a2zは昔結構お世話になりました。DH用の機材とかがXCに比べて著しく少なく、高価だった時代、心当たりがある人も多いのではないでしょうか?
今はSLXがあれば大体何とかなってしまいますからね。ブレーキだって一世代前のデオーレでもサイズアップすればかなり使えますし。やっぱり良い時代になったと思いますよ。
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テッパンヤキSP3
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テッパンヤキSP2
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テッパンヤキ8H
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テッパンヤキSPV TS
http://www.a2zcomponents.com/02products_02teppan.html
MTBもロードもそうですが、昔は高級品でないと要求する能力を満たしてくれなかったということは確かです。今は10万円、20万円台の完成車でも本当に良くなりましたからね。
さてさてa2zのテッパンヤキなんですが……、一体この日本語を教えた人は誰なんでしょう(笑)? 登場したときは一時だけのネーミングかと思いきや、全体の名前になってしまってずーっとこのままです。
ただテッパンヤキは種類は多いのですが、パンチの効いた奴はあまりありません。テッパンヤキSP3がかろうじて100グラムを切る、93グラムです。SP2は触れれば切れそうな雰囲気ですが、普通のウェーブローターと考えて良いでしょう。
要するにセーフティーマージンを多く取っているということでしょう。シマノを始めとする大手は、このタイプですから。これはこれでアリだと思います。
ただ不思議なのは、窒化チタンコートを施していることです。これはa2zに限りませんが、マテリアルをチタンやアルミにでもしない限りあまり意味がない、いやむしろデメリットが生まれてしまう気がします。窒化コートはビッカーズ硬度を上げますが、同時に潤滑製ももたらします。ディスクローターは止まることが宿命ですから、どうしても? がともります。
最後に、テッパンヤキ8Hを。8Hのローター台座なんて存在しませんね? これは昔の規格、4穴に対応したモノです。以前、3、4、5、6穴すべて使えるというアイディア品もありましたが、a2zだったかは思い出せません。今となってはこういったモノで旧車をよみがえらせるのは、私としてはまったくもっておすすめできません。性能面でも、年代考証としても。それでも復活させたい! という熱い思いを持った人には良い選択肢かと。