その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

イギリス人のメディア消費

2010-08-19 21:13:03 | ロンドン日記 (日常)
 今日のTimes紙らのメディアでは、イギリスのメディア規制官庁OFTELから発表された英国人のメディア消費の実態調査の結果が報道されていて、興味深いものでした。

いくつかのデータ(いずれも1日あたり)
-平均テレビ視聴時間 173分
-平均ラジオ聴取時間 62分
-オフィスでのコンピュータ利用時間 36分
-メール利用時間 34分
-書籍/新聞等の読書時間 31分
-FaceBook等のソーシャルメディア利用時間 19分
-固定電話利用時間 15分
-携帯電話利用時間 12分

テレビの視聴時間は1992年以来最大の数字。
携帯による通話時間は640億分(2004)から1180億分へ(2009)
スマートフォーンユーザー 550万(2008第2四半期)から1280万(2010第2四半期)
テキストメッセージ(携帯メールの簡易版) 270億通(2004)から1040億通(2009)へ

16-24歳までの年齢層は半分以上のメディア消費を携帯とコンピュータに頼っている
55歳以上の高齢者もブロードバンドは普及し、若年層との差が利用度の差は詰まっている

などなど

 「平均」というだまされ易い数字ではありますが、なかなか面白いです。日本の数字がわかりませんが、ラジオを62分も聴いているというのも面白いし、いまだ固定電話で電話する人のほうが多いというも「へえ~」。まあ携帯とかネットの利用度が飛躍的に高まっているというのは、日本も同じでしょう。メディア受容とか消費活動は、それだけで立派な学問の一分野になりますから、奥深いものですが、この数字の裏にある人の行動や社会の特性や変化を考えるのはなかなか面白いです。

 ※OFTELからの公式ニュースリリースはこちら→
コメント
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