ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1167、早くも決り

2011年05月27日 | Weblog
2012年の米大統領選は「早くも決り」、の感があります。

来年11月の米大統領選に向けた共和党の候補者レースで台風の目となっていた富豪のドナルド・トランプ氏は16日、予備選に出馬しない意向を表明しました。
同氏は一時、党内の支持率でトップに躍り出ましたが、ビジネスのための売名行為と見る人もいました。
オバマ大統領の出生地問題を執拗に攻撃していましたが4月下旬に大統領がハワイ州発行の出生証明書を公表して以降、トランプ氏の支持率は急降下していました。
勝目のない戦いから、さっさと撤退したようです。
1144、舌戦開始」を参照
また、最有力候補と見られていたハッカビー前アーカンソー州知事も不出馬の意向を表明しています。
2008年の大統領選で副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事の支持率も後退気味で、不出馬の観測が高まっています。
同党の候補者指名争いはますます混迷してきました。
共和党には現職のオバマ大統領に対抗する有力な候補者は見当らず、かつてのレーガン氏のようなカリスマ的候補は期待できません。
1104、空母と被災住民」を参照

一方、民主党は現職のオバマ大統領で決りです。
ウサマ・ビンラディン容疑者の殺害で、オバマ大統領の支持率は上昇していますが、これは一次的なもので全体としては低迷しています。
しかし、共和党から誰が出てきても現職の大統領には対抗できないでしょう。

2008年の大統領選でオバマ大統領、クリントン国務長官と民主党の指名争いを演じたジョン・エドワーズ元上院議員(57)は選挙資金を私的に流用したとして、近く訴追されるようです。
不倫問題なども大きく報道され、政治生命は完全に断たれました。
2004年の大統領選ではケリー上院議員と組んで副大統領候補になり、将来の大統領候補として期待されていましたが。
下の写真は2008年の予備選でオバマ氏、クリントン氏とテレビで討論するエドワーズ氏