私には多くの自転車組み立ての師匠がいます。
それぞれ得意分野は違いますが、皆自転車の本質を捉え組み立てるための様々な尺度、技術を教えてくれました。
自転車をいじり始めたのはもう18年以上前のこと。自転車屋で他人の自転車を預かる仕事をしてからも、もう16年以上経ちました。
お客様の自転車、在庫の自転車、テスト用の自転車、貸し出し用の自転車、選手用の自転車、多くの自転車を組んできました。
今でも私のセッティングで自転車を乗っているよと言ってくださる人もいて、そんなときはとてもうれしくなります。
本来なら皆から教えてもらった技術を次の若者達に伝えたいと思っていました。そうすることが教えてもらった人間の義務だと。
ただ残念ながらそういう機会にはあまり恵まれませんでした。教えたという人間は某レーシングチームの新人だったメカニックの若者に少しだけ。
今後も伝える機会があるか? ない方が80%ですね。
得たモノを伝えることが出来ないのは、師匠達を裏切ってしまったようで申し訳ない気もします。
ひょっとしたら日記を続けることが出来ない人間がブログをやっているのは、その穴埋めなのかもしれません。