長いこと気になっていたんですが、どこで見たか忘れていました(汗)。アイディアとしてはかなり面白いと思います。これをどこまで詰められるか……、それが課題ですね。
アウターに変形
インナーに変形
http://www.vyro.com/index.php
http://www.bikerumor.com/2012/08/06/german-approach-to-a-practical-revolution-in-gearbox-tech/
自転車好きでメカ好きなら、こんな風に歯が変形して変速するというアイディアは考えたことがあったのではないでしょうか? でも実現するには一体どうしたことやら……(汗)? なんて感じでしょうか。これはビーストとも違いますし外径としては大きなチェーンリングになりますが、隙間が空いているので00t相当ということになるんでしょう。
しかし素晴らしいと思いますよ。気になるのはメカトラブルと、ライダーや地形からのストレスに対する強度が保たれているか? というところです。
発表からそこそこ経っていますが、まだプロダクト化には至っていないようです。しかしビオニコンやらKTMやら面白そうだと支援しているメーカーは結構あるようです。
フロント二段変速としてはシュルンプやハマーシュミットがあります。シュルンプは相変わらずマイナーなままですが、ハマシュミは失敗してしまいました。個人的にはすごーく良い物だと思っていますが、絶対重量と回転の重さをかなり厳しかったのもまた事実です。疲れているときにあの重さは厳しかったのではないかと。スラムもその教訓によって、XX1やX01の1×11速に踏み切ったのだと思います。もっとブラッシュアップしていけばよかったのに……、非常にもったいない製品です。今からでも重くないと思うんですけど。
一方、このヴァイロは回転部には手が加えられていないので、漕ぎの重たさは無縁でしょう。機械部をカバーなどでガードするなど耐マッドコンディション性を上げる必要がありますが、新世代のフロント変速として期待してしまいますねー!