夏休み都心ステイの最終日。朝ランで戦争犠牲者慰霊碑廻りの途中、浅草寺に立ち寄り参拝。朝6時台の浅草寺なんて初体験。
まずは言わずと知れた浅草のシンボル雷門。今回は見仏目的ではないので、風神雷神はチラ見のみ。当たり前だが、仲見世の店はどこも開店前でシャッターだし、観光客も居ない。
人気のない仲見世を駆け抜け、宝蔵門まで来る。両脇には仁王様が立っているが、今朝はここもチラ見のみで通過。
本堂前には早起き観光客もそれなり居るので感心する。ぱっと見、外国人比率80%。良い時間帯に来てる。本堂から朝の念仏の合唱が聞こえてくる。
浅草寺は建物自体は鉄筋コンクリート製(関東大震災や東京大空襲で旧本堂は焼失)なためか、建物から歴史的な重みを感じることは無い。それでも建物自体の壮大さは威圧感たっぷりだし、五重の塔をバックにした絵柄は絵になる。夏の朝の青空に映える寺院の赤色とのコントラストも美しい。
続いて、影向堂と薬師堂を見学。本当ならこの辺りもゆっくり巡りたいところだ。特に、影向堂には観音さまをお助けする十二支の守り本尊のお堂衆)を祀ってあり、仏像ファンには堪らない場所。堂内は中央に聖観世音菩薩が祀られ、その左右に千手観音、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩、勢至菩薩、大日如来、不動明王、阿弥陀如来を祀る。入り口でお参りだけで済ませた。
7時近くになるともう空気も熱くなって、朝特有のみずみずしさや気持ちよさは、あっという間に煙のように消え去った。私もホテルに向かって、帰路のランに出た。
奈良・京都の寺社の朝とは全く趣は異なるが、浅草寺の朝も普段と違った姿が見られるので、朝の浅草寺訪問、機会ありましたら一度お試しください。
2023年8月11日