デモ車1号機(個人車)にも装着していますが、純正マフラーの加工を始めました。今回、加工を始めるにあたり加工治具等も新規製作してもらいましたので、加工精度は格段に良いと思います。加工については、第2膨張室と第3膨張室を繋ぎ、一つの膨張室としストレート排気構造になっています。エンドパイプ部分は、溶接加工になっていますので、消音する場合は、付属の暖気用消音パイプを差し込み、内側からボルトで留める構造になっています。説明文は、ホームページの通りですが、写真の下に転記しておきます。納期については、外注さんのスケジュール次第ですが、2~3週間程度の予定です。写真は、新品部品の加工を頼まれたもので、お客様注文分です。
★輸出用ノーマルマフラー加工:工賃 65,000(税別)暖気用消音パイプ付属
※旧型Vmaxの純正マフラーは、エキパイの長さが前後で違い、リアバンクが短くなっています。そのためスリップオンマフラー等を接続すると、前後の気筒で排圧の差が生じ、リアバンクが抜け過ぎになります。純正マフラーは、膨張室(チャンバー室)があり、マフラーの接続は、4-1-2になっています。サイレンサー部は、反転膨張室になっていますので、この部分を加工し、ストレート排気に変更すると若干の低速トルク減少は見られるものの、吹け上がりは、純正を上回ります。音量につい ては、グラスウールの残量によりますので、音量を下げる必要がある場合は、付属の暖気用消音パイプを装着してください。純正マフラーより抜けが良くなりますので、キャブレターの同調及びセッティングを行った方がより良くなります。
※純正マフラー脱着:工賃12,000(税別)
※純正キャブレター脱着:工賃11,000円(税別)
純正キャブレター調整&同調:工賃16,000(税別)
純正キャブレタージェット類交換:作業時間次第(別途必要部品代)
★国内仕様用ノーマルマフラー加工:工賃 75,000(税別)※暖気用消音パイプ付属
※説明文は、輸出用マフラーと同じですが、エンドパイプの構造が少し違うため、国 内仕様の方が加工工程が増えますので、価格が上記のようになります。内部構造の違いは、第1膨張室から第2膨張室に抜けるパイプが1本少なく(逆車4本、国内3本)第2膨張室から第3膨張室に抜けるパイプも1本少ないです。(逆車3本、国内2本)ただ、第2と第3膨張室については加工するので、違いは、第1から第2へのパイプの本数になります。国内仕様ベースの方が、抜けを押えてあるので、低速トルクが出て、音量も少し小さいです。吹け上がりに関しては、抜けの良い逆車ベースの方が良いです。
2019.02.13 作業担当 ヤダ(矢田)