日本の本部に1週間ほど出張したある英人マネジャーから、出張にかかわるexpense claim(費用支払依頼の稟議)が廻ってきました。まあ、東京でかかったホテル代とか交通費とかが主なのですが、一つおかしなものがまぎれていました。
"Karaoke with Tokyo Team" (東京チームとのカラオケ代) XX,XXX YEN
「なんじゃ、これ〜」と思って、その彼に来てもらって話を聞きました。(英語は思い出せないので、日本語で再現します)
「一つ教えて。このカラオケ代って何?」
「(正々堂々と・・・)東京のチームが、夕食をご馳走してくれた後、カラオケに連れってくれたから、その費用はこっちで持ったんです」
「社内やグループ会社とのエンターテイメント(接待)は、会社は払えないよ」
「本部への出張中は、皆凄く歓待してくれた。食事はいつも、本部が払ってくれた。イギリスじゃ、自分で食べたものは自分で払うのが普通だから、自分はとってもきまりが悪かった。いつもそれでは流石に申し訳ないから、最後のカラオケ代はこっちが持つことにしたんだ。(それが、何か?????)」
「う・・・・・・・・・・・ん。もしかして、その食事代は本部が払ったと思っている?」
「(何をこいつは言っているんだという顔で)じゃないの???」
「それは、ありえないよ。それは、食事の後でマネジャーが払うか、そこに一緒に居た人が割り勘にしているんだよ。本部(会社)が社員の食事代を支払うのは、A Year Kick Off Meetingの後のパーティとか、年に1,2回の特別な機会だけだよ。貴方がいつも頑張ってくれているから、それに対する個人またはチームの好意なんだ。だから、個人の好意を会社の経費でお礼をするのは、ちょっと違うんだよね。」
「そんなの知らなかった。それを知ってたら、こんな金額は個人では絶対支払わない・・・」
「貴方の言うことは分かるよ。でも、本部のメンバーとのカラオケ代をこっちの会社で払うわけにもいかないよ。だいたい、本部の人間がどう理解したか知らないけど、きっと皆、貴方のおごりだと思ってるぜ。これを会社持ちにしてたなんてことが、本部に知れたら、貴方は逆にとんでもない奴だと思われるよ。本部は、こっちの苦しいサイフの状況も知ってるんだから・・・。どうする????」
てな、会話となりました。どうやって解決したかは内緒ですが、ちょっとしたカルチャーの違いが、勘違いを呼んだとても面白い事例だと思います。相互理解の難しさを改めて、感じた次第です。
本部の人間も、誤解を生むような好意はやめて欲しい!!!あとで、面倒なんです。この手の対応を英人とするのは・・・
"Karaoke with Tokyo Team" (東京チームとのカラオケ代) XX,XXX YEN
「なんじゃ、これ〜」と思って、その彼に来てもらって話を聞きました。(英語は思い出せないので、日本語で再現します)
「一つ教えて。このカラオケ代って何?」
「(正々堂々と・・・)東京のチームが、夕食をご馳走してくれた後、カラオケに連れってくれたから、その費用はこっちで持ったんです」
「社内やグループ会社とのエンターテイメント(接待)は、会社は払えないよ」
「本部への出張中は、皆凄く歓待してくれた。食事はいつも、本部が払ってくれた。イギリスじゃ、自分で食べたものは自分で払うのが普通だから、自分はとってもきまりが悪かった。いつもそれでは流石に申し訳ないから、最後のカラオケ代はこっちが持つことにしたんだ。(それが、何か?????)」
「う・・・・・・・・・・・ん。もしかして、その食事代は本部が払ったと思っている?」
「(何をこいつは言っているんだという顔で)じゃないの???」
「それは、ありえないよ。それは、食事の後でマネジャーが払うか、そこに一緒に居た人が割り勘にしているんだよ。本部(会社)が社員の食事代を支払うのは、A Year Kick Off Meetingの後のパーティとか、年に1,2回の特別な機会だけだよ。貴方がいつも頑張ってくれているから、それに対する個人またはチームの好意なんだ。だから、個人の好意を会社の経費でお礼をするのは、ちょっと違うんだよね。」
「そんなの知らなかった。それを知ってたら、こんな金額は個人では絶対支払わない・・・」
「貴方の言うことは分かるよ。でも、本部のメンバーとのカラオケ代をこっちの会社で払うわけにもいかないよ。だいたい、本部の人間がどう理解したか知らないけど、きっと皆、貴方のおごりだと思ってるぜ。これを会社持ちにしてたなんてことが、本部に知れたら、貴方は逆にとんでもない奴だと思われるよ。本部は、こっちの苦しいサイフの状況も知ってるんだから・・・。どうする????」
てな、会話となりました。どうやって解決したかは内緒ですが、ちょっとしたカルチャーの違いが、勘違いを呼んだとても面白い事例だと思います。相互理解の難しさを改めて、感じた次第です。
本部の人間も、誤解を生むような好意はやめて欲しい!!!あとで、面倒なんです。この手の対応を英人とするのは・・・