ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

132、ニューヨークのお店

2008年05月03日 | Weblog
ニューヨークではいろんなコンベンションが行われますが、「ジェイコブ・ジャビッツ・コンベンションセンター」ができるまでは会場は決まっていませんでした。
幾つかのコンベンションに行きましたが、印象に残っているのは電気製品のコンベンションが行われたときです。
1980年頃で、ホテルのボール・ルームが会場だったと思います。(?)
家庭用ビデオが発売された頃でVHSとBETAが熾烈な戦いをしていましたが、その後の経過についてはご存知の通りです。
会場にはビデオ以外にもいろんな新製品が展示されていました。

私はその頃電気製品の販売もしていました。
54、マフィア来たる」で、ニューヨークのビジネスはその出身国によって支配されている、と書きました。
(魚関係のビジネスはイタリアやギリシャ系、八百屋さんは韓国系など)
電気製品も同じです。
タイムズ・スクエアなどには電気製品を販売する店がたくさんありますが、その多くはスパニッシュ(南米出身でスペイン語を母国語とする人)が経営していました。
彼らが商品を仕入れに行く問屋(Wholesaler)はジューイッシュ(ユダヤ人)が支配していました。
広い倉庫に商品が山済みされていて、小売店(Retail store)はそこに仕入れに行きます。
看板も無いので一般の人には分かりません。
私はこの方法をマンハッタンで店を経営していたスパニッシュの友人に教えてもらいました。
仕入れするには免許のようなもの(Retail number)が必要で、最初は彼の店の名前で仕入れていました。
このような問屋が何軒もあり、値段も違っていて交渉によって値切ったりします。
支払いはチェックが一般的ですが、現金を持っていくと交渉し易かったです。

その他に食料品、日曜品、衣料品、ギフト、日本の食料品などいろんな商品を扱いましたが、基本的には電気製品と同じです。
小売店は問屋に行って必要な商品を仕入れるか、電話して配達してもらいます。
ニューヨークの町にはこの配達のトラックがたくさん走っています。

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