復活！ ラディカルプラス

サンもしばらく日本に入ってきていませんなー。

マックス・コメンサルが抜け、黄金時代のエンジニアも抜けたときその輝きも一緒に無くなってしまいました。当たり前と言えば当たり前なのですが。彼のレースへの情熱はメーカーを傾かせるほど。しかしその情熱なくしてサンたり得なかったのでしょうねえ。

で、唐突ですがラディカルプラスの復活です。新しい名前は『ラディカルEVO』となります。

なつかしいですなあ。なんといってもフランソワ・ガシェを筆頭にニコラ・ヴィヨズ、アン・カロライン・ショソンなど伝説のDHレーサーが駆った名車中の名車です。あ、ちなみにガシェは今でもレースに出続けているそうです。なんか会社の社長とか……。

しかもオリジナルのデザイナー、オリビエ・ボッサールのサスペンション・BOSを搭載してデス。

厳密な意味で言えば、ハイピボットでもないですし、ホルストリンクもついてますし、全くの別物と言っていいでしょう。

でもこのまとめ方にはうならされるものがあります。

はなまるを差し上げましょう。

アルテグラプロトタイプ

私こういうの大好きなんです。

ものが製作されていく過程って、色々な考えとか悩みとか苦心とかが見えて凄く愉しいです。

新型アルテグラもやはりこのようなプロトタイプを通して開発されました。

7900とほぼ同じような経路ですね。

クランクは現行型でもほぼ完成していると判断して、チェーンリングを新型に。デュラは接着張り合わせですがアルテグラは違う可能性もあります。中空であることは間違いないですが。

リヤディレーラーも剛性向上に努めていますね。

STIレバーももちろん金型は違いますからまた違ったフィット感があるでしょう。

順番が逆かも知れませんが、こんな裏があって製品は出来上がります。