http://www.bikeradar.com/news/article/first-look-new-shimano-105-road-groupset-review-24923
という感じです。シルバーはまだまだプロトタイプ、ブラックに至ってはただのモックアップですが。
STIレバー以外はほぼ変わりないと見る人もいるでしょう。実際あんまりグラフィックに凝った製品ではないですしね(苦笑)。
ですがおそらく中身は全くの別物だと思います。それはこの79デザインになってから最新の作品であるからです。
「何を当たり前なことを?」
と思うかも知れません。確かにそうです。ですがシマノは同じように見える製品でも、
世代の違いが存在しているのです。
それを端的に示すのはディスクブレーキです。
今のラインナップは全て5世代目になったでしょうか? ちょっと自信がありませんが(おいおい?)。同じように見え、互換性がありつつもシマノの内部では使った技術により世代が存在するのです。
STIも同じです。7700系を分解してみた人は分かると思いますが、デュラエース、アルテグラ、105全て中身が違います。分解方法もデュラエースが最も面倒です。特に77デュラはSTI史上最も面倒くさい製品です。
7800系STIにも同様のことが言えます。やはりデュラが一番煩雑な構造をしていました。最も遅くリリースしたモデルが最も合理的に出来ています。
5700 105は
カーボンレバー、
中空チェーンリングこそありませんが、それ以外は全て煮詰められて来ているでしょう。もちろん世界で最も販売されるであろう105なら、当たり前の準備ですけど。
ある部分では気になることもあります。それは
HL
です。さてさてどういったことが隠されているのでしょう?
性能面では7800デュラに肉薄するか、凌いでいるでしょう。そんな馬鹿な! というのはデュラオーナーの常です(笑)。7700に至っては先代モデルで凌いでいますから。それが最新技術であり、技術というものです。もちろん、価値は違いますし、質感、耐久性などはぶっちぎりでデュラです。そこは分けて考えるべきですね。
私が評価したい部品はハブですね。カンパニョーロは完全に完組ホイールへの移行を想定し、レコードハブは現時点でいくつものグレードと共通のパーツになっています。ところがシマノはちゃんと全てのグレードにおいて専用のハブを用意しています。時代では無いと思います。思いますが……、
ハナマルを差し上げましょう!!
手組は組み手の技量に左右されますが、それでも同じ価格帯のホイールより高性能です。エアロ形状や、カーボンリム、カーボンスポークなどには対抗できないですけど。基本のホイールはやはり強いです。本当はカンパの方がこういうことを大切にして、シマノの方が切り捨てるイメージがありますけど、逆なんですよねー。
ただ心配もあります。それはフロントドライブ周り。現行のデュラとアルテですらちょいとごちゃごちゃしていますから、中空でないチェーンリングの歯と歯の間がどうなっているのか? ひょっとしたら7800系を踏襲して、互換性がないのではないかと邪推してしまいます。
あともう一つ。
カラーアウターはブレーキもシフトも出るようですね。1枚目はすべて白アウターです。
HLの類義語に
hb HD HJ HH HJ 4K EE 4J 5D FH
などがあります。
……わかりませんね? 当然だと思います。多分周りの人に聞いても、ショップの人に聞いても分からないと思いますよ。
おそらくシマノの人間しかわからないと思います。
今週機会がありそうなので、聞いてきます。
その時をお楽しみに。
チェーンリングはそのことも考えてみました。基本的にデュラエース、アルテグラはプレス品を削りだして仕上げています。ところが105はプレス工程だけで完成してしまいます(張り合わせと樹脂を盛る工程はさておき)。その際に一括してそのような湾曲加工をすることも十分考えられます。
いずれにせよ、フロント変速の高速化を図ってくるでしょう。個人的にはリヤも手を入れて欲しいのですが。
回答は少々お待ち下さい。