BIKEBIND自転車日記ブログ2

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スラム・ブラックボックスDH用リヤディレーラー

2013-06-10 23:45:00 | 自転車
スラムのDH用コンポのブラックボックスリヤディレーラーがテストされているようです。

XX1で使われた技術をベースにしたモデルですが、段数は7速ととても絞った設定です!















こちらはサム・ヒルが装備しているXX1のベースのプロトタイプ
http://www.pinkbike.com/news/Prototype-SRAM-BlackBox-Derailleur-and-BoXXer-Damper.html
http://www.pinkbike.com/news/Fort-William-world-cup-pits-2013.html
http://www.pinkbike.com/news/Fort-William-Pit-Walk-Part-2.html

これは7速に限定されたギヤが目に付いてしまいますが、本当に注目すべきはチェーンではないかなと私は思っています。

Xシンク

http://www.sram.com/sram/mountain/technologies/x_sync_tm

XX1からの流用技術なんですが、チェーンとチェーンリングが『+』と『-』になっていてかみ合うことにより脱落を防ぎます。確かXX1はサイドにも引っかけがありますから、DHにおいてこれらの性能は非常に有効でしょう。

そして7速とすることで、10、もしくは11枚での使用よりねじれによる疲労を少なくすることが出来ます。

そして一枚目の写真のモデルはダイレクトマウントタイプになっています。……えー、スラムでは初めてでしょうか? さりげなく攻めてきますねえ!

この7枚リヤカセットは確か昨年もDTかなにかで試されていました。個人的にはこの枚数にあまり意味はないと考えています。UCI規定をクリアするためのものでしかないかと。そういえば昔のシマノ・エアラインズも7速でしたか。この7枚にしたカセットのマイナススペースをどう使うかが重要かと。リヤハブのフランジを広げてホイールテンションの適正化を図ってよりよいホイールにするとか、トップとローの外側に樹脂のガードでも取り付けてフロントのチェーンデバイスのようなリヤ版チェーンデバイスでも設定してしまうとか。

色々やって欲しいですよね(ニヤリ)。


スラムには一つ確信的な罪があります。それはDH用コンポを今まで作らなかったこと。

XCだけでなくDHでもここまで広く支持されているのに、DH選手にはXOを供給してきました。専用コンポではありません。もちろん十分に役割を果たしてくれますけどね(ちなみに私が最も好きなスラムコンポです)。でもMTBを支える屋台骨の一本であるDHに、ロードコンポを作るより前に本気の本気で取り組むべきだったと思います。ま、それでも作ってきましたから、許して上げましょう(何様(苦笑?)!



自転車用ABSブレーキパッド

2013-06-10 00:38:00 | 自転車
要するにブレーキホルダーに組み込まれたアンチ・ブレーキロック・システム(ABS)なんですね。


http://www.cyclinside.com/Technews/Biciclette/Idee/Taiwan-Excellence-esordisce-al-Giro-d+Italia.html




結構前に、どこでか見たことがあります。確かどこかのショーで優秀賞を取っていたはずです。個人的には非常に面白いと思いましたし、価格次第ではシマノの入門モデル用Vブレーキのモジュレーターの対抗馬にもなりそうだとも思っていました。

しかしこれをロード用キャリパーブレーキに取り付け、しかもジロ・デ・イタリアに持ち込むという荒技には……、脱帽です(笑)!

ブレーキを掛けたとき、パッドは前方にスライドし、それをシリンダー部のスプリングが受け止める形式ですね。ABSと最近のハイパワーブレーキは矛盾する物ではないですが、ちょっと無理矢理な気がします(苦笑)。

いやでもF1にだってABSがつきましたし、上級者なら不要ということではなく、さらにその上のステージに上がるというのもあり得るわけですか。もっとコンパクトに、もっと高性能になればABSの可能性も捨てきれませんか。

最初は笑ってしまいましたが、意外と未来を指し示すプロダクトかもしれませんね。層でない可能性も多分にありますが(笑)。


パークツールの50周年記念動画を見てみよう

2013-06-10 00:18:00 | 自転車
1963年創業だそうです。

最初に創業者達のうちの二人が出て来ます。まだご存命なんですね。

[[youtube:KuEPiIVV-jY]]


この2013年において、自転車用工具の総合力においてこのパークツールに敵うメーカーはないでしょう。バールやシルバ、ホーザン、シマノ、カンパと上げていっても……、パークの強さは揺らぎません。

ホイールの調整台はプロの使用率ナンバーワンは間違いないでしょうし(ニップル回しも良いですよね)、カーボンがここまで幅をきかせているこのご時世でも、フレームを下ごしらえする刃物類は必須です。こういうのを全般にわたって揃えているのはパークのみです。自転車競技の中心はヨーロッパのハズですが、すべてを賄えるヨーロッパ工具メーカーは無くなってしまいました(涙)。アメリカはDIY大国であることも理由の一つなんでしょうね。そうでなければ企業としてやっていけないでしょうから。

アーレンキーやドライバーは専業メーカーの方が私は好みですが、専門工具はここのアベレージをしのぐのは容易ではありません。というかここがつぶれてしまったら……、世界中の自転車ショップがえらいことになってしまうでしょう(苦笑)。間違いないです。

これからもがんばり続けてほしいものです。