ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1161、火鉢

2011年05月21日 | Weblog
1152、仕分け中」の続きです。
このブログを読んでいる人で、火鉢を見たことがある人は少ないと思います・
火鉢(ひばち)は暖房器具のひとつで、炭を焚いて暖を取ります。
エアコンの無かった昔は暖房といえば火鉢か炬燵でした。
炬燵も電気ではなく炭を使用し、その後練炭が使われるようになりました。
陶器や金属製のものが主流でしたが、木製や石製のものもあったようです。

蔵から直径30cm~50cmの火鉢が7~8個出てきました。
灰が残っているのもありました。
金属製の箸のようなもの(名前を忘れてしまった)で炭をひっくり返したりしました。(赤丸)
私の家は大きかったので村の寄合い(会合)などを行いました。
その時火鉢に炭を熾し皆で火に当たりました。
又、娯楽の少なかった昔は興行師が来ていろんな催しを行いました。
春から秋にかけては農作業が忙しく、冬の農閑期に行われましたが、このとき活躍したのが火鉢です。
私の印象に残っているのは、小学校1年生のころ浪曲師が来て、村の人が60~70人集まり、火鉢に当たりながら聞きました。
最近はあまり聞きませんが、昔はラジオでよく放送していました。
ストーリーがあり面白かったです。

1160、4:30am

2011年05月20日 | Weblog
「1138、やっぱりだめか!」で、私は4時に起き5時に畑に行くと書きましたが、日の出はどんどん早くなっています。
昨日19日の日の出(前橋市)は4:34amで、4:30amに畑に行きました。
上の写真左は日の出直後の4:40amに撮ったものです。
逆光なので暗く写っていますが、4:40amはすっかり明るくなっています。
畑の東は道で、その反対側に神社があります。
昼間は人や車が結構多く通りますが、この時間人や車は全くいません。
5:30amになると犬の散歩をする人が出てきます。(上の写真右も暗く写っていますが、太陽はかなり高く、燦々と輝いています。)
6:00amになると車も動き始めます。
7:30amになると通学の高校生が自転車で走って行きます。

観察しているといろんな人がいて面白い。
畑の中に犬を入れて糞をさせる人。
いろんな花を植えていますが、だまって持っていく人もいます。(ほとんどの人は「ください」、と言って持っていきますが)
果物も持っていかれます。
昨日までたくさんなっていたのに、朝行ったら1つも無かった、ということもあります。
数個ならご愛嬌ですが、全部持っていかれると、さすがにショックです。
1135、花盛り」を参照
人も様々で「おはようございます。」と挨拶する人もいます。
これは年齢に関係なく、元気にあいさつする高校生もいます。(女性が多い)

何が言いたいかというと、「4:30am」には明るくなりますが、ほとんどの人は眠っている、ということです。
エネルギー不足のこの時期、太陽が燦々と輝いているのに眠っているのはもったいない。

1159、マイナス金利

2011年05月19日 | Weblog
日本はゼロ金利状態が続いています。
銀行に預金をしていても利息はほとんどつきませんが、元金はなくなりません。
アメリカの銀行は、一定の預金(シティ・バンクの場合、10,000ドル位?)がないと手数料を取られます。
1158、やっと終了」で息子のことを書いたので思い出しましたが、シアトルに留学していた息子が日本に帰るとき、銀行に300ドルくらい残してきました。
毎月手数料を引かれ、約3年で0になってしまいました。
実質的にはマイナス金利です。
アメリカでは生活費などの支払いはチェック(小切手)で行うので、銀行もそれなりの手数料を取るのだと思います。
276、ゼロ金利」を参照

*すべての銀行が手数料を取るのか分かりませんが、私が利用しているシティ・バンクと息子の銀行は、そうでした。
429、ソーシャル・セキュリティー・ナンバー」で書いた銀行は引かれなかったような気がします。(昔のことで記憶があいまい)

1158、やっと終了

2011年05月18日 | Weblog
東関東大震災で被害を受けた蔵の修理をしていましたが、1か月近くかけてやっと終了しました。(仕分けはまだ終わっていません。)
今、蔵は無用の長物と化しています。
昔は米俵や貴重品を保管していましたが、今は物置になっています。
我家の蔵も中はガラクタばかりです。
維持するには金もかかるので、傷んでも修理せずそのまま放置しておいたり、取り壊す家が多くなっています。
私の子供のころは近所に5~6個ありましたが、今は我家の蔵を含め2個だけです。

今回の地震の被害で「取り壊そう」とも思いましたが、先祖代々の蔵なので私の代は残しておこうと思って修理しました。
これが息子の負担にならなければと思います。
最も、息子がこの家を継ぐか分かりませんが。
近所に旧家がありました。
広い屋敷内に大きな家と蔵がありましたが、今はさら地になっています。
数年前まではおばあさんが一人で住んでいましたが、後を継ぐ人がいませんでした。

1157、オペラは楽しい!

2011年05月17日 | Weblog
1156、公演中止相次ぐ」で「カルメン」の公演が中止になった、と書きました。
オペラと言うと「難しい」、「とっつき難い」というイメージがありますが、楽しいものです。
私も以前は、オペラとは縁がありませんでしたが、ひょんなことからオペラ好きになりました。
オペラを見たことがない人は、一度見に行ってください。
「カルメン」や「蝶々夫人」などはストーリーも分かり易く、オペラを見たことがない人でも聞きなれた曲が多くあります。
愛、友情、誘惑、官能、背徳、嫉妬、死など、普遍的な人間の心理を表現していて、現代に通ずるものがあります。
ソリスト、合唱、指揮者、オーケストラ、衣装、舞台、その他のスタッフが参加する「総合芸術」で、みんなで作り上げる楽しさがあります。
圧倒的な歌唱、表現、演技、舞台装置、そして感動的なストーリーは、笑い、涙を誘います。
これはミュージカルや映画などにも共通するものです。

7月の「魔笛」公演にも200人以上が携わります。
魔笛の中で夜の女王が歌うアリアは「コロラトゥーラ」という歌唱法だそうで、「人間はこんな声も出るのか」と驚かされます。
20世紀最高のソプラノ歌手と言われたマリアカラスの夜の女王。
http://www.youtube.com/watch?v=6KxgRb8P88I&feature=fvwrel
7月の公演でこの曲を歌うのは27~8歳の若い子で、夜の女王にしては「可愛いすぎ」ますが、歌唱力は抜群です。

1156、公演中止相次ぐ

2011年05月16日 | Weblog
海外アーティストの公演中止が続いています。
7月12日に東京文化会館で予定されていた「ブカレスト国立歌劇場」の「カルメン」公演が中止になりました。
東日本大震災と、これに伴う福島第一原子力発電所の事故の影響を受け、来日を見合わせることとなったためです。
「カルメン」はオペラ史上最も多く上演されてきた人気の歌劇です。
今回、主役の「カルメン」を演じる予定だったのは、新世代の「カルメン歌い」として世界各国の歌劇場からオファーが絶えないミリヤーナ・ニコリッチ(メゾ・ソプラノ)で、初来日となる今回の公演で、日本の観客にその姿を現す予定でした。
http://www.ints.co.jp/carmen/index.html
新聞で公演の広告を見て、すぐ購入しましたが中止となり残念。
現在チケットの払い戻しの手続き中。

カルメンは私がオペラに触れた思い出深い作品です。
過去に2回公演に参加しました。
568、カルメン」を参照

私の所属するオペラ団体は7月17日に歌劇「魔笛」の公演を行います。
昨日も練習がありました。
練習のことを「稽古」と呼んでいますが、これは業界用語なのかな?
なんか、相撲の稽古みたいです。
また、挨拶はいつでも「おはよう」です。
朝は勿論、昼でも夜でも集合したときが1日の始まりで「おはよう」の挨拶で始まるようです。
魔笛は2005年に次いで2度目です。(私にとって)
前回は日本語でしたが今回は原語での公演で、ドイツ語に苦労しています。

5月5日の「ウィーン少年合唱団」も来日を見合わせ、中止。
5月18日に伊勢崎市文化会館で行われる予定だった「リチャード・クレイダーマン」の公演はホールが地震で被害を受け、こちらも中止。
楽しみにしていた公演が何れも中止になりました。

1155、日本にもあった

2011年05月15日 | Weblog
273、ポストマン」で、「私の知る限り日本の歌で郵便配達員を歌った曲は記憶にありません。」と書きましたが、日本にもありました。
昨日カラオケに行きましたが、65歳くらいの男性が「あこがれの郵便馬車」を歌いました。(彼はユーミンの歌も歌います。)
昭和26年の曲で、作詩:丘灯至夫・作曲:古関裕而 で、岡本敦郎さんが歌っています。
You Tube 「あこがれの郵便馬車

1、 南の丘を はるばると
  郵便馬車が やってくる
  嬉しい便りを 乗せて
  蹄の響きも 軽く
  耳をすまして ごらんなさい
  ほらほらほら ほら やってくる
  郵便馬車は 夢の馬車

2、 レモンの花の 咲く道を
  郵便馬車は 日に一度
  嬉しい便りは 誰に
  君 僕 あなたの胸に
  広い牧場の お昼どき
  ほらほらほら ほら やってくる
  郵便馬車は 愛の馬車

3、 峠を越えて はるばると
  郵便馬車の 見える頃
  嬉しい便りは まだか
  若者みんなが 待つよ
  耳をすまして ごらんなさい
  ほらほらほら ほら やってくる
  郵便馬車は 今日も来る

そういえば、私も昔聞いたことがあります。(私が聞いたのは昭和26年ではなく、もっとあと。)
「郵便馬車」なるものを見たことはありませんが、明るいメロディで「嬉しい便り」を運んできそうです。(蹄の音が軽やか)
「郵便馬車」が本当にあったか疑問視する人もいますが、古関さんは、「昔、北海道にあった」、と語っていたそうです。
昔、北海道にレモン畑(檸檬)があったか分かりませんが、ここで歌っているのはある意味「メルヘン」の世界かも知れません。
若者だけでなく、みんなが待っています。

郵便配達員の同級生がいますが、バイクで廻っています。
「郵便バイク」は、日に一度来ます。
147、バイク」も参照

1154、緑のセントラルパーク

2011年05月14日 | Weblog
私の住む地域では昨日(13日)30度近くまで温度が上昇し、隣の高崎市では30度を超え夏日になりました。
ニューヨークも5月に入ると突然真夏のように暑くなることがあります。
ニューヨーカーの憩いの場、セントラルパークは緑がまぶしく映えます。(上の写真)
760、真夏のよう」を参照

マンハッタンの街路樹も緑がきれいです。
123、ニューヨークの街路樹」を参照

1153、556メートルから自殺

2011年05月13日 | Weblog
日本では芸能人の自殺が続いています。
タレント上原美優さん(24)が12日亡くなりました。
テレビなどで活躍し人気も高く、「なぜ?」という感じです。
先月25日には俳優の田中実さん(44)が自宅で亡くなっているのを発見されました。
人生にはいろんなことがあり、死にたいと思うときもありますが、乗り越えられない壁はありません。
必ず良いことがあります。

10日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにある世界最高層ビル「ブルジュ・ハリファ」で男性が飛び降り自殺しました。
147階から飛び降り、108階のデッキに落下して死亡しました。
男性はこのビルで働いていましたが、会社が休暇の申請を認めてくれなかったことを理由に自殺を図ったそうです。
147階は地上556メートルと推定され、108階まで195メートル落下した計算になります。
建造物では史上最高地点からの飛び降り自殺です。
来春完成予定の東京スカイツリー(634メートル)で入場者が上れる最高地点の第2展望台(450メートル)より100メートル以上の高さです。
ブルジュ・ハリファは160階建て、高さ約828メートルの超高層ビルで、2010年に開業しました。
676、どこまで続く競争」を参照

2月に起きたニュージーランドド、ルクライストチャーチの地震。「1099、クライストチャーチで追悼式
3月に起きた東日本大震災。「1092、M9.0
昨日はスペイン南部で地震があり、建物が壊れ、死者・負傷者が多数出ています。
世界各地で地震が起きていますが、828メートルの高さで地震が起きたらどうなるのか。
想像しただけで「ぞーっ」とします。

1152、仕分け中

2011年05月12日 | Weblog
納屋に運んだ荷物を整理しています。
蔵に戻すものと処分するものを仕分け中です。
1147、ガラクタ」を参照

長持(ながもち)は、衣類や寝具、調度品などの収納に使用された長方形の木箱です。
長さは約160cm、幅と高さは約60cmで、これに木の蓋が付いています。
写真の長持がいつ頃のものか分かりません。
かなり傷んでいますが、朱漆が塗られていたようです。
昔は嫁入り道具の一つで、これに着物などを入れ、両端の金具に棹(さお)を通して二人で担いで運んだそうです。
こんなのが3つありました。
写真の奥にも写っていますが、古い箪笥や木の箱がたくさんありました。
泥棒は中身だけ持って行ったようです。

「長持」の名は、長く使ったからついたのかな?
それとも、細長い箱で持ち運びできたからかな?