BIKEBIND自転車日記ブログ2

BIKEBINDの自転車日記ブログの移転先。過去が消えるのも忍びないので…。

2010 DT

2009-09-07 21:58:00 | ノンジャンル
正直このブランドが、日本に正式にフルラインナップ輸入されない意味が分かりません。他社へのスポーク、ハブ、リムの供給に加え、自社ブランドでもロード、MTBともに数々の勝利を重ねています。

DT

来年は唯一の弱点?と言って良かったスポークパターンも、新形式でストレートスポークを導入してきました。これでますます死角がなくなりました。















ロードホイールはすでにシーオッターでも出ていますが、MTBホイールは日本にいるとなかなかお目にかかれません。しかしサンタクルーズ・シンジケートが使用している赤いリムのホイールがDTです。XCからDHまで幅広くラインナップしています。

ディスクホイールを観察すると、DTが高度なカーボン成形技術を持っているのが分かります。それは化粧カーボンを使用していないこと。そしてレジンの量を極限まで減らしていること。少し粗めの表面は前述のスペックを示しています。昔のLEW・ZINと同じような製法かと思われます。













完成車メーカーが上位機種に採用し、着々と評判を上げているDTサスペンション。スペック的にも他社に劣りません。XC系の製品が得意ですが、150ミリクラスのオールマウンテン用も準備しています。

XCR100レースなどはアウターケース、クラウンがカーボンで出来た1170グラムという超軽量モデルですし、EXC150などはオールマウンテンに対応しつつ15ミリスルーアクスルで1695グラムという他社よりも200グラム近い軽さを誇ります。

ジャーマンAなんてマニアックなブランドを入れているのではなく(勿論私はうれしいのですが)、こういった世界水準の製品を注目して欲しいです。

というか

Let's 輸入!










さて今回の最大の目玉です。

トリコン(TRICON)

です。これは只単にストレートスポークを使っただけのモデルではありません。勿論最大のコア技術ですが。

さらにリムへの加工技術も含めた新製品の総称です。

この技術を採用したホイールは
チューブレス構造になります。マヴィックなどとは違う方法でリムのスポーク穴を補強しています。ロード、MTBともにラインナップにあります。今までもDTはチューブレスをラインナップしていましたが、ノーチューブのようにリムフラップと液体を入れる形式でした。

オープンクロウフットと名付けられたスポークアレンジメント、2ピース構造でフランジ部分が分割されるハブシェル、トルクス状の専用ニップルなど非常に面白い製品です。

今はまだアルミリム製品のみ。

RR1450TRICON

XM1550TRICON


もう、メチャメチャ楽しみです! 日本に入ってこないですかね? というかいざとなれば私が輸入を……、したいですよ! 

この手が、この手が……。

2010 ホープ

2009-09-07 16:23:00 | 自転車














久方日本に入ってきませんねー。

でも、イギリス勢にはかなり使用されています。選手の自転車を見ると結構な頻度でアップデートされているのが分かります。イタリアのフォーミュラよりも精度などの点で優れていると思うのですが。

ホープです。

始めはディスクブレーキオンリーでしたが、その後クイック、ステム、ポスト、ライトにまで手を伸ばしました。モールトンユーザーにはハブが懐かしいのではないでしょうか?

削り出しが得意なブランドです。

ディスクブレーキも最初期から参入していました。しかし初めの頃は制動力がイマイチだったのを覚えています。その後様々な変革を経て、ミニあたりから安定しましたか。

スペック的には早くからラジアルマスターシリンダーを採用したり、パッドクリアランスアジャスターが付いていたり、スレーブシリンダーが削り出しなど、他のメーカーに先んじていました。ローターも2ピース構造を準備しています。

これは新型ですね。従来モデルのミニX2やテックV2、テックX2とはマスターシリンダーが異なります。

ポスト、ステムも今の他社の製品にはない削りだし感一杯です。

そして驚きですがホイールにも手を伸ばしてきました。しかもロード用です。

うーん、何が?

昨年からありましたかね? 私の記憶にはないのですが。

いずれにせよ、こういうブランドが頑張ってくれるとうれしいです。