BIKEBIND自転車日記ブログ2

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2012 インテンス・カーバイン登場!

2011-07-26 22:10:00 | 自転車
ついにインテンスまでもですね。面白いやら、寂しいやら……。このカーボン化の流れはアメリカンMTBの雄、インテンスをも動かすに至りました。

インテンス・カーバイン

同社のMTBラインでは確か初のフルカーボンフルサスとなります。


























http://www.pinkbike.com/news/Intense-Carbon-Carbine-First-Look-2011.html
http://www.tri-ride.com/bike-industry/intense-carbine-full-carbon-frame/
http://www.intensecycles.com/carbine/



カーボン素材というのはインテンスにとって、一応始めてではないのです。ロードバイクがありましたから。

いやいや、それでも予想はしやすい出来事でしたが、やっぱりびっくりです。インテンス、フォーズ、ターナーはこのままアルミで突っ走っていくのかなと思っていた面もありましたから。

しかも他社との共同開発のようです。ドイツのシードエンジニアリングという会社です。そこでアジアではなくドイツに頼むというのもジェフ・ステバーの品質に対するこだわりが感じられます。個人的にはドイツに頼むなら、日本に頼んでほしかったなあという気もします(苦笑)。一応世界で最も進んだカーボン大国のはずなんですけどね。高すぎるのかな? でもドイツだって……。ねえ?

んんん……、それともトーマス・ハーターというドイツ人技術者に強力を仰いだだけなのか? 引き抜いたのか? このシードエンジニアリングという会社はイマイチ分かりません。デザイン会社なのか、それとも研究所のようなものなのか。とりあえずこのトーマス・ハーターという人物は数多くのカーボンに対する論文を発表しています。

あ、シードエンジニアリング(http://www.seed-id.com/)に関するファイルを落としてそのまんまにしていました。読むとトーマス・ハーターという人物、ちょっと面白い経歴を持っています。彼の自転車との関わりはロックショックスの創始者ポール・ターナーが立ち上げたマーヴェリックで始まったようです。そしてデンク・エンジニアリングでスコットUSAのカーボンとサスペンションの開発に携わったようです。そう昨年か一昨年、スコットからキャノンデールへ移ったデンク・エンジニアリングです。スコット・ジーニアスLTとキャノンデール・新ジキル&クレイモアの設計がほとんど同じなのは、開発者が一緒だかららしいです。でトーマス・ハーターは2008年にデンク・エンジニアリングを辞めて、新たに起こしたのがシードエンジニアリングらしいです。

そして最新作が、ストークと組んで開発したエアロ2カーボントライバイク。


↑これです。
http://www.storck-bicycle.de/en/web-anz-bikes.asp?ID=3001&ID2=3002&sub=3000&objekt=Road%20Bikes&objekt3=Aero%202

どうやら色々手がけるプロダクト会社のようですね、シードエンジニアリングというのは。単純にデザイナーと括るにはいかないようです。なるほどねえ。
http://www.tout-terrain.de/1/kontakt/wer-ist-tt/thomas-harter/index.html
http://www.google.co.jp/search?client=firefox-a&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&channel=s&hl=ja&source=hp&biw=1093&bih=709&q=SEED+Engineering%E3%80%80Thomas+Harter&lr=&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2

バイクに目を向けましょう。

一部のリジッドモデルを除いて、自社生産で頑張ってきたインテンス。基本的にはアルミに特化したファクトリーです。今回のカーバインの生産はアジアで行われるようです。カーボンは確かに技術がないでしょう。でもそれは自分たちの手に負えない要求にも応えなくてはならないことの裏返しでもあるのかと。

流れですなあ……。

スペック
●素材 カーボン
●フレーム工作 ワンポイントファイブテーパーコラム、プレスフィットBB(BB92)、リヤエンドはG1システムで交換が可能 135㎜クイック&142×12㎜スルーアクスル FLK- GRDチューブガード ピボットのベアリングはアンギュラコンタクト式、グリスポート付き
●リヤユニット フォックス・RP23
●トラベル 145/152㎜切り替え
●価格 2579ドル

……価格から言えばアジア製決定ですね。残念に思う人も多いでしょうが、私はこの価格にかなり興奮しています。これだけのものがこの価格とは……、素晴らしい!

2012年最強バイクを確実に争うであろう、このカーバインがここまで手に入りやすいとは……。ジェフ・ステバー恐るべし!!!

6インチクラスのちゃんと漕げて下れるトレイル&オールマウンテンがコンセプトでしょう。これはおそらく意図的に26インチにしたのかと。これだけのトラベルで29erにしたら、上半身が起き上がりすぎて抑えが効かなくなってしまいますからね。

見れば見るほど素晴らしい。剛性はちゃんと確保し、走りのための機能(プレスフィットBBなど)も搭載。そして極めつけはカーボン素材による軽量化。

いやあ、期待しまくってしまう一台ですよ!

TNi・フルカーボンホイール

2011-07-26 17:12:00 | 自転車
やあ、ちょっと面白いホイールが出てきましたよ。流行のカーボンホイールですが、リムのみならずスポークもカーボンです。多分ハブもカーボンでしょう。


ハイモジュラスカーボンリム(リム高33mm)
モノコックカーボンスポーク
F:16H(492g) 
R:16H(625g) シマノ対応
税込価格 18万9000円



ハイモジュラスカーボンリム(リム高38mm)
モノコックカーボンスポーク
F:16H(480g) 
R:16H(620g) シマノ対応 
税込価格 18万9000円

http://www.trisports.jp/?q=catalog/node/5936
http://www.trisports.jp/?q=catalog/node/5935



軽いパーツが欲しい、軽いフレームが欲しい。そんな貧乏人のわがままをかなえてくれる、僕らの味方TNi。今回もやってくれました。

すでにカーボンリムホイールはありますが、さらに一歩突っ込んできました。この2モデルの違いはリムの高さ、それに伴う重量の変化だけみたいですね。

それにしても……、軽い! 強烈な軽さです。38㎜ハイトモデルは1100グラムですからね。昔ならこんな軽さのホイールなんていくら掛かったか分かったものではありませんでしたし、それ以上に実際には全く役に立たないことがほとんどでした。それがアンダー20万円なんですから……。本当に時代は変わりますねえ。

破損時にリムやスポークが交換できるのか? テンション構造なのか? コンプレッション構造なのか? そこらへんはちょっと分かりません。

プアマンズライトウェイトとなりうるのか? 興味が尽きません。

ポーラーボトルの支援

2011-07-26 17:00:00 | 自転車
決して大きい企業ではないでしょうに……涙。

以下引用
アメリカのポーラーボトルメーカーより、東日本大震災への寄付として120個のポーラーボトルを頂きました。
6月18日に大阪で開かれました震災復興を支える教師の会主催による第2回震災復興チャリティー講演会にて、チャリティー販売され、売上金を義援金として使って頂きました。鍵山秀三郎様から提供された本(森 信三小伝)とポーラーボトルと合わせて、440,002円の義援金が集まったそうです。義援金は全額、震災復興を支える教師の会様よりNPO法人「未来の絆」に寄付されたことを報告頂きました。ご協力頂きました皆様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

http://www.trisports.jp/?q=news/node/5908
引用終わり
嬉しいですね。本当に。え? 知らない会社だ? はい、こういうところです。



夏場でも冷たい飲み物が補給できるボトルを作っている会社です。普通のボトルの3倍近い価格ですが、一度使うと止められませんよ。お試しあれ!

はじめ見たとき「いくら便利なものだからといって、被災地の人たちの役に立つかな?」と思ったのですが、販売して寄付したんですね……。お恥ずかしい(汗)。

企業の規模や売り上げ、グループなどは知りませんが、ボトル一本でやっているようなので、そんなに大きな会社ではないはず。それを自社製品とはいえ、120個も寄付してくれるなんて……、本当にありがたい話です。

ちなみに……


http://www.polarbottle.com/

こんなかわいいジャージも作っています(笑)。正面は結構真面目な感じなのに、背中のシロクマがかわいいですねー。