以外は全て煮詰められて来ているでしょう。もちろん世界で最も販売されるであろう105なら、当たり前の準備ですけど。

ある部分では気になることもあります。それは

HL

です。さてさてどういったことが隠されているのでしょう?

性能面では7800デュラに肉薄するか、凌いでいるでしょう。そんな馬鹿な! というのはデュラオーナーの常です(笑)。7700に至っては先代モデルで凌いでいますから。それが最新技術であり、技術というものです。もちろん、価値は違いますし、質感、耐久性などはぶっちぎりでデュラです。そこは分けて考えるべきですね。

私が評価したい部品はハブですね。カンパニョーロは完全に完組ホイールへの移行を想定し、レコードハブは現時点でいくつものグレードと共通のパーツになっています。ところがシマノはちゃんと全てのグレードにおいて専用のハブを用意しています。時代では無いと思います。思いますが……、
ハナマルを差し上げましょう!! 
手組は組み手の技量に左右されますが、それでも同じ価格帯のホイールより高性能です。エアロ形状や、カーボンリム、カーボンスポークなどには対抗できないですけど。基本のホイールはやはり強いです。本当はカンパの方がこういうことを大切にして、シマノの方が切り捨てるイメージがありますけど、逆なんですよねー。

ただ心配もあります。それはフロントドライブ周り。現行のデュラとアルテですらちょいとごちゃごちゃしていますから、中空でないチェーンリングの歯と歯の間がどうなっているのか? ひょっとしたら7800系を踏襲して、互換性がないのではないかと邪推してしまいます。


あともう一つ。

カラーアウターはブレーキもシフトも出るようですね。1枚目はすべて白アウターです。


マルゾッキ・ラインアップ

2010-02-13 15:03:00 | 自転車
2010年

マルゾッキ


コルサ マイクロTI
9万8000円 エアスプリング チタニウムネガティブスプリング 32ミリインナーチューブ 100ミリ 1846グラム


44RC3 チタニウム 
12万円 ワンサイドチタンスプリング 32ミリインナーチューブ 140ミリ 15ミリクイック 1927グラム


44マイクロTI 
9万8000円 エアスプリング チタニウムネガティブスプリング 32ミリインナーチューブ 120or140ミリ 1745グラム

写真無し、OEM用か? はたまた日本オリジナルか?
44RLO 
3万8000円 エアスプリング 32ミリインナーチューブ 100ミリ 2160グラム


4X RC3 
9万8000円 エアスプリング 32ミリインナーチューブ 100ミリ 2283グラム


DJ1 
6万8000円 ワンサイドコイルスリング 32ミリインナーチューブ 100ミリ 2297グラム


DJ2 
4万円 ワンサイドコイルスリング 32ミリインナーチューブ 100ミリ 2616グラム


55RC3チタニウム 
15万8000円 ワンサイドチタンスプリング 35ミリインナーチューブ 160ミリ 20ミリクイック 2438グラム


66RC3 
14万円 ワンサイドコイルスプリング 38ミリインナーチューブ 180ミリ 20ミリクイック 3089グラム


888RC3 
14万円 ワンサイドコイルスプリング 38ミリインナーチューブ 200ミリ 20ミリスルーアクスル 3434グラム

とまあこんな感じです。本国では大体これの倍くらいの製品がありますが、入ってくるのはこれだけです。

び、微妙ですなあ……。

22やTXCなどは入ってこないです。ここ数年のマルゾッキを考えたら、妥当とも言えますが……。値段的に隙間がありすぎだと思いますよ? 29erモデルも入ってこないようです。

130~150ミリクラスの今一番注目のトレイルフォークが44で二本だけ、それも10万円近辺。だめっぽいです。私の愛のゾッキは今年もダメっぽいです。トリプルエイトは安い方ですが入ってきます。安くはなっています。でもロックショックスはもっと安いですし……。

ただ、重量を見れば確実に重くなっています! 紛れもなくマルゾッキの美点、
オープンバスシステムが復活しています。フォックスがFITを採用するなど軽量化路線に振ってきたこのご時世に、真っ向から反抗しています。

それでいい!

いや

それがいい!!

エネルギーにかなりの制限のある自転車は軽い方が確実に有利ですが、こと下りにおいては『動き』というものはそれ以上に重要です。

末永く愛されるマルゾッキの復活となるといいですねー。



新生マルゾッキ、日本デリバリー開始

2010-02-13 06:25:00 | 自転車
です。

やっとこさと言ったところです。昨年のシーオッター辺りで話が出ていたので、大幅に遅れたと言っていいでしょう。

海外でもあまり話を聞かなかったので、フルモデルチェンジに相当時間を取られたようですね。そもそもオープンバスなので、エアスプリングサスペンションほど精度や密閉性は必要ないはずなのですが。