BIKEBIND自転車日記ブログ2

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ディスクブレーキのNEWカマー、ブレーキフォースワン

2011-07-22 06:54:00 | 自転車
このブレーキ、かなり良さそうです。かなりビビッと来ました。出回っていたCD画像では「ブレーキレバーの形がヘンだ……」という印象しかなかったのですが、現物写真を見ると! いや、やっぱりレバーはヘンなんですけど(苦笑)、全体的に良くできている感じがしますし、なによりスレーブシリンダーのほうがとんでもなく手が凝っているのです。予想ですけど(笑)。


ドイツの会社らしいので、ドイツ車によく似合います(笑)。































http://www.light-bikes.de/website/new/2011/07/21/brakeforceone-discstopper-aus-tubingen
http://www.brakeforceone.de/index.php?article_id=1






レバーは二種類。シルバーのアルミと思われる方がデザイン的に好きです。でも黒の方がランクが上なんでしょう。多分カーボン系の素材で作っているのだと思います。

ドイツ語なのでいつもにまして自信がありませんが、やはり最大の注目点はスレーブシリンダーです。ワンピースの削りだしです。マグラ・マルタなどは実はボディを左右別に作ってから溶接していますから、厳密なワンピースとは言い難いのです。完全なワンピース削りだしは……、XTRくらいでしょうか? 基本的には剛性が上がり、ストッピングパワーも上がっていきますが、もちろん最終的な製品の能力とは別です。それでも目安にはなるでしょう。

このブレーキフォースワンのスレーブはちょっと大きめ、そしてパッド交換がしやすいように貫通する形式ではありません。穴はふさがっています。それは力が掛かったときに本体がゆがまないようなブレーキブースターの役目をさせるためのようです。こういった発想はVブレーキ後期によく見られましたが、ディスクブレーキに取り入れるというのは初めてではないでしょうか?

一見すると4ポットに見えますが、対向2ポットです。上の方はこれもまた自転車用では見たことがないような巨大なバンジョーです。それにねじ込まれているホース金具は、ほとんどモーターサイクル用に見えてしまうほどです。

そしてピストンも大口径化しています。かなり動くようで、パッドクリアランスは簡単に取れるようです。

最後に驚きなのがリザーバータンクを持たないことです。これはにわかには信じがたいので誤訳の可能性もありますが、文脈を追うとそうとしか考えられません。最大限に解釈すれば、スレーブピストンがかなりの断熱効果のある素材を使い、そして大振りなキャリパー本体にかなりの量のフルードをため込むことができ、それ故にレバー側にまで熱が伝わらない。といったところでしょうか。本当だったら……、凄いことです。

黒いレバーはワンフィンガー用。これで全く問題ないとかなり自信を持っているようです。シルバーは普通の2フィンガー用でしょう。

ローターはオリジナルっぽいのもありますが、どっかから持ってきただけという感じのもあります(苦笑)。

効きとしてはかなり強烈みたいです。慣れが必要と書かれていますね。まあ、止まるだけのバカブレーキは必要ないんですけどね(苦笑)。でもちゃんと過渡特性をコントロールできていれば、かなり良いのではないでしょうか?

是非試してみたい、そう思わせるオーラを放っています。

トヨタ・プリウスコンセプトバイク

2011-07-22 05:59:00 | 自転車
結構前から見ては居たのですが、言葉もよく分からないので放置していました(笑)。でもどうやら本当にトヨタのロードバイクのようです。

レクサスブランドではすでに電動アシストミニベロが数回ブラッシュアップされて公開されていますが、本格的なロードバイクはこれが初めてではないでしょうか?













http://bicycledesign.net/2011/07/toyota-prius-project-concept-bike/
http://www.newsbikes.com/article-toyota-presente-son-projet-de-velo-en-collaboration-avec-parlee-77832232.html

写真を見るとワイヤ類のトップチューブ入り口やブレーキの内装化、加えて空力を考えての位置の変更。そしてブレーキキャリパー本体は、リドレーやストークが挑み始めたばかりのVブレーキ式を採用しています。

とんでもないボリュームのフォークブレード、ステムとツライチになるようにデザインされたトップチューブ、容積の多いヘッドチューブ、、インテグラルシートポストも一応高さ調整ができるようですね。細みなシートチューブ。……チェーンステーがペラペラなのは快適性か、はたまた間違いか……?

デザイナーさんもちゃんといますが、私にはわかりません(汗)。判明するか、思い出したら追記しておきます。

ま、どれも最新バイクデザインを取り入れたものばかりです。車ブランドは得てしてあやまった認識でバイクを作ってしまうものなのですが。何故だろう? と思っていたら、なにやらパーリーが裏にいるようです。なるほどなるほど。


そして昔アンカーがやっていたように、バイクに応力解析装置をつけて結構真面目に開発しているようです。

昔を思い出せば、トヨタは社内起業制度でミニベロを作ったこともありましたし、その前には確かとんでもない安物にトヨタとだけ貼ったMTBを作っていた記憶があります。まあ、近年ではアメリカなどのロードレースチームのスポンサーもしていたりしますから、全く無縁ではありませんけど。

このバイクはどうなのでしょう? アメリカ国内の車産業を守るための、ほぼ完全な言いがかりだったプリウスのアクセル問題(あの公聴会で証言していた、恥を知れおばさんはいまどこに(笑)?)で一時的にシェアを下げていますが、実質世界一の車メーカーと言っていいトヨタ。やっぱり期待してしまいますね。