サルサもデイヴ・ウィーグルのスプリット・ピヴォット・ポイント採用です!
もう彼は、現代のアンプリサーチと言って良いでしょう。このスプリット・ピヴォット・ポイントとDWリンクを合わせれば、かなりの数のメーカーが彼のサスペンションを採用していることになります。もっともそのまま採用しているところは少なく、各社なにかしらのオリジナリティを加えて自社製品としているのですが。
それでもすごいですよね。
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スピアフィッシュ 29er 80ミリトラベル 2.72キログラム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/69/29db2308942c2a71907409888be06495.jpg)
ホースシーフ 29er 120ミリトラベル 3キログラム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/d5/ef33a192d9045c7e61d54d25cfce1a94.jpg)
デイヴ・ウィーグル この御仁は、MTBサスペンション市場を牛耳ろうとしているのかもしれません(笑)。
http://www.bikeradar.com/mtb/news/article/salsa-cycles-spearfish-and-horsethief-first-look-37717/
サルサは昔の高級路線とは異なりますが、右向け右的な最近のバイク界においてかなり個性的な展開をしてきました。シリアスなシチュエーションでは厳しいかも知れませんが、バイクライフを豊にしれくれるようなメーカーです。なので今回のスプリット・ピヴォット・ポイント採用はうれしいような、悲しいような……? 複雑な気分です。性能的には向上していることは間違いないんですけどね。
でも面白いところももちろんあります。29erや最近のフルサスはロングストローク傾向にあり、100か120ミリからスタートするメーカーがほとんどです。サルサはそこを80ミリという古典的とも言えるストロークを設定しました。そして単純にショートストロークバイクがXC用途に適するという方法論に乗らずに、トレイルバイクとしての方向性を打ち出しています。それが分かるのは寝気味のヘッドアングルと2.25インチというかなり太めのタイヤが入るクリアランスです。
それでありながら軽快感を出すためにリアセンターをかなり短めにしてあります。
今出て来ているのはスピアフィッシュとホースシーフです。この2台、形状と似ていて、さらに色が同じなのでどっちがどっちだかわからなくなってしまいそうでした(汗)。ショックへの入力にもう一つリンクが追加されているのがホースシーフ、トラベルが長い方です。フロントフォークなどもあまり剛性が高すぎないモデルを選んだ方が相性が良さそうです。
さて今後の展開はどうなるんでしょう?