その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

Kevin Carroll (著), Bob Elliott (著), 高松 綾子 (翻訳) 『ビジネスは30秒で話せ!』 すばる舎

2015-10-03 09:26:11 | 


 いわゆるハウツー本。何かで推薦されていたので読んでみたが、正直、既知のことが多く、得るところは少なかった。もちろん、知っていることとできることは別のことなので、既知だから私ができるということではないけど。

 内容は目次につくされている。チェックリストとして使うのはいいかもしれない。

(いくつか得られた気づき)
・自分は「とにかく話す」ことが多いなあ
・プレゼンの終わりに、話し手が聞き手に何か行動してもらう、または聞き手が何らかのメリットを得るのどちらかがなければ、プレゼンの意味はない
・15秒プロモーションで話すこと:主要ポイントは何か、なぜそれが聞き手にとって重要なのか
・ストーリー性:個人的な体験を紹介し、その要点を一つ簡潔に述べて、それを聞き手に結びつけて話す
・パワーポイントを使うとき:聞き手の10%がスライドへ、90%は話し手に向くべき


目次

第1章 準備
1 人生、常に本番
2 シンプル・イズ・ザ・ベスト
3 自分自身がブランド
4 話すチャンスを見逃すな
5 それは誰に向かって話しているのか?
6 WIIFM= 私に何のメリットがあるの?
7 「とにかく話す」は厳禁

第2章 内容
8 論理化の基本ルール
9 このダイヤモンド・モデルは本当に素晴らしい! ~話を論理的に構成するためのパターン表
10 エサを投げて引っかける
11 確信を持って言い切る ~メイントピックを明確に述べる
12 三は魔法の数字 ~サブトピックを三つ挙げるのがよい理由
13 聞き手の頭に残す ~三つのサブトピックを印象付ける方法
14 証拠を挙げろ
15 要するに…… 話したことを総括する
16 そして結論 話のポイントを相手にシッカリ理解させる!
17 アクション 相手に何をしてもらいたいのかを述べる
18 ダイヤモンドがきらめく
19 15秒プロモーション
20 大量データをぶん投げるな!

第3章 話し方
21 相互作用の法則 ~人生はブーメラン!
22 相手を惹き付ける話し手の共通点
23 印象はエネルギー量で決まる
24 相手に信じてもらうため、まず自分を信じる ~意識して自信を作ろう
25 そのとおり! ~アイコンタクトで相手と自分をつなぐ
26 なるほど、君の言いたいことがわかったよ ~ボディランゲージが本音を語る
27 今すぐジェスチャーを使え
28 一定トーンは相手の眠気を誘うだけ ~話し方に変化を持たせよう
29 声量を上げる
30 沈黙は金なり ~上手に間を取りタイミングよく話す
31 言葉の過積載禁止 ~情報を詰め込み過ぎない!
32 業界用語、専門用語、チンプンカンプンな話 ~わかりにくい言葉は使わない
33「たぶん・・・になるのではないかと・・・思います」
34 話に面白味を添える
35 ストーリー性を持たせる
36「メッセージをどうぞ」
37「これメールしといて!」
38パワーポイントの使い方のポイントは?

第4章 質問者への対応
39 「ちょっと質問なんですが…」に上手く対応する
40 攻めの姿勢で前へ進め
41 相手の質問をしっかり聞く
42 「言葉の橋」を使って危険を回避
43 質問を受けたら先に結論を話す
44 でたらめを言わない
45 けんか腰や議論をふっかける質問への対処
46 質問者へ敬意を払おう

第5章 まとめ
47 メッセージを伝える原動力は信頼性
48 コミュニケーションを妨げるトップ10
49 よし、準備OK ~さぁ、次にすることは?
50 見て聞いてもらう場を自ら作り出す
51 覚えておきたい5つのC ~明確さ、簡潔さ、色付け、信念、コントロール



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする